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お家の床をコーティング

小さな子ども達とワンちゃんのいるあつまりの家ですがお客さんと私で打ち合わせ始めた頃から濃い色の床のイメージが固まっていました。ただ濃いめの床色は傷やホコリなどよく目立つんですよね。そうなると掃除も気を使ってしまいます。そこで床にガラスコーティングを採用しました。

あつまりの家

その時お世話になりガラスコーティングをしてくださったジェイジェイの三王さんが事務所を訪れてくれました。ジェイジェイさんは元々鉄道車両や航空機器の組み立てを行う会社なんです。そしてこのガラスコーティングは山手線の電車車両床に採用しているそうなんです。三王さんはこうして営業しながら施工もします。お陰で顔ひとつでお付き合いさせていただいています。またお立ち寄りくださいね。
ジェイジェイの三王さん

じゃまにならない収納

年末が近づいてきましたね。
ひとそれぞれに片付けにくいという場所があります。
「洗面台の廻りがいつもものが溢れてしまう」
「キッチンの廻りにものを起きたくないんだけどな・・・」
どうしてもいろいろなものが集まる場所は多彩な収納方法が必要になりますね。対応できない大きさや形のものは収納が難しいですね。

「部屋に収納を置くと狭くなる」
「押入れはあるんだけど使いづらい」
収納自体も部屋に収納するものでもありますね。大きい方が便利なんですが大きいと邪魔になってしまいます。悩みどころですね。押入れは細々したものを入れておくには不便なことが多いですね。入れてしまうと出しにくいというのもありますね。

そこで押入れの中を少しリフォームをして棚を増やしてみたり仕切りを入れてみるともっとものが表にでない収納になるかもしれません。こちらは押入れ内を入れるものに合わせてみた例です。右にはキッチンカウンターがみえますがダイニングテーブル横という場所です。使いたいものしまっておくものを考えてしきってみました。

押入れ収納
押入れ収納-例

洗面脱衣室は特別なお部屋

洗面所や脱衣室に何を置いているかは人によって本当に様々ですね。顔をあらったり服を着替えたり洗濯をしたりという作業をしながら収納も必要。多機能そして収納という特別なお部屋なのです。収納も表に出るものと出さないものがありこれも人によりちがい複雑。キッチンとは違い家族全員が使うのですからお家の中でもここの収納が一番難しいのです。

歯ブラシから始まる洗面用具から洗濯や浴室洗剤のストック。脱衣室としてのランドリー関係から着替えなどもあります。用途分けしやすくストックが確認しやすい収納がよいですね。
メーカーもそこの所を重要視し細々と収納を用意した化粧洗面台を用意してくれています。
私の考える家づくりにもこの洗面所は大きなキーポイントのひとつ。
家事をしやすいか、動線は重なっているか、明るく気持ちの良さはあるか、そのご家族にあった収納になっているか。色々お話をして家々の洗面所を用意したいと思っています。

洗面脱衣室
リフォームで窓の前の洗面所。清潔感から洗面所周りにできるだけ置きたくないプラン。

洗面脱衣室
横スライドする鏡のある洗面脱衣室。カウンター下のワゴンは取り外し式で車椅子対応も可。
壁面収納は30センチと深めでバスタオルやワゴンを入れて収納できます。

洗面脱衣室
洗面脱衣室
トイレと洗面脱衣室が一体のプランです。トイレ横に半間サイズの収納がありこちらにランドリーなど収納。

家具金物スガツネさん展示会

先週家具金物のスガツネさんが広島で展示会を開催ということで行ってきました。
金物一つで家具やお部屋の雰囲気がガラリと変わることがあります。
最近では機能が付け加わり今までにないプラン提案にもなることがあります。
展示場
施工性と汎用性を考えながら新しい機能を付け加えるのが家具金物なのかもしれませんね。
家具金物
ただの内壁にあるコンセントですがそれですらアクセントになる。
そんなコンセントプレートも沢山の種類があります。
コンセントプレート様々

サンシェードはりました

GWも終わり梅雨を迎える前にと冬物整理や衣替えなどでバタバタされている方もいらっしゃいますね。そろそろとばかりに例年通り事務所の前にサンシェードを用意しました。これだけでも随分と室内温度は下がります。サンシェードは影を作るものですが窓というより室内の床に日差しを当てず外にも風が流れる様にすることだと思っています。
あじさい

床というもの

畳のある和室の場合は基本的に物を置かない前提でデザインされていると言われます。それに引き換えフローリングの洋室ではテーブルやソファなどを置く前提でデザインされています。
インテリアの配置も大切ですがどう使うかもこの2つだけでも大きく違っています。

現在、畳の部屋はずいぶん少なくなり和室は「使いにくい部屋」「インテリアが難しい」等思われがちですが畳自体を機能的なインテリアとして考えればまた違った見方が出来るように思います。
洋室は街で見かけるどんなインテリアや雑貨も似合い気楽に楽しめるメリットがありますね。その分整理整頓には気遣いが必要になります。

天井や壁、そして床が部屋の内側ですが体が触れるのも床なのですから質感や感触も大事です。用途や考え方暮らし方によってそこは考えると色々見えてくるのではないでしょうか。

床

階段スペースの使い方

階段は階と階を繋いでいますよね。
プランにも大きく影響するパーツなんです。
そして空間に開きも生まれやすい場所。
階段下をトイレとしてみたり収納にしてみたり。
上がり降りにちょっと目が行く様なものを用意するのもいいかもしれませんね。
階段の飾り棚
保育所の階段に飾り棚を設けました。

ひとつのものになんこの役目

マッサンの前掛け

実は去年に竹原に行きこんな物を買ってきていました。お酒屋さんがよくお使いになられている前掛けです。実はこの前掛けにはお店の宣伝と汚れ防止という役目もあるのですがもう一つ大切な役目があります。紐で腰を締め付け骨盤を安定させ、お酒などの重いものを持ち上げても腰を守る役目があります。ひとつのもので色々な役目を果たす素晴らしいもののひとつです。

私が家を考える時にいつも考えるのはただ作るのではなくそれが色々な意味を果たせたらといつも考えます。この前掛けの様に長く愛されるものになってほしいものです。

下の収納は階段部分の足元を照らして収納もあり、そして上の蓋をあければコンセントや電話のモジュラー類が隠れています。線だけ引っ張りだして棚の上に電話やスマートフォンなどを並べられるようにしました。
通りぬけ収納

LED照明には虫が集まらない?

