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November 27, 2007

暮らす人をまず感じたい - 風の回る家N邸 Vol.02

私は家を考える時には、出来ればその人の
現在住んでいる家を見たいと思っています。
私にとって一番解りやすいその人なりの暮らし方が
そこには有るからです。

今回のクライアントであるN御一家との打ち合わせは殆どが
N氏の家となりました。
晴れた日もあれば雨の日もある為色々な
考えがそこで浮かんだりするのも確かです。

何よりそのN御一家の為の家を考えるには
普段のN御一家の事を知らなければならないと思っています。

最初の内は
私はN御一家の事を勉強させて頂きながら
N御一家様にはプランニング図を元に
家の考え方やコンセプトの提案を聞いて頂きます。

実はこの時間がプランニングには本当に重要な事だと思っています。

最初は
「部屋が何個あって明るくて気持ちのいい家」
と言うレベルで言葉でプランニングがスタートします。

しかし時間を掛けしっかり練り上げていくと

・自分らしい正しい暮らし方
・自分の家の必要な項目
・家に求める物事の考え
・この土地で一番大切で快適な過ごし方

など話しながら考えていくことになります。
そうなると
「なぜ部屋が何個いるのか・・・」
「どんな部屋が明るくて気持ちいいか・・・」
と言う疑問を一緒にプランニングを重ねながら
進んでいきます。

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November 26, 2007

敷地から考える - 風の回る家N邸(プライング第1回)

風の回る家について色々考えたことをまとめていきたいと思います。
敷地は広島県広島市安芸区矢野にある河口付近の鋭角なほぼ二等辺三角形な敷地です。

敷地の気候の特徴

中国地方の山陽地域に位置し
海沿いの配置な為温暖で非常に住みやすい地域であると思います。



瀬戸内海地方特有の、梅雨時期の集中継続豪雨は河川の動向を
気にする必要もあります。
床下浸水等の被害は過去多くは有りませんが、昨今の異常気象の事もあり
前例を元に考えるのは非常に危険なため
出来れば現状地盤よりなるべく高い位置に建物を上げていきたい所です。
河口近くということもあり吹き抜けてくる台風時には強風の恐れもあります。

川向こうには 陸上自衛隊海田市駐屯地があり夏場には花火が上がります。
できればそんなイベントもより楽しめる暮らしを提供できないかとプランニングの
材料の一つとしています。

西側は開けており非常に西日が大量に当たりそうなため、西面への窓の取り方には十分気を遣いたいと感じました。



敷地の東・南側は平屋建てや2階建ての背の低い住宅等が建ち並び
北面に道路と河川があります。
数回この敷地に足を運び色々見ていると、風の気持ちの良い場所が数点見えてきました。

敷地の「三角形」という形状は周囲の「四角形」の住宅とは、全く違う魅力的な配置になると
予感しながら、周囲の建物を観察しつつプレンニングに取り入れていきます。

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November 22, 2007

CPD制度と専攻建築士 更新作業中

月末締め切りのCPD制度更新の準備をしています。
CPD?と言っても何のことか解りませんよね。

CPD制度とは

  建築士に仕事を依頼するにも

  「実績のある建築士なんですか?」

  「現状の時代の法令や暮らしに即した仕事の出来る建築士なんですか?」

  「まじめに普段勉強を重ねている建築士なんですか?」

   等々色々な事が考えられます。
   Continuing Professional Development(略してCPD)なのですが簡単に言えば
   常に勉強を重ねてその時代時代にあった学習を続け
   知識や技能の向上をしている建築士と証明する制度です。
   CPDを所得するには決められた単位の講習や活動を始め
   実績がないと認定されません。
   

専攻建築士とは

   上に書いたCPD制度により証明された建築士の中から
   専門的に就業している方々を証明する制度です。

   「建築士というのは設計をしているんじゃないの?」

   と言われがちですが建築士にも色々な専門職が存在します。

   私のように設計専門の人もいれば
   構造専門の人から現場で生産活動をしている建築士
   そして先生などの建築士もいます。
   お医者さんで言えば外科や内科などの専門別認定といった所でしょうか

