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July 18, 2008

家は内と外の境界線 第五回

前回までの四回を読んでいただければ
解るかと思いますが
家の内と外というのは色々考えることがあります。
もちろん、考えることはその敷地毎にで全く違う場合も多くあります。

いままで普通建物を考えるときには
家の中ばかり考えて居ませんでしたか?
間取りだったり収納の事だったり。。。。

しかし、本当は家の外も含め建物を考えるべきだと思います。
それによって家の配置から間取り、窓の位置から
暮らし方まで変わってきてしまうのです。

私の場合はその敷地を何度も確認にいきます。
想定は出来ても発想の為にはそれが一番の
設計の材料探しだと想っています。

July 17, 2008

家は内と外の境界線 第四回

内と外のお話も第四回
今回は少し私の恩師の古谷誠章氏が講習会で話した事を
考えてみたいと思います。

モンゴル高原に暮らす遊牧民達はゲル(家屋)で生活されています。
一般的にパオとも言うみたいですが
簡単に言えばテントのような構造の移動式住居です。
ゲルはとても住居としては進化したおもしろい構造になっていますが
いまはそこは置いておきます。

古谷氏談
 「ゲルで暮らす方々は家の中には隔ても壁もなくプライバシーがありません。
  なにせトイレすら無いのですから。
  ではその人達にはプライバシーが無いのでしょうか?
  いえ、一度ゲルの外に出てしまえば廻りには草原がひらけ
  人がいるわけでもなく、十分孤独になることが出来るのです。
  家の外にこそプライバシーが存在するのです。」

私にとっても衝撃的でした。
プライバシーというのは「家の内」の状況というわけでなく
人に与える条件から導かれるのです。
ならば条件さえそろえば家の外でも内でもプライバシーを
確保出来るのではないかなと思うわけです。

July 16, 2008

家の内の外の境界線 第三回

敷地に家を建てれば
敷地の中で「家の内」と「家の外」が出来ます。
その境界になるのが家の壁でもあり屋根でもあります。

今回は「敷地の中の家の外」とは少し違い
「家の外で更に敷地の外」の事を考えてみます。

窓から見える風景
というのは基本的に敷地の外の風景です。
よりよい風景を家から眺めたいという気持ちはあるのですが
それはここではひとまず置いておきます。

家を敷地目一杯に建てた場合と
家を隣地の建物だったり周辺環境(敷地の外)を考えた上で計画した場合のお話です。

目一杯建ててしまうと隣地建物との距離が非常に短く
窓からは隣の建物を見る風景になることがよくあります。
逆に言えばその窓の前に「壁」があるのと一緒の事ですね。
これでは日の光が入ってくるのは少し難しくなってしまいます。

しかし日照角度から窓の高さ・形と大きさなどを考えれば
見えてくる風景も全く違う物になります。
この為に一番大切なのは隣の建物までの距離です。
隣との距離さえあれば
窓を高い位置に持って行けば
人は見上げるように空を見ることが出来るでしょう。
地面すれすれの窓にすれば地面しか見えないでしょう。
それも隣地との距離次第なのです。
本当に必要な距離を配置するには
敷地より外の部分の環境も大きく影響してきてしまいます。

July 15, 2008

家は内と外の境界線 第二回

前回のお話から
家は外と内の境界線に存在する物として考えると

家の外も中の様に使用できる

としたらどうなるのでしょう?
少し考えてみた一案を書いてみます。

1階のスペースをオープンに考え
大小ある庭にはみ出していけるプランです。
「抵抗なく外に出て行ける」
ということは裏を返せば外の土地も
内部として利用できるのではないでしょうか。
通常の閉鎖された内部は2階にあり
天候・気候によって使い分けを行います。

家の外とつながっていると衛生的な問題があります。
空調の問題から雨の排水から泥汚れの棲み分け
靴にしてもどう使うか
いろいろに考えることは無尽蔵に増えていきます。
しかし、そういったことを計画をしプランニングするのも
私の勤めなのです。

上の案はあくまで例ですが
色々考えた上でコンセプトを決定し計画すれば
住む人にとって新しい空間の一つが出来
新しいライフスタイルが生まれると思います。

July 14, 2008

家は内と外の境界線 第一回

」というのは
外の世界と中の世界の
境界線」ともいえますね。

今回はその境界について少しお話してみようと思います。

普通家を建てる時は今ある敷地を利用して
コストの許される限り最大限の建物を建てようという事を
考えておられる方もいらっしゃいますし
それが価値を高める当たり前の事と思われている節があります。
特に日本では土地は非常に高価な物です。
余らせればもったいないと言う気持ちがありますね。
これはとても大切なことなんです。