この夏の夜といえばムシムシしますが同じムシでも光に群がる虫たちには困ってしまいます。
実証がどうなのか色々言われているのでわかり難いのですが、
実際に森の前という立地の事務所で夜LED照明だけにして網戸でカーテンを開けてみました。
普通照明ではかなり群がっていたのですが、LEDであれば網戸にも虫達はほとんど見られません。
ここ数日の実験ですが「集まりにくい」という結果になりました。

こんな実験動画があったので参考に貼らせていただきますね。

間接照明を兼ねたフォトボード



こんなモノを作ってみました。

写真を飾るということも面白いのですが、それを見て誰かと話せる事のほうが楽しい場合もあります。こんなことあんな事など「思い出」はアルバムの中に仕舞っておくのもいいのですが、一歩外へ出して見れるとなんとなく話題や思い出が広がる気がします。かといって一枚一枚大切に額に入れるのも大変ですよね。
今回は「遊びに来た人達の写真をたくさん飾るフォトボード」を考えてみました。

作り方は簡単でお手軽です。



先日の様に板に黒のスプレーを塗ります。
乾いた所に軽くサンドペーパーで表面を整えてやります。
後は写真を貼り付けていくだけ。
貼り付け方は両面テープでもいいですが私の場合はブルタックを使います。
参考記事-模様替え・リフォームのちょっとした固定に超便利なアイテム
ぺたぺたと貼れて剥がせてやり直せる便利物です。

それを壁に立て掛けるとこうなります。
裏にはクリップ式のスポット照明をいれています。



この板は安さから1800x235mmのサイズの2x10SPF材(よく2x4の家などに使われます)を使っています。
本当はこの上からアクリル板の3mmなどで上張りをかければかなりいい感じなのですがそれ自体結構お高いので今回はここまで。

主な材料:
 板材        1,050円
 スプレー缶(黒)   259円
 クリップ照明        980円
 合計         2,289円

色の難しさ

家は元よりインテリアも色は本当に難しいですね。
質感や照明によっても様々に変化して人の目に写ってしまいます。

ここで少し実験をしてみました。


事務所の机の天板です。
これを塗ってみます。



結構派手な赤にしてしまいました。
こんな色の机と想像しただけでも眩しく感じるのではと思ったりします。
では実際に置いてみましょう。



こんな感じです。
実際は写真で見るよりまだ赤く感じますが、影であったり上に乗る小物であったり
部屋全体の雰囲気などでかなり色の印象が変わることがお解りになられたでしょうか。

図面やインテリアプレゼントボードなどには平面で単色で説明される場合もあります。
ですがそれだけでは実際にその場に色を置くとまた違った色合いになることがあります。
また家具など展示場では素敵だったのに・・・。という事も良くあります。
照明や周囲の雰囲気でかなり素敵補正が入ることもありますのでご注意を。

さしものかぐ(指物家具)

先日さしもの家具の展示会におじゃましましたが
そこのたかはしさんが遊びにやって来てくれました。

モノづくりという観点などなんだか自分と似ている部分を感じていて
「空間」を感じながら家具を考えたいというたかはしさんに共感を得てしまいます。
ワクワクするようなドキドキするようなそんな事を二人で話しました。
きっとそんな人の輪が少しずつ広がっていければと思います。

さしものかぐたかはし

さしものかぐの脚物(あしもの)展

前に一緒にお仕事をした仙石さんの紹介で「さしものかぐの脚物(あしもの)展」へ行ってきました。

おじゃまし仙石さんとのいつもの楽しい会話から始まり主催者のたかはしさん夫婦とお話させてもらいました。
そんなたかはしさんは飛騨高山から始まり全国を点々としながら家具職人の修行をされてきたそうです。
「さしもの」というのは様々な力に耐えられるように日本独自の木のかみ合わせによる構造から作る構造の事。

展示場には家具が数点おいてあります。
私も今まで色々座ってきましたが本当に安心できる椅子というのは案外少ないものです。
普通に正面を向いて座るだけでなく自分なりにリラックスして身を預け座れる椅子というのはなかなかありませんでした。
「腰をくねらせて肘で座ってみたり」
「浅掛けして乗り出してみたり」
そんなそれぞれの個性の動きの流れに追随してくれる安心感がたかはしさんの家具にはありました。
自分にあった家具を使うと自分の立ち振る舞いも変わってくるとよく感じます。

夫婦で作っていきたくてというお二人
素朴で工場の雰囲気がにじみ出ていました。
いいわるいというのではなく想いが感じるかどうか
そんな二人が幸せそうに見えました。
きっとその分素敵な家具が生まれるんだとワクワクさせられました。
熊野町で手作り家具を作ってる人がいる。
なにより私が励まされたお二人でした。


22日の日曜日までこの展示会は開催されています。
場所:広島市中区上八丁堀4-1
    アーバンビューグランドタワー空地内
    galleryG
    tel:082-211-3260
時刻:11:00-20:00
入場料無料

たかはし家の家紋をまとったマグネットを頂きました^^

さしものかぐたかはしホームページ

愛すべき家具

今日は少し暖かさが戻ってきた感じでした。
日差しも暖かく建築設計事務所の登録用に写真を撮っていました。

事務所で座っているカリモクの椅子があるのですがこれ結構お気に入りなんです。
長い間座っていても疲れにくく腰にも負担が柔らかい。
今のところ4年くらい使っていますが丈夫で出来るなら何十年も使っていきたい椅子です。
昔会社にいた頃は、よくある事務所椅子で仕事をしていましたが1.2年毎に壊れてしまい結構困ったものです。
私もついつい気がつくと椅子の上にあぐらをかいていたりするもんだから結構扱いが悪いのでしょう。
愛すべき家具なんです。この椅子。