   そんな消費者から見て貰っても「何をする建築士?」と解りやすい為の制度です。



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November 20, 2007

設計監理は忘年会の幹事である

未決定部分を
クライアントと打ち合わせしてはまとめ
現場にいっては確認をしつつ
工事の担当と打ち合わせする
そんな準備や打ち合わせの毎日が続いています。

「設計なんて図面を書けば全てが終わる」
なんて言われる方も多いですが
実際は図面を書いている時間というのは
私の場合は2割程度でしょうか。

「では何しているの?」
と言う話になりますが
「設計監理をしています。」
と一言で言ってしまえばそうですが

建物は人が手作りで造る物です。

図面に書いてあるだけで工事が終わればいいのですが
工事管理者(工事施工者:監督さん)には図面だけでは
足りないものが沢山あるのです。

設計監理無しで工事を進めるのは
幹事抜きで忘年会をするようなものなのです。
「確かに忘年会はしたが・・・みんな好き勝手やって・・・」
やはりスケジュール調整をして参加者の希望を聞いて
予算を決めた上で連絡をして実行する。
そんな幹事さんであれば同じ予算で
もっと楽しい忘年会が出来る筈です。
忘年会は一時で終わるのでまだ良いのですが
家は完成した後から「始まる」のです。

お客さんが理解出来ない部分で工事の都合で変更になったり
想いと違った仕上がり具合になってしまっては
同じ建つものでも全く違う建物になってしまいます。

家の計画から工事中そして暮らし全ての工程で
同一の意志を持ちまとめれるのは設計士だけだと思っています。

「ここに窓つけてください」
じゃここらへんで・・・

これではダメなのです。
いくらプランニングで光の入り具合等を検討をしても
肝心な現場で自由にされてしまうと
効果は半減してしまします。

私の設計への想いは
図面で書かれた以上の建物は現場では生り得ない

だから図面で120%の仕上がりに挑戦します。
現場で打ち合わせを重ね100%まで仕上がる出来にします。
これが設計監理だと思っています。

設計監理がないと平気で50%という結果に生りかねないのです。


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November 17, 2007

トイレのローコストすっきりリフォーム

リフォームといえばリフォーム業者という考えが根強いと思います。
リーフォーム専門と言えば当たり前かもしれません。
ですが私もリフォームはさせて頂いています。

ですがリフォーム業者さん達とは少々考え方が違います。

お客さんから
「トイレをスッキリとリフォームしたい」と
言うお話が実際ありましたのでそれを例にあげてみます。



現状はアクセサリー等は省いていますが標準的なのトイレプランです。
お話をさせて頂いていると最近の「ロータンクレスなトイレ」のイメージがあり
トイレにアクセサリーなど置いておきたい要望も上がってきました。



普通に考えればこのようにロータンクレスにしてしまえば
掃除も簡単に行えスッキリとします。

リフォームではつい取替えやり換えを前提に発想してしまいます。

ですが本当はトイレに不満が有るわけではないのです。
トイレ内の雰囲気や機能に不満があるのです。

目的:スッキリして機能的なトイレ空間

これがテーマなのです。
今あるトイレを撤去して新しくトイレを付けるという方法もありますが
その予算を他に使うことも可能です。

そこで一案



ロータンクが見えるためスッキリ感じないなら
隠してしまってもいいと思います。
アクセサリー様に棚等を準備してもいいと思います。
尚かつ間接照明等をプランニングしてやれば
もっと違ったトイレにリフォーム出来るとおもいます。

実際に見積りも取りましたが
予算的にも新しいロータンクレストイレを準備するより
遙かにローコストになります。

発想次第で色々な事ができるのです。


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November 16, 2007

呉建築セミナーを終えて中間検査完了へ

先週の話ですが建築士会呉地区支部の年間重要活動の
呉建築セミナーが無事終わりました。
構造家として今回は佐々木睦朗氏にお話を聞きました。
色々な建築家とのコミュニケーションのお話から
「形を徹底的に決めてから当てはまる構造を考え出す」と言った
先生の言葉がとても印象的でした。
このイメージが欲しいと思えば徹底的に研究を重ね
発想を膨らませながらどう支えるか考えるのだそうです。



構造という分野も最近非常に厳しい制限の中に立たされています。
それを全て乗り越え検査に合格して尚かつといった流れになりつつ有ります。

今日は風の回る家の構造担当の平田さんと共に現場の検査に行って参りました。
各分野には専門の知識がありそれを統括するのが私の役目です。
専門の目で見れば小さな事も重要な課題になる事だってあり得るかも
しれません。
構造の立場から再度チェックを頂きながら訂正箇所等を
現場に伝えなければなりません。
とても重要な役割をさせて頂いている自覚を改めて感じました。


