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September 28, 2015

リファイン建築の旅

「良い物をいつまでも」
そう思うのは皆ではないでしょうか。
建物もまた良い物は残したい。
そして残すだけではなく使いたい。

建物の場合そう出来ない大きな理由の一つに「構造の変化」の問題があります。ここでいう変化とは「老朽化」の変化と現在の構造基準にあわない「法律の変化」があります。今にそんな昔をよみがえらせる建築が「リファイン建築」と言えるのかも知れません。

北九州市立戸畑図書館
青木茂氏設計により昭和8年に建った役場を図書館として再利用したものです。

構造を見て治す為にこのような感じにすべて剥ぎ取られ何度にも渡る調査が行われました。

そして図書館としての現在。おおまかに言うと白とグレーの壁が見えますが白い部分は前からあった構造体でグレーの部分が新しく取り付けられた構造体になります。これだけの事をするのは簡単なことではありませんしまだまだ環境整備も不十分な感じもしています。

寿命が短く考えられている今の建物達には簡素化が求められてそれに携わる人達の能力も変わってきました。良い物を復旧させて長く使う事が出来るようになればもしかしたらこれから作られるものも「長い寿命」を想定ししっかりと作りこまれるようになるかもしれません。その可能性がリファイン建築にはある気がします。

この週末、建築士会呉地区支部の研修で昨年呉建築セミナーでお世話になった青木繁先生の建物を見に行かせて頂きました。

九州最大規模の料亭三宜楼(さんきろう)現在は一般に公開されています。

老人休養ホームだった建物をリニューアルさせた満珠荘です。
日帰りツアーでしたが久々の参加もあり皆さんの顔がみれて更に良い経験になりました。

September 25, 2015

事務所のA4パンフレット折り紙

前になってしまいましたが事務所のパンフレットを新しく作りなおしました。
「手渡ししてもかさばらずそれでいて置物チックになれるもの」
そう考え折り鶴を連想しました。

そこでA4サイズのコピー紙を使い「家」に見えたらななんて思いながら折り紙を繰り返し出来たのがこの形です。
折り紙なのでぺたりと折りたためます。それっぽく見えますかね。

パンフレット原型

折り方を決めそれにパンフレットの役目を付け加え完成形はこうなりました。

A4パンフレット折り紙

クリップを外しパタパタと広げるとパンフレットになります。

パンフレット中身

September 2, 2015

素敵な出入口

当たり前ですがどんな家にも必ずあるのが「出入口」ですね。
そんな「出入口」ですが「家の顔」と言われます。

玄関の例

今回は私がリフォームする前から出入口が素晴らしいと思ったお家の話をしたいと思います。
上の写真左側の門を抜け右側に入れば玄関へ逆に左に行けば庭へつながります。これだけではよくある流れに感じますが、私が素晴らしいと思った理由はここからです。

窓と道路の高さ

門柱の間に窓が見えますが来客が室内から解る様にこの窓はリビングに繋がっています。この窓の高さが絶妙で門を抜け階段を登っててきた人が見えるぐらいの高さになっています。ですから階段下の道路を往来している人々の視線はそう気になりません。
そして写真で解るように家の前の道路は右側に傾斜がついています。右側に行けば行くほど家との高さはずれていきます。それを上手に利用し玄関戸の正面の道路位置からは玄関戸を開け放しても中が見えないぐらいの高さになります。それを手前の植栽が助ける感じになっています。

一石二鳥の窓

上の写真から玄関の上に四角の窓が見えます。
内側から見ると下の様に吹抜け玄関ホールの明かり取り用の窓とわかります。

玄関の上の窓

ですがこの窓の素晴らしい所は2Fの寝室にも窓がありその室内から窓越しに窓が見えそして外が見えます。このことで2Fにいても道路の様子が伝わってきます。そして玄関正面の植栽がここでも活きています。
寝室からの連越し窓

ただ出入口だからと門と玄関を用意し玄関ホールが暗いからと窓を付けてしまうと1個1個がばらばらの役目しかしてくれません。
それぞれの関係性を考えた上で1つの物で2つ3つの役割をさせてしまう。家の間取りだけを見ていてはこのような事は出来ないと痛感させられます。家の周りを含め道路も家づくりには欠かせない材料なのですよね。
ここの素敵な出入口をもっと素敵になるように考えながらリフォームさせていただきました。

見通す家」(url:http://www.yuujinsha.com/pages/works/06.html)

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