リフォームとリノベーション

レンガの風景の多い広島県呉市の街並み
こんなレンガの建物の殆どは戦時中に建った建物で
今では再利用されて使われている場合が多く見られます。

リフォームという言葉は皆さん良く聞きますよね。
家のリフォームから服のリフォームなど色々な使われ方をしますね。
少し具体的に言うと家の場合はお風呂やキッチンなど古くなった物をやり替えて今のニーズに合わせる事

さてではリノベーションと言う言葉は聞いたことがありますか?
リノベーション「renovation」は当初ある機能や環境などを現在のニーズや環境・暮らしに合わせ一から考え直し作り替える事。
例えば中古住宅を購入してこれから住んでいこうと思う
この場合「暮らす人」が変わってしまう上に建物の性能を上げていきたいといった思いがあると

リフォーム  = キッチンや風呂など設備を新しい物と入れ替え新しい壁紙を張り替える
リノベーション= 今ある建物の要素を取り入れながら暮らす人を考え合わせる様にリプランニングする

北海道札幌市中古住宅リフォーム(リノベーション)見通す家

などと言えるかも知れません。
何が違うのか解りにくい事ではありますが根本を見据えて家を考える事が大切だと思います。
ですがややこしい事にマスコミや色々な報道・番組や記事などから全部ひっくるめて「リフォーム」と呼ばれる現状もあります。

お部屋の床の大切さ



先日工事が無事完了した救世軍呉保育所の床をホームページのタイトルフォトにしてみました。

救世軍の保育所では「はだし教育」をメインで行っています。
その為にも今まであった普通のフローリングの上にひのきの無垢フローリングを貼りました。
お部屋といえば壁も天井もそう触るところではありませんが床は違います。足の裏だけではなく保育所の様な所ならなおさらお腹をズルズルと這ってみたり、お手々をペタペタしたり。
園長先生のおっしゃっる「子供達にとっては一日で一番長い時間を過ごす生活空間なんです。」





今まではみんなお昼寝には毛布を敷いて寝ていたそうですが自然と直にゴロリとなって寝ているらしく、保育所にハイハイが出来ない園児さんがいたそうですが床を替えてからいきなりハイハイが出来るようにもなったそうです。出来なかったのは床に着く体の部分が過敏ですぐ座り込んでしまっていたからだそうで、やはりお部屋の床はとても大切と改めて感じました。

2Fベランダでもオーニング(お気軽版)案

先日作ったオーニング(お気軽版)を2Fのベランダで出来ないかと考えてみました。

2Fベランダと言えば物干しが有ることが多いですよね。
その分日差しも沢山入ってきます。
前回の様に日よけシェードを張ろうとしてもそれが邪魔になることも多いかもしれません。

一番簡単な方法としてはA案のこんな感じでしょうか。

軒裏天井の材料によっては金物が付かない場合もあるので
しっかりした場所に付けると良いと思います。
取り付け時には落下しないようにおきをつけてください。

しかし塞がないで風通しの良いのがオーニングという利点でもあります。
これでは部屋から見れば真っ暗になってしまい
閉鎖式のベランダだと風抜けも難しくベランダ内は熱気が籠もってしまいます。
2Fベランダと言えば手摺りが壁なのかそうでないかもありますが

こうして囲ってしまうと風が抜けにくくなりますよね。


軒裏がボードや軟弱下地だと固定も難しいですね。

そこでB案

外壁にフック金物を取り付け
手摺りに平行にパイプを通し固定します。
そのパイプに日よけシェードを垂らすようにしながら
先程のフック金物と手摺りにロープで固定します。

手摺りに物干金物の有る場合はこんな感じではどうでしょうか。






ポイントはロープの長さでシェードの高さも調整出来ることです。長めにしておけばどちらにも上下調整出来そうです。冬場や台風時など要らない時期は手摺りの方のロープを外しフック金物のほうへ結び換えてあげればいいかもしれません。
それぞれベンダには格好条件が違うと思うのでそれぞれアレンジしてみてください。
※注意 3F以上への取り付けは基本的に風力等の事からNGになっている
      日よけシェードが多いです。2F以下としてお考え下さいね。

オーニング(お気楽版)で夏を乗り切ろう!

暑い夏がやってきます。
毎年エアコンの要らないエコ生活を目指し
あの手この手を考えながら
去年は網戸の張り替え-アイディア編「布を張ってみる」
と網戸に網の変わりに布を張ってみました。



今年は第二弾
「オーニング(お気楽版)」で夏を乗り切ろうと思います。
ここでいうオーニングは建材メーカーの伸縮する便利なオーニングとは違い
DIYセンターで売っている日よけ用テントを利用してお気軽に日よけを考えました。



支柱を立てます。
お庭の方は洗濯干しの柱を利用するのもいいかもしれません。
これに向いDIYセンターで売っている2000円から4000円くらいの
日よけシェード・テントを貼ります。



はいできあがり。
これで室内は5-7度は下がる予定です。
冬場や台風などの対応の為に
取り外しも5分でできますよ。

北海道札幌中古住宅リフォーム-epilogue

北海道札幌リフォームProject「家-ぃ」の完了検査と引き渡しを終え先日帰ってきました。
今その時撮らせて頂いた写真をホームページ用にまとめています。

北海道札幌はとても気持ちの良い季候でした。

完了検査では図面と現況を照らし合わせ確認させて頂きました。
Tご夫妻の報告写真でとても良く現場の状況が伝わって来ていたため
現場担当の瀬戸さんとも打合せをしっかり出来たため
大きな修正箇所は見あたらず、数点の細かい修正で設計完了検査を終えることができました。
今回のリフォームは色々な意味で私自身にもとても勉強になりました。
しっかり家づくりを考えられた事はTご夫妻と関係者の皆様のご尽力によると改めて感じさせられました。
「4人目の家族」と言って頂けたのはなにより嬉しい事でした。