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中間検査しています-風の回る家N邸-

先週から色々な仕様決定の為の打ち合わせ様に資料を準備し
御施主様と今週頭に打ち合わせを重ねました。
最後には現場であーでもないこうでもないと
話しながら大体の仕様の決定をし終えました。

それに併せ本日の中間検査に向け事前検査をしつつ
現場の細かい部分について現場と打ち合わせをしていました。
中間検査は問題なく本日受理されました。
これもひとえに現場の管理をして頂いている
アイリフォームの方々と現場で作業して頂くみなさんのお陰です。

そして明日は構造士の方と検査に向かいます。
通常の場合は中間検査さえ受かれば・・・と思いますが
見る人の目というのはとても大切だと思っています。
書面申請上でよくても一番の目的は
「人に優しい家」なのです。





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November 10, 2007

本日は呉建築セミナーです

以前記事でお知らせしましたが
呉建築士会で行う呉建築セミナー今日開催です。

構造家 佐々木睦朗氏 です。
日時:2007年11月10日(土)
場所:つばき会館4階大ホール
入場料:無料

もしお時間有れば是非おいでください。
私は会場設営と写真撮影担当です。
カメラもってうろうろする予定です。

毎年セミナー後にレセプションをしますが
そこでは会計をさせて頂きます。
会費取りこぼしがないように・・・

今は来週初めに風の回る家のクライアント様との
打ち合わせの準備で必死になっています。
コンセントの位置から内部の最終調整にを行おうと
必死で図面を作成しています。
併せて中間検査も来週に受ける予定ですので
そちらの準備もしております。


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November 7, 2007

事務所の椅子を新調

先日事務所で私の座る椅子が

以前に岩本先生(建築家:岩本秀三氏)より「家具を大切に使わない奴はダメだ」と
言われていたのですが・・・壊れてしまいました。

事務所開設したときにプレゼントして頂いた、大切なオフィスチェアでした。
購入先に問い合わせをすると、保証が効いて同製品と取り替えてくれるというお話に。
しかし現在既に生産中止となったこともあり
また同等な製品を選ばせていただきました。
karimoku XT-4300という品です。


今度は壊れません様に。
改めて大切に使わせて頂きます。


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November 6, 2007

建築家:竹山 聖(Takeyama Sei)

本日は広島宇品にあるTOTO DAIKEN YKKAPのコラボレーションショールームへ行ってきました。
風の回る家のカウンターの見直し参考の為にでもあるのですが。
丁度 建築家:竹山聖氏の講習会「エロスとタナトス」が開催されていましたので参加して参りました。

エロス(愛(生命)の神)とタナトス(死の神)を象徴して
建築にも生の部分と死の部分が必要なのではないか
形には全てに於いて意味があるべきである。

といっても中々難しい様に感じますね。

一つ例えを上げてみます。
窓から光と風が家の中に当たっている状況を想像してみてください。

壁や窓は無機質な建築物としてタナトスです。

光や風景から風などは中にいる人にとってはエロスとなるのです。

こういった組み合わせを考え空間を創造していく
そんな建物の写真を見ながら試行錯誤を頭の中でさせて頂きました。





同氏の建築設計のなかに
周東町のパストラルホールがあります。
ギリシャの神殿のような香りのするホールです。
私は学生時代に2回ほど見させていただきました。
ご興味の有る方はどうぞ。

略歴
竹山 聖(Takeyama Sei)
  
  1954年 大阪府生まれ
  1977年 京都大学工学部建築学科卒業
  1979年 設計組織アモルフ創設
  1982年 東京大学大学院博士課程修了
  1992年 京都大学工学部建築学科助教授、現在に至る

  主な作品
  OXY乃木坂、D-HOTEL大阪、
  TERRAZZA青山、周東町パストラルホール

  主な受賞歴
  1988年 吉岡賞
  1990年 神奈川県建築コンクール優秀賞
  1991年 アンドレア・パラディオ賞
  1993年 名古屋市都市景観賞



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November 1, 2007

風の回る家N邸-棟上げ-

10月も秋らしくならないまま終わりを迎えました。
そんな昨日の31日に、風の回る家N邸の棟上げが執り行われました。





一日で建物のボリューム感が出来上がっていく
とても劇的な工程です。
家としての実感も沸いてきます。

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