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家づくり土地探しの勘所-土地の価値と接道義務
土地の価値というのは個人的には無限大と思っていますが
数ある中から見比べるには色々な面で条件があったほうが解りやすいですね。
解りやすいのはコストにもなる価格です。
条件の良い土地ほど価格が高いのですが
一般的に・・・どのくらいと思ってもなかなか答えが出てきません。
そこで付近の不動産情報と照らし併せたりもありますが
公示価格を調べるのも良いと思います。
土地総合情報ライブラリー:国土交通省
こちらのページの国土交通省地価公示を参考にするのも良いと思います。
注意なのは例外を除き家を建てるには「道路に2M以上面して接し無ければならない」という接道義務があります。
これには理由もあり、災害時の避難から緊急車両が対処出来る様に配慮されています。
それに併せ家の周囲に介抱された空間を用意することで通風換気から給水排水など色々なサービスを
道路からの空間から供給しようとするからです。
こんな理由から家を建てる法律の建築基準法では原則は道路巾が4メートル(ないし6メートル)以上を要求されます。
巾が無い場合はその足りない部分を敷地から引いて換算することになります。
またこれより他に道路の巾により建物の建てられる高さが変わる場合もあります。
道路斜線制限といいます。
プロフィール更新
懐かしい未来-手塚貴晴氏-26th呉建築セミナー 終了
昨日呉のつばき会館で建築士会主催の「26th呉建築セミナー 手塚貴晴氏」が行われました。
車で広島空港に先生を迎えに行き呉までの1時間半の間、車中でいろいろお話させて頂きました。
手塚貴晴氏
講演前に岩本秀三建築設計事務所にて
講演風景
笑いもある和やかな講演
建築とは・・・
と考えて専門的で小難しい事ばかりの想像が思い浮かぶかもしれません。
しかし、建築の専門的な話はそんなに多くありません。
「屋根の家」という屋根の上に屋外リビングな家も
クライアントの方が家で屋根の上にでることが好きなこと
そこからバーベキューなど色々想像が膨らんだこと
私も「風の回る家」でも同じように
お風呂上がりにそのまま外に涼みに出たいことや
ペットのわんちゃんと楽しく暮らしたい事や
開放的に暮らしたいことや
沢山の事を話させてもらい考えました。
「いかに楽しく、正しく、有意義にそのひとのライフスタイルを提案出来るか」
建築というのは物を形にする事は最終的な事で
その為に色々なことを考えながら色々な人と関わり合いながら
造り上げていく物だと思っています。
私は色々な人と触れ合うことでさらに大きな広がりが生まれ
色々な考えを無限に取り込む事が出来る物だと思っています。
「人 + 人 + 想い = 建築」
レセプション風景
最後に個人的にお礼
御協賛いただきました企業の方々
参加くださいました皆様
ご協力ご尽力くださいました方々
梅木町ポプラ様
有り難うございました。
そして手塚先生
楽しく有意義な講演有り難うございました。
建築士会の皆さんお疲れ様でした。
次回も頑張りましょう。
家づくり土地探しの勘所-用途地域
「用途地域」という専門用語に引きガチですが、 用途地域は大きく3つのタイプに別れその中にまた種類があります。
ですが住宅を建ててはいけない用途地域は「工場専用地域」だけです。
土地探しでの「用途地域」の考え方として
住居系であれば閑静な住宅街
商業系であれば少しざわつきもある商店街
工場系であれば工場等が側にあるような雰囲気を思い起こせば
周囲の環境が見えやすいと思います。
補足として各地域の名称と住居系の内容を記載しておきます。
住居形地域
第一種・第二種低層住居専用地域第一種・第二種中高層住居専用地域
第一種・第二種住居地域
商業系地域
近隣商業地域商業地域
工場系地域
準工業地域工業地域
工業専用地域
説明が同じ感じですが 住居系地域の区分は下の方に行くほど 住宅以外の建築制限が緩和していくイメージで考えると 解りやすいかと思います。
低層専用地域
・第一種低層住居専用地域
建物の高さを原則的に(約3F建て)又は12m(約4F建て)に押さえる事で日照豊かな良好好な住居の環境を保護された地域です。