現地で完成写真を撮りましたが家具もない写真ですがまとめていきたいと思います。
暮らしの伝わる引っ越し後の写真は写真家でもあるTご婦人にバトンタッチして
楽しみにのんびり待ちたいと思います。
届いたらHPに随時追加していくのでお楽しみに。

琴似(ことに)の夕景

野菜スティックを蟹ミソにつけて・・・。
とてもこれが美味しくて

いよいよ明日より北海道へ

いよいよ明日25日の夕方から北海道へリフォームの完了検査に向かいます。
今回も東京まで高速夜行バスに乗り
東京から飛行機で北海道入りの予定です。

併せてTご夫妻さんと工事には入らない部分
簡単に言えばリフォーム後のアレンジを考えながら
もっともっとよりよい暮らし方をお話ししてきたいと思います。

家や部屋のプランニングがハードですがそれはそこでどう暮らすかというソフトが有って成り立っています。
そのソフトの面はもちろん説明後ご理解頂いていますが
実際その空間が出来て説明しているともっと新しい暮らし方の発見もあります。
そんな繰り返しをすることでより楽しくより明るい暮らしが出来ると思っています。



月末まで事務所を開けることになります。

フォトギャラリー-北海道札幌市中古住宅リフォーム episode-10

札幌のリフォーム現場の状況を逐一Tご夫妻からご連絡頂きながら
写真を見させて頂きながら確認しています。

18日昨日の現場風景です。
現場が始まってこれまでにも現場監督の瀬戸さんと何度も連絡を取り合い
Tご夫妻とも何度も連絡し合いをしながら進んできました。

いよいよ最後のアイディア説明です。
クライアントのT奥様と私は写真繋がりで知り合いになりました。
そんな個展も開いた経験もある写真家の奥様と
昔「建築的に個展をプロデュースするなら・・・」と話した事がありました。
そして今回は「暮らしに写真を」

アプローチには歩幅を狭くしてもらってリビングに入ってきて欲しい。
そんな事を感じながら考えた玄関ホールを使った写真展。
家を訪れてきた方がするりとリビングに直接行くのではなく
すこし時間を掛けながらなんとなくTご夫妻の事を感じながら入ってくる。

合わせて階段の上の踊り場の手摺りの間から
コンリー君が勢い余って飛び出さないだろうかという不安がありました。




階段の踊り場横に写真のはいったアルミパネルを設置出来るように
階段の内側に板を置きそこにアルミパネルのガイドを通した紐をぐるりと回す様に考えました。
紐をずらせばアルミパネルの角度も調整出来ます。

合わせてホールの壁に簡単に取り付けられるフォトフレームを考えました。
背景に単色の板を敷き目立たないようにその色に染めたブルタック
で写真とアクリル板で自由な場所に固定出来るフォトフレームです。

しかし実際実はこの両方の内容は現地では少し変化することになっています。
コンリー君の落下防止は板→横桟に変更
フォトフレームに関しては話していると「そういえば写真展につかったアクリルパネルがあるよ。」
と出てきた段ボールからは素敵なアクリルフレームを既にまとった写真の数々
「これ並べればいいんじゃ・・・」ということで最終結論になりました。

そして、月末の工事完了の日がいよいよ近づいてきました。
また北海道の地へ来週向かいます。
そこでみなさんの笑顔に逢えることを楽しみに。

感じる扉-北海道札幌市中古住宅リフォーム episode-9

家のプランを考えるというのは家の中の事も大切ですが
家や部屋の外とどう繋がるというのがとても大切なことだと思います。
窓や扉を部屋から無くしたと想像すればどれだけ「外」というものから貰っている物が多いか解ります。
episode-4にあった窓越しに見えてくる風景もその一つ。

「感じて使える扉を用意しよう」

「ただいま」と帰ってきたご主人さん
「こんにちは」とやってきたご近所さん
「ふー」とコンリーくんの散歩から帰ってきた家族
そんな風景が伝わってきて欲しい

元からこの家の導線が玄関→リビング→食堂→トイレ・お風呂という線上の流れと範囲だけで生活が終わってしまうのはとてももったいなく感じていました。
そこでもう一つの導線を作り「回遊」「便利」「感じる」ことが出来る扉を今回は新しく一枚だけ用意させて貰いました。


前から家の食堂とリビングの間にあった天井から防煙用の垂れ壁が降りており
そこには網入りの硝子が入れ込まれていました。
今では余り見ない凹凸のある硝子ですがこの家の歴史を感じれる部分でもあります。
その上このテクスチャーがとてこの家に馴染んで感じたため先程の感じる扉の中にはめ込む事を考えました。

現在工事は順調に進行中です。
Tご夫妻様や施工の瀬戸さんと色々話ながら工事は解体を終え造作へ移っています。
そんなT奥さんのブログに工事状況が載せられています。
新・恋の話でもしたいところだが。:カテゴリー「家のこと」

明るい洗面所-北海道札幌市中古住宅リフォーム episode-8

洗面脱衣室廻りは今回のリフォームで唯一既存の家を大きく替える部分それが洗面所の部分です。
実は過去のリフォーム経緯から以前にもプランニングの変更があった場所と解りました。

リフォーム前の写真です。
キッチンから洗面所入り口

洗面所内からキッチン方向へ

洗面所に窓が無いために薄暗いイメージになっています。
昼間でも照明が必要になっていました。

浴室の窓からの日光を感じる。
北東の向きであるこの窓とトイレの窓は朝昼にかけて光りが入ってきます。

光りを開ける
トイレと洗面所を一体化することで一つの空間として既存の窓からの光りを取り入れる事を考えました。
その為洗面台には通常の場合収納と鏡が前面に有るため窓を塞いでしまいます。
そこで前に鏡の付いた開き扉と窓からの光りを解放出来るように考えました。
普段使いするには歯ブラシなどの色々な物が置ける様にその奥に奥行きの浅いカウンターを用意しました。
もしもの時の為にトイレ部の腰壁を取り去るだけで車いすの介護も考えたプランニングとしました。