実は日本の戸建て用の団地敷地分割は
この定義で「一戸建て」の建物が入る大きさが決まり
その値段が決まっている様に思うのです。

その為なおさら団地では一戸建てが綺麗に入る状態になり
お隣さんとの距離もそれなりにといった状態になります。
分譲住宅街のどの建物も殆ど同じ配置になってしまうのも
これが原因かもしれません。

だからといって建物の形を考えて敷地を変えることなんてできませんね。

では、もし「家の外も中の様に使用できる」
なんて考えが浮かんだらどうでしょうか。

次回はそんな家の内外の事をもう少し掘り下げて見たいと思います。

July 9, 2008

先輩が来店

今日は私が昔勤めていた会社で
設計の先輩でした。
そんな矢吹さんが私の事務所に顔をのぞけて頂きました。

JW_CADに関しては本当に著名な方です。
矢吹CAD建築研究所の矢吹さんです。
呉CADフォーラム
矢吹さんに役15年前に渡された
JW_CADは今も愛用中です。

お互い独立してしまったのですが
昔の会社の話など色々思い出すように話ながら
ひとときの楽しい時間を頂きました。
話は膨らみ矢吹さんの家の裏山に
事務所を建てようとか色々話せて楽しかったです。

また寄ってくださいね。
またこちらからもおじゃまさせてもらいます。



July 8, 2008

敷地試験堀

今とある施設の設計に携わっていますが
本当に敷地をしっかり検査して状況把握していないと
設計自体前に進まないのです。
これは擁壁の基礎の範囲を調査するために
試験堀しています。



July 7, 2008

中古物件購入前に調査も大切です

本当に暑いですね。
九州・山口はもう梅雨明けしたそうです。
広島ももうそろそろの天候ですね。

週末の土日は某リフォーム相談会の
一級建築士として相談員をしていました。



家のリフォームは新築とは違い
今ある建物の状況によりかなり左右されてしまいます。
中古のマンションであったり中古の住宅等の購入する前には
一度調査をすることをお勧め致します。

July 5, 2008

月の光で暮らす家

なんやかんやと

ドタバタと一週間経ってしましました。

この土日もとあるリフォーム相談会の相談員として

呉の文化会館に常駐の予定です。



そんな私に昨日

「風の回る家」に遊びに行ったときのこと

とても嬉しい事を聞かされました。



風の回る家は私の設計した住宅なのですが

クライアントと私の意見により

プライベートのある子供室以外は

カーテンもロールスクリーンもありません。

もちろんそれでも家のプライバシーは

確保しているのですが

夜になると普通は照明を点灯しますね。



ですがこの家の場合は中を明るくしてしまいますと

内部が丸見えになってしまします。

もちろん窓から中がのぞける位置は窓配置で

殆ど無いようには計画しています。



実は私個人的にこのことが住みながら夜照明を

気遣いながら住んでくれる一つのしかけと思っていました。



見られたくなければ「照明を暗くしたり少なく」調整するのです。

そうなれば明るい場所に家族は自然と集まり

家族同士がコミュニケーションを計ってくれるのではないか

という思いがありました。



その上でここに住むご家族の今の夜は

「照明いらないんですよ。」

「え?全くですか?」

「そうですね。付けてるとしたらダイニングテーブル上の

 ペンダントくらいかな。後勉強中の子供部屋くらいですよ。」

「それだけで?」



聞いてみるとカーテンレスなこの家の窓は

普段から「周囲の風景」「日差し」「プライベート」に特化した配置にしたため

夜に点灯する「街並みの明かり」「街頭」「月の光」などの環境光で過ごせると

言うのです。



「普段はTVさえ付けていれば十分明るいですよ」

「風通りもいいからエアコンもいらないしエコですエコ」

「無理してのエコではないので楽しみながらのエコですよ」



本当にこういった新しい生活スタイルが出来ると本当に嬉しい限りです。

今度夜中におじゃまさせて頂くことにします。

本当に楽しみです。その際には宜しくお願い足します。


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