逆に周囲の同じ地域にも背の高い建物などが建たない条件とも言えます。
住居専用の為暮らしに必要な家・マンション・学校等は建つことが有りますが
小規模な店舗なども立てることが出来ません。
・第二種低層住居専用地域
主な条件は第一種と同じですが小規模店舗など150平方メートル以下と限定されています。中高層専用地域
・第一種中高層住居専用地域
中高層住宅にかかる良好な住居の環境を保護するための地域です。建物の高さの最高限度は定められていません。
低層住宅専用地域より建てられる巾が広がり病院や小規模な店舗も
建築可能な地域です。
・第二種中高層住居専用地域
主な条件と目的は第一種と同じくして建物の高さの最高限度は定められていません。
住居地域
・第一種住居地域
住居の環境を保護するための地域です。・第二種住居地域
主として住居の環境を保護するための地域です。準住居地域
道路の沿道としての地域の特性にふさわしい業務の利便の増進を図りながら、これと調和した住居の環境を保護するための地域です。
まちづくり活動助成事業 建築士会

建築士の集まりの建築士会
私は呉地区支部で活動させていただいていますが
建築士会としてまちづくりを助成することもしています。
建築士とのまちづくりを考える方々
参考:広島県地域貢献活動センター助成事業 2010年度助成団体募集について
第1回Twitter呉オフ会へいってきます。
この週末にあった90Photomall(クレフォトモール)と
家を設計させていただいた社会保険労務士の石井さんのお誘いで
今日これからオフ会へいってきます。
呉の街でTwitterアカウントもってればOKというかなりフリーかつコアな集まりみたいです。
持参物があり愛読書持ち込みでプレゼント交換・・・
さて何かあったか探してみると・・
田中長徳さんのカメラコラム300
欲しい人がいるのか・・・疑問ですがこれにします!
環境に人に優しい自然塗料のお話
注文住宅と一言で言ってしまえば自由設計間取りプランニングという流れが多いですが
設計事務所の注文住宅には材料も自由に考えることも大切だと思っています。
昔の家づくりにには土壁・じゅらく・和紙・陶器など自然の物ばかりで
家づくりの材料自体が自然にあるものからできていました。
その分、作るには時間もコストもかかりますが人の体にはとても安全安心だったと感じます。
先日、事務所にカタログをもって営業にこられた方が紹介してくれたのが
CLAYPAINT(クレイペイント)という自然粘土塗料。
この塗料を子供が手でお絵かきしても安全ということです。
子供のイベントとかにもいいんじゃないかとお話させてもらうと
もう既にやっておられるようで
2009年4月18日、19日代々木公園「アースデー東京2009」イベント会場
NPO法人「緑の家の学校」のブースにて段ボールで自由曲線の展示台をつくり、
クレイペイントでこども達に絵を描いてもらいました。
当サイトへのリンクについて記事更新
建築探訪-トヨタL&F広島本社 設計:手塚建築研究所
3月12日に呉建築セミナーでお世話になる、手塚氏設計による
トヨタL&F広島本社へ見学に行って参りました。
ファサード自体に特徴のあるこの建物
まるでフォークリフトで運ばれるパレットの様です。
トヨタL&F広島の小椋部長さんに丁寧に説明して頂きました。
これは工場部分を外と分離する女性でも閉められるという大きな扉のレール部分
四角なトンネルの中には整備工場部分と
事務所部分に分かれて配置されています。
工場部分と天井が同レベル天井高さ8.4mになるため事務所もこのような雰囲気になっています。
営業開始当時は天井が高すぎて落ち着かないと思っていても一週間経つとこの高さが心地よく感じてきたそうです。
隔てもなく広々とした空間で社員同士がザワザワするイメージがありますが
実は声は一ブロック離れた声は聞き取れないくらいこの広い空間に拡散してしまうそうです。
住空間でも生活する中家族同士のプライバシーに関してもこういった
区切らないで自由に移動出来る空間は非常に重要なファクターになるのではと感じました。
3月12日に行われる呉建築セミナーに向けて後一歩です。
もしよろしければ建築全く関係のない方でも大歓迎です。
ご参加の方お待ちしております。