北海道の酷寒な気候には機械室が屋内に必要ですがメンテナンス用の扉が必要になります。
といってもメンテナンスの時には棚を外す必要がありますが常時開け閉めするわけではないので
その前に可動棚を用意させて頂きました。



トイレも洗面所も生活にはとても大切な場所となります。
特に使い勝手については重要で人それぞれの使い方や感覚があります。
便利なだけを考えてしまうと気持ちの良くないスペースになることもあります。
その辺を大切にくみ取りながらプランニングしていきたいと思っています。

酒蔵バー-北海道札幌市中古住宅リフォーム episode-7

ご自宅の玄関の下駄箱上に買い置きの綺麗なワインボトルが数本置いてありました。
また、お二人でも飲みに行かれる様でお二人のお酒の時間はとても大切になさっておられるご様子。

そして廊下を抜け台所を抜ける時に冷蔵庫の横に北海道の地図がマグネットで貼り付けてありました。
この地図にはこの家族が通った道を赤マジックでなぞってあり「北海道これだけ制覇したんだよ」と見せて頂きました。
居酒屋Ted状態で北海道のお話をしているお二人を見ながら、
普段からお二人でこの地図で予定や思い出話などを話しているのでしょう。
そして、そんなお二人をコンリーくんは見て喜んでいるんだと感じました。

思い出を綴る様に線をひかれた地図
この中には色々な思い出が大切にしまってありました。
地図を見ながら遊びに来て頂いた人とお話する楽しい談話がみえてくるお二人。


1.普段見て話す物とものとそうでない物を分別できる掲示板
2.お二人が並んで落ち着ける場所
3.居酒屋Tedを愉しみながらキッチンも交えて話せる空間

家族にそんな地図や写真などの色々な物を大切に出来る為には。
ダイニング隅の三角な部分にそんな思い出を大切に出来るスペースを作れないかと考えたのが
この引出ギャラリーと酒蔵バーです。



引出しギャラリー

部屋の中を斜めに走る引き戸の様なパネルに裏表を利用し掲示板としました。
普段は閉めることで収納の扉になり表面は普段の掲示板。
その掲示板を引き出すことでキッチン内からも見える様に配置しています。
引き出した裏も写真などを貼ることが出来る様に考え、
リビングからはちょっとしたギャラリースペースになるように考えました。
この引出しパネルは床に段差を付けない様に吊り戸としてあります。

酒蔵バー
引出しパネルを開けると2枚の棚板があります。
下の棚板はその前に椅子を並べてちょっとしたカウンターバーになります。
棚板にはワインなどの買い置きを並べて頂きます。
その奥に照明を入れて頂きワインボトル越しに見える明かりでくつろいで頂きたいと思います。



居酒屋カウンターキッチン-北海道札幌市中古住宅リフォーム episode-6


札幌滞在中にTご夫妻が暮らしている家に行かせて頂きました。
それは、ご家族の暮らし方や雰囲気を感じさせて頂くためなのですが
まずこのご家族の大切な空間がこのキッチン廻りにあると感じました。

「居酒屋Ted」という料理人の経験のあるご主人の愛称がついた雰囲気を味わいながら料理を振る舞って頂きました。そこには「料理を家族で食べる作る愉しむ風景」があり、ご家族がキッチンとダイニングを巻き込み一つになるのです。1.8mしかないキッチンにもかかわらずそのスペースは活き活きとして見えました。

今あるキッチンのスタイルを基本に雰囲気を残しつつ
新しい家の大きさ向き見える風景に合わせて少しずつアレンジを加えました。



元々この家はLDKと和室はトの字状に配置されていました。
長く広いリビングと和室の空間にこのキッチンを持ってくることで
わだちを作りそこに人が寄っていく。
ガード下の屋台ラーメン屋さんではありませんが
気が付いたら自然とそこに座り話しに耽るような空間を目指しました。

キッチンからは
庭を駆けるコンリーくんの姿
パーティを楽しむ人の横顔
そして料理を愉しむ家族の顔
玄関を入ってくる人影
回している洗濯機の音

そしてキッチンの外からキッチンに語りかけれる

目に届く家族の掲示板
家族がTVを見ていても見える表情
コンリーくんが安心して目配せできる位置

部屋に名前をつけ役割を割り当て別々に考えるより
部屋と部屋同士の繋がりやそこから生まれる事の方が
遙かに楽しみの広がりがある事だと思います。



episode-1で紹介した計画プランとは全く違った結果となりました。
人の暮らし方は本当に様々です。
聞くのと実際見るとでは大きく差が出てしまいます。
そういった所を大切にこれからも設計をしていきたいと思います。

次回はキッチン以外の番号の場所の説明をしてみたいと思います。

マスタープラン-北海道札幌市中古住宅リフォーム episode-5

昨日はTご夫妻にとって大きな節目の日でありました。
リフォーム計画中中古住宅の正式売買契約でした。

そして、昨日は夜遅くにTご夫妻と
工事担当の道東ハウスの瀬戸さんからの
最終見積書にて打合せをさせていただきました。
これにより無事工事内容の確定となりました。

準備が整いいよいよマスタープランのご紹介です。
まず、リフォーム前の状態がこちらです。


そしてリフォームマスタープラン


キッチンは食事を作り
ダイニングはそこで食べ
リビングでくつろぐ
そう部屋の使い方を考えていてもそれは基本的な名前でしかない
一人で暮らすのではなく夫婦二人とコンリーくんの3人から生まれる生活

