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April 23, 2008

建て売り住宅のホスピタリティ

昨日ある方に夕方からインタビューをお願いされ広島市内で待ち合わせしました。
その方の研究しているテーマがタイトルにある「建て売り住宅のホスピタリティ」です。

テーマに興味をもったのでインタビューを受けることにしました。

ホスピタリティ=好意・誠意という意味ですが
建て売り住宅にそれが出来るというならこれほど良いことはない上に

「いい家を造りたい」と思ってから
住宅メーカー内定を蹴ることに決心し
建設会社に就職し現場を勉強した上でその会社の設計を担当
そして、私は設計事務所として独立をしました。

そういうことこそが「いい家を考える」私の土台なのですが
前述したテーマは全くそれを乗り越えたテーマに感じました。

そこで考えてみました。

建て売りのスタイルのホスピタリティ

 建て売り住宅というのは、その家に住むお客さんの要望が聞けません。
 建った後に決まるのですから当たり前です。
 ですから、万人に興味の沸く内容に成るのは当たり前です。
 しかし、それでは実際に住む人に一番良い家とは言えない事になります。
 私なら確実に絞り込んだプランニングを目差すべきなのかと感じます。
 
 絞り込むのは果てしなく範囲があり
 モデルケースは無数に広がることでしょう。

 では世代を絞り込むとするとどうでしょうか?
 子供が出来た頃の夫婦の世代をシミュレーションしてしまうと
 どうしてもその方々が、今必要な興味のある家になってしまいます。
 家というのは買った時か全てではなくスタートだと思っています。
 その全てに対応を考えれるそんな家ならばいいのかもしれません。
 私の場合は住む人が決まっている場合が多いので
 毎回トレースさせて頂けますが、
 建て売りとなるとこれはとても大変な事に感じます。
 
 しかし、商品としてならこのことはシェアの絞り込みにもなってしまいますね。
 
住宅のポスピタリティ

 住むというのは本当に多彩です。
 例えば車なら「ただ走ればいい」という人も居ますが
 それに誠意・好意となるとそれだけにとどまりません。
 人によっては「自分にあった座席が欲しい」と言う人もいるかもしれません。
 人によっては「格好のいい外観」を求める人もいるかもしれません。
 家の場合も「居れればいい」というだけでは
 ポスピタリィを感じることはできません。

 最近は建て売り住宅は設備ばかりに力が注がれている気がします。
 新しいものを装備すれば「便利」「清潔」と印象はとても良いのです。
 しかし、住み始めるとそう言うことは当たり前になりそのうち
 もっと新しいものが出てきてしまいます。
 環境などの対策にしても材料で対応していたり
 仕様的なもので対応していたりします。
 例えばシックハウス症候群について
 自然素材の材料にすればいいと思っていないでしょうか?
 もちろん材料は大切なことです。
 しかし、その上で換気しやすいプランであったり
 太陽の光の届く部屋となっていないと
 全く意味がないのです。

 ですからもっと当たり前のことを大切にできる建て売りは出来ないでしょうか。
 その土地の特性だったり環境を大切にするようなプランニング。
 そのパッシブなプラニングの効果を上げる必要があるのではないでしょうか。

 住宅団地で同じ建物が並ぶのではなくお互いを助け合う様な
 プラニングがもし出来るならその街並みですらホスピタリティに溢れる気がします。


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April 17, 2008

ライフスタイル?家と携帯電話

この数年で一番変わった物は
「携帯電話」を始めとする通信手段ではないでしょうか。

ひとに情報を伝える手段としては
「電話」というのはとても重要です。
当たり前ですが遠くの不特定の人と
いきなり部屋で話し始められるからです。

でも携帯電話が復旧してしまった今日
家のどこでも携帯に出てしまえる事になっています。

風の回る家のご主人さんは保険関係のお仕事をされています。
保険関係と言えば、お客さんと守秘義務のあるお話を
普段から意識しないとならない職業です。

いきなり掛かってきた電話をリビングで受けるわけにはいきません。
そこでご主人さん用の書斎兼仕事部屋を用意しました。



玄関はいって土間のまま土足で続いて書斎に入れます。
そのため家の中であり外でもある微妙な部屋になっています。
仕事着のまま入り込めるそんな部屋になっています。
さらに家族の生活空間は基本的に2Fにあるので
階数というフィルターを掛けていることにもなっています。

将来的に仕事として必要なくなった場合は第二の玄関収納として
活用出来ることも考えてあります。



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April 15, 2008

事務所家具をプロデュース

石井さんの事務所の家具をプロデュースさせていただきました。
手前のカウンターと大判のテーブルを作成させていただきました。
大判のテーブルは、斜めにスライドさせて配置することで
作業スペースを多彩にしているつもりです。