キッチンでダイニングに座る人を見ながらリビングでくつろぐ人の横顔を見る
二人の顔を伺いながらテーブルにのっぺりなっているコンリーくんに二人が話しかける
家事をしていると寒い中お客さんが訪れお迎えに走る
おちついた週末の雪の降る夜中二人が座るカウンター
悩む事を自分たちの場所で顔を向け合い話しをする
そんな暮らしの中のそれぞれの顔が色々な風景と共に見える様に
視線と導線そして機能を整理し直しました。



次回各所の詳細説明をさせて頂きます。

北海道の広大な自然はバカンスでもレジャーでもなく切実なる環境そのもので、
その自然の一部一部が確実に生活に割り込んでくる。
その為、この地では環境に影響をされない事が何より重要視されている。
しかし、この家に暮らす夫婦二人とコンリーには
その事が何よりも自分たちへの課題のごとく感じ取り立ち向かい受け止める気持ちを持っている。
だから一直線にお互いを見ながら暮らしている。
私は彼らにそれが「生きる」事なのだと教えられました。

「顔の逢う家」
Produced by project 家−ぃ!

家に惚れた理由探し-北海道札幌市中古住宅リフォーム episode-4

建物の構造的な調査も終わり
もう一つの現地での課題が私にはありました。
Tご夫妻が「この家なら」と思えるほど惚れた理由です。
今ある家のイメージを残すことは簡単なのですが
実はそれでは単に前に合わせて模様替えをしているだけになってなってしまいます。
家の周囲の道路を歩き家の中を計りながら歩き廻り感じることから始めました。


リビングの日当たりは素晴らしく朝から夕方まで日時計のように光が入ります。
正面の庭のスペースが深いため風景を感じながら広がりを感じる事が出来ます。
私はリビングの一つには「小さく暮らし広く感じる部屋」と思うことがよくあります。
まさに教本の様なリビングがここにありました。



奥に見えるリビングから玄関へのドア
写真では非常に解りにくいのですが実はここだけですが硝子がマジックミラーになっています。
来客が玄関に立ってもリビングが見通せずリビングからは姿が見える状態。
細かな配慮が見て取れます。


色々ゴソゴソしていると有ることを発見しました。

2Fの洋室2には玄関上の吹き抜けに抜ける窓があります。

この湾曲したアプローチにすることで玄関正面に植栽を用意しています。

外部から見ると玄関庇上に窓が見えます。
もちろん明かり取りにも役立つのは確かですが
これにはもっと意味がありました。
もう一度先程の2Fの洋室2へもどり窓の前に立ってみます。

解りにくいのですが実はこの家の正面は三叉路になっており
家の正面にぶつかる道路の通りが見えそして先程の玄関側の植栽が重なるように見えてきます。
夜にこの家に居ることができなかったので確認はしていませんが
北海道札幌の街灯はオレンジ色です。

これは夕方玄関越しにみた街灯の色です。

オレンジ色というのは雪の降っている時でも光りが通りやすい為ですが
そんな街灯がこの見える風景に夜中灯ったらと思うとドキリとしてしまいました。

寝室として計画されたであろうと予想されるこの部屋
玄関の吹き抜けとアプローチの配置、そしてこの重なる窓があり
そしてこの家の建つ廻りの道路位置を確実に組み合わせています。
その為カーテンを必要としないように設置され外のオレンジ色が差し込む
素敵な寝室が想像されます。
この発見から色々な部分に訳が見えてきました。
佇まい(たたずまい)というのは理由は解らずとも自然と伝わる物です。
感受性の凄く強いTご夫妻が惚れた訳が少しずつ見えてきた瞬間でした。

T夫さんは家の前に立っただけで惚れ
T奥さんは中をぐるぐる回り家をでて振り返った時に惚れ
と勝手に感じながら本設計に入りました。

暮らしの安心建物調査 - 札幌市中古住宅リフォーム episode-3

築34年の中古住宅
日本の家の平均寿命が30年と言われる中で大丈夫なんだろうか?
と言うのもT夫妻が抱いた最初の不安でもあります。



家の寿命がくる原因は二種類有ると思います。
一つは構造的に耐久年数を過ぎた場合
二つめは30年たったご家族のライフスタイルに合わなくなった場合
今回は中古物件購入の為
二つめの原因はリフォームのプランニングでカバーするとして
一つめの原因に焦点が当たります。

大きくここで構造といっても様々
例えば木造だと構造材である木の部分がシロアリや湿気など色々な理由で老朽する場合があります。
北海道の場合はヤマトシロアリという種類になりますが気温6℃以上で活動します。
平均気温が低いため北海道では活動しにくいとも言われています。
又、地盤が沈んでいけば基礎廻りの欠陥が出てきます。
こうなってくると表だっては戸の開け閉めに不自由が発生したりすることになり部屋の端々に影響が出てくることになりますが
これを修正する為には綿密な検査と内装の中にある構造材を修正補修しなければなりません。
改修箇所が多くなれば結局建て替えた方が早いお話になります。
この家でも扉の開きにくい場所がありその位置が建物の中央だったため色々事前にお話をさせて頂きました。
その上で基礎廻りと床下の写真を撮って頂き確認させて頂きました。
その内容から感想レポートを作成させてもらい説明させてもらいました。



しかしこればかりは見てみないとわかりません。
建物を買ったあとでは事遅しとなってしまいます。
と言うわけで早速調査です。

改メ口から入り床下を家中匍匐前進ではいずり回りました。
床下の土の状態は非常に乾燥していて良好な様子。
主に基礎・土台・大引きの状態を中心に蟻道も無いか確認しながら一本一本みていきました。
T奥様のブログに既に書かれてしまっていますが居間から台所へ行く際の通路で体が挟まってしまい
ゴキブリほいほいに捕まったそれのように10分程度ジタバタともがいてしまいました。
次に押し入れの中の天井にある改メ口から1Fと2Fの屋根裏へ入ります。
ここでは屋根の下地に雨漏りの経歴がないか屋根の構造材や壁の上から見る内部の状態が問題ないか。