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April 9, 2008

200年住宅

「200年住宅」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
簡単に説明すると

 「長持ちし強度の高い家を建てる」=「建て替えが少なくなり地震も安心でコスト削減」
 よって
 「経済的にもゆとりのある生活」となる構想の様です。

正直、家を設計する私から考えればとても有意義な案に感じます。
長い間暮らすのですからその分色々な事を一件の家に盛り込んで居ます。
その為にもお客さんには長い間使い続けて頂けたらと思う気持ちで設計しています。

では200年住宅とはどんな・・・・家?
 これが一番重要ですね。
 今のところ
 「メンテナンス性」「間取りが自由になるスケルトン構造」
 もしこれが今までのように「一般的な家に於いての基準」を出すだけなら
 結局は、絵に描いた餅になってしまいます。

日本の家の建て替え間隔
 欧州などに比べ日本の家の建て替え寿命は30年と言われています。
 もちろん廻りをみればもっと長い寿命を蓄えている家は沢山ありますね。
 欧州の建物の場合は50年から100年などざらに有ります。

何故建て替える
 日本の多くの家は30年建つと耐久性が落ちるのでしょうか?
 だから建て替えとなっていくのでしょうか?
 思うに日本人のライフサイクルが30年で
 世代交代の時期を迎えているのではないでしょか?
 日本のビジネス自体設備など見ていると解りますが
 次々と新製品が誕生します。
 それにあわせ他の国と大きく違うのは「気候」も挙げられると思います。
 これだけ考えても根本的に「高耐久=長持ち」ではないのではないのでしょうか?
 一般的に構造は約60年そしてインフィル(内装・設備)は20年が平均的な寿命です。
 このインフィルの部分だけで現状の家の寿命が決まっている気もします。

 ただ、現状で構造躯体を残し他をリフォームすると言うのは
 変わりゆく建築基準法の規則と多くのコストが必要になっているのも
 確かです。30年後の建築基準法にマッチする新築住宅を
 今建てるのはとても難しい事と思います。

メンテナンス性の良い家
 これも長い間使い続ける為には重要なファクターになります。
 水廻りを始め色々な部位に関してメンテナンスは必須です。
 私もいつもコレには頭を悩ませながらポイントを押さえつつ
 設計しているつもりです。

もし・・・
 画一化されたシステム構造のなかで限定された家の構築のマニュアル化
 というのが200年住宅というなら、少し趣旨を外れていくようにも思います。


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April 7, 2008

ダイニングからお花見です






風の回る家の目の前には陸上自衛隊海田駐屯地があります。
先週末は2000本におよぶ第13旅団のさくらの一般開放日でした。
お施主さんにお誘いを受けて少しばかりのお花見ができました。



対岸のさくら並木です。
まだ八部咲きでしょうか。
この時期を飾る春の名物ですね。

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April 5, 2008

感じて楽しめるキッチン

キッチンと言えば「機能」であったり「収納性」だったり、色々考えてしまいますが
私の考えるキッチンはそれに併せてもう一つ大切な事があります。
キッチンは家事の城とも言える所ですね。
一日でキッチンに立つ時間というのは案外長いと思いませんか?

   食後の後かたづけをしながら洗濯物を回してみたり

   家族の帰宅を待ちながら料理の支度をしていたり

   冷蔵庫の中身を確認しながら買い出しの物を考えてみたり

   ゲストが来る時間を気にしながら準備をしていたり

人それぞれのキッチンでの暮らし方があると思います。
風の回る家では、片付け上手な奥さんに外の風景を見て頂きながら
家事が出来るスペースをご提案させて頂きました。

ちょくちょく目の前の電線に小鳥たちが羽休めに来るようです。
そんな姿だったり、角度を少し変えてみると離れた大通りの道の車が見えてみたり
その向こうに電車の走り去る風景も見えます。
風景は北面になるため夕方になると夕陽に当たる街並みが赤く染まり
正面には山並みが見え、天気の変わって来る様が見えてきます。
そんなキッチンの配置と窓の位置を考えてみました。

  「今日は道が混んでるね」

  「向こうの雲行きがあやしいな雨が降ってくるかも」

  「そろそろ夕方になってきちゃったね」

そんな、廻りで有ることを遮断するのでなく
自然に感じながら暮らして欲しい為の窓です。
自然と感じれば色々な事が解って来るようになり
それは気持ちの安心に繋がると思っています。
生活のゆとりというのはもっともっと自由に色々な物を
感じながら暮らせる事ではないかなと思います。



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