結論として木部の状態は非常に良く構造的な木組もしっかりしていました。
扉に異常が見えていたのも基礎・土台とも問題なく
水平器で原因は扉の垂れと以前のリフォームで床フローリングの上にクッションフロアーを上張りしているためと解りました。
数回のリフォームの後が見受けられましたがそちらも問題なく少し材料が残っている程度。
玄関の庇のリフォーム歴がありますが以前にこちらから雨漏りの後が見受けられましたが
リフォーム後は止まっているようなので一安心です。

偏見を持って検査に向かってはいけないのですが
実はこちらのお家の平面図を見させて頂いたときに設計者のスキルの高さを感じていました。
合理的な部分と誠実な部分としっかりとしたメリハリのあるプランニング
私が設計士だから思うことかも知れませんがこういった設計を出来るからには
それなりの家自体のポテンシャルがあると感じていました。
一設計者としてその通り結果となって現れてくれた気がして嬉しい思いでした。

暮らす人を知ることの大切さ - 札幌市中古住宅リフォーム episode-2

詳細な旅行パンフレットを眺めて資料を集めてもそれはあくまで地球儀の上を指さしているだけで
実際に現地に行きふれ合い感じることで知ることは内容の種類が大きく違います。
同じように住まいというのは暮らす人達とその廻りの環境など色々な資料にできない事から成り立っています。
前回2プランほどご紹介させていただきましたが
それはまだ地球儀の上に資料を見ながら場所を探しただけにすぎません。

いざ北海道へ

広島→東京→千歳→札幌と経由し北海道の地へ
北海道札幌駅で改札でお二人と握手をしながら始まりを感じました。

単身アメリカで何度も1から立ち上げてきた人生を送ってきた旦那さんと
元漫画家で現在は写真家である奥さん

そして誰よりも毎日を一生懸命生きることでお二人を支えているコンリー


北海道に居る間に3人で色々な話をしました。
呑みながらドライブしながらお店で打合せをしながら家を見ながら
北海道のこと自分たちのこと食べ物のこと友達のことお仕事の事
居間まであった昔のこと今のことそして先のしたいこと大切にしていること
そしてこのご家族を見させて感じさせてもらいました。
コンリーの視線の行方であったりお二人の話し方であったり
みんなの阿吽の呼吸であったり素敵な顔になる瞬間
キラリと目が光る瞬間であったり幸せに微笑むひとときであったり。


そんな全てが私を包んでくれました。
本当に一生忘れられない人とのふれ合いになりました。



築34年の家に逢いに - 札幌市中古住宅リフォーム episode-1

今まで持ち家など思っても居なかったクライアントのご夫婦(以下Tご夫婦)が
築34年の家の佇まいに「一目惚れ」したことから始まりました。
その家がこちらです。

閑静な住宅街の中で110坪の敷地に立つ小柄な一軒家です。
きっとお二人はそれぞれ色々な暮らしを想像されたかと思います。
ここから、話は始まり不安な事も色々見えてきます。
日本の家としてのこれから住むには34歳はかなりご高齢な部類になります。
これから住む家として耐久性は問題ないのか?
色々な事を考えられた様です。
そんな状況で私にご相談頂きました。

建物平面図
敷地公図
Tご夫妻の撮影した写真130枚余り
丁寧な不動産会社さんのリフォーム記録
などを参考に打合せを重ねながら
この家で暮らすための案を話し合っていきました。
気候風土からシロアリなどの事様々なことを話し
その中で水回りのリフォームを考え始めました。


既存の図面を見せてもらったときの感想で
非常にまとまったコンセプトのあるお家と感じました。
導線は非常に自由で無駄も少ない分割り切った部屋の使い方を
要求される感じからきっと暮らすためにそのご家族の事を大切に作られた家のように感じました。
後日、実際にこの家を訪れて大切に暮らされていたんだなと感じて更にその事を実感することになります。
その上こちらの不動産会社の丁寧に記録を残してあるお陰で
色々な情報がわかりそれによると数年前に外壁と屋根をリフォームした経緯があり成る可く外部に手を加えないように窓の位置を意識しながら

プランニングしました。そんな事を踏まえつつこれから住むT夫妻の暮らしにフィットするように水回りのリフォームプランを考えました。



Plan-1
洗面所廻りのみに絞り使いやすさを重視




Plan-2

水廻りの導線をシンプルに一直線「ものぐさライン」
お二人のシアトルの暮らしにあったユーティリティのイメージを参考に
収納を多めに付け加えプランニングしました。




そして4月初旬より一週間かけて北海道札幌市へ
中古住宅リフォームプランニングの打合せに行ってきました。


いよいよ「project家---ぃ」(T妻命名)の始まりです。
そんなT妻様のブログにも状況記事が載っております。
新・恋の話でもしたいところだが。(リンク集に追加させていただきました。)
同時進行関連記事家のこと。

模様替え・リフォームのちょっとした固定に超便利なアイテム

私は昔から「模様替え」が大好きで
学生時代には一週間に数回も「模様替え」をしていました。
そんな私のマイブームアイテムのご紹介です。
「ブル・タック」

この中に「ねりけし」の様な物が入っています。
その「ねりけし」の様な物で
「何かと何かをくっつける!」
「何かに何かを固定する!」
粘着性で凹凸部分にも使える上に何度でも繰り返し使えます。

「ポスター」などを壁に貼るときには
画鋲やテープを使ったりしますが、ブル・タックを使えば
壁も汚さず穴も開けることなく固定することが出来ます。

小さなお子さんの居る家でも
ポロっと画鋲が落ちたりするので怖くなってしまい
カレンダーなど貼るときはどうしても気になります。
しかしこのブル・タックは
燃焼ガス分析及び食品衛生試験(厚生省告示第85号)をクリアしているので
お子さんがお口にいれても、燃やしても大丈夫という人にも環境にも優しいものです。

楽天市場やアマゾンでも600-350円くらいで手に入ります。
楽天市場ブル・タック/アマゾン ブル・タック

クリスマスなどの家族イベントのディスプレイや
車の中の固定
ステレオ廻りのケーブル固定
メモを冷蔵庫に貼り付けたり
色々なことが思い浮かびます。

私なりに色々な使い方をしています。

なんでも吸着してくれるのでこのような使い方も出来ます。
眼鏡置きの裏側にブル・タックを挟み込んでいます。

こんな感じで盛ると物を立てて固定もできます。
ディスプレイやちょっとした物の固定にもとても重宝します。

iPodが浮いて見えますがガラス窓に貼り付けてみました。

※ご注意
ですが、壊れそうな物や重い物は注意が必要です。
振動(地震など)があったりするとはがれやすいと感じました。
くれぐれも軽い物やちょっとしたもの用にすると良いと思います。

今日は事務所のテーブル廻りもこれを使って少しリフォームです。

まずテーブルの上に写真を並べます。
ですがそのままだと動いてしまうので

写真の裏側の四隅にちいさくちぎったブル・タックを載せて並べます。


こんな感じで並べてみました。

その上からガラス板を載せました。

こんな感じです。
「ガラス載せるなら固定しなくても・・・」と言われそうですが
していないと天板のガラスがずれると中でクルクルと移動してしまうのです。
みなさんもこれから季節が変わり
ちょっとした模様替えの気分で使われてみてはどうでしょうか。

2階部屋の有効利用-02-ここちよい部屋作りの断熱床収納

利用しにくくなってしまった家の2Fのお部屋
そんな無駄なスペースをもっと有効利用リフォームを提案しています。
前回はその2Fの現状を考えてみました。

2階部屋の有効利用-01-収納品のあれこれ

それを踏まえて収納を増やすだけではもったいないため
相乗効果を考えながら
「収納増加+ここちよい部屋作り=リフォーム」
する方法を考えてみます。

2F建ての住宅の断熱材は一般的には下図の範囲で構成されています。

これはもともと断熱は室内の気温を外からの影響を少なくするためという始まりから
外部と内部を分けるというコンセプトがあったためです。
ただ、2Fを利用しなくなると人がいないために暖房も冷房もしません。
その為、2Fの床と1Fの床を通して繋がっていること一緒になります。

その為冷房も暖房も効率のとても悪い状況になってしまいます。
そこでその間に断熱材を入れればどうでしょうか。

上の様に断熱が入れば1Fで過ごすときも
2Fで過ごすときも最小限のエネルギーで調節出来ることになります。

「2F床を撤去して断熱材を改めて入れるにはコストが・・・」

ごもっともです。
そこで、2Fの「今ある床の上に断熱材を置ければ」いいのです。
では、例として断熱材の代わりに床に百科事典から読まなくなった本
子供の昔の教科書など色々ある本を利用してみます。

紙はその中にたくさんの空気を含んでいるため近年は断熱材として見直されています。
その上有害物質もださないため健康素材です。

壁に本棚にしてしまうと部屋は狭くなりまた配置も大きく影響してきます。
そこで断熱効果を含めその本棚を床に利用してみてはどうでしょうか。

天井が多少低くなってはしまいますが
部屋の容量が減る為に「エコ」な冷暖房が見込めます。
そのうえ部屋上下の温度差が少なくなるため
過ごしやすい部屋になります。

2Fでの利用方法を考えて収納の増大が大きく影響すると思います。
その上で断熱も増強され、家にあるもので断熱するためリフォームコストも削減できます。



リフォームは「暮らす人が困った・古くなった・こうしたい」という所から考え始めます。
その為、お客さんの考える範囲でしかリフォームすることができません。
そこで優人舎一級建築士事務所としてはそれを踏まえつつ
有意義でなおかつ+αのアイデアをもってご提案させて頂いています。

一緒にリフォームについてお話ししてみませんか。
お問い合わせはこちらから
優人舎一級建築士事務所問い合わせフォーム
電話:0823-38-7797

2階部屋の有効利用-01-収納品のあれこれ

昔の家のプランニングの場合2Fの部屋は多くの場合子供部屋や納戸そして寝室と
二次的な使い方をする部屋が多いですね。
その為建って数十年経ってしまうと空き部屋や倉庫扱いをされることも良くあります。
「子供が家を出て生活するようになり普段は空き部屋」
「片づけても帰省で帰ってくる子供用にそのままの状態で・・・」
現状2Fの部屋は物置で私用していないと言うのはよく有るお話です。
その上ベランダ等2Fに有ることも多く洗濯物の出し入れをする場所に
なっていることもあります。
同じ家の空間なら折角であれば有効に使いたいですね。


そこで、「子供部屋→来賓用部屋+趣味・くつろぎ部屋」や
    「子供部屋→収納拡大・家事部屋」
などに変身できないか考えてみたいと思います。

子供部屋だったとして考えを進めてみます。
収納品の主な内容を並べてみると

 1.「子供の残していった本・雑誌・教科書・百科事典等の書籍」
 2.「大きくかさばる子供の玩具や思い出の品」
 3.「子供のタンス・机などの家具」
 4.「帰省用や来客用のにある布団や座布団」
 5.「衣替えのストック衣料品」

色々みなさんの家で思い浮かばれるかと思いますが
大きく分けて2通りにわかれます。
例えば上では
1.2.3.が普段から使わない物
4.5.必要な時に取り出せる必要のある物

考えてみると1.2.3.の項目では「保存」が目的になっています。
ですが子供部屋利用時代には取り出しやすく片付け安い場所に有ることが多いですね。
ですからそのままだと利用的に無駄が発生していることが多いのです。

まずこの部分を収納リフォームで解決すれば大きな差になります。
次回より2F収納拡大方法を考えていきます。

お部屋の模様替えリフォーム案-04-家具の選択

お部屋の模様替えリフォームのイメージについて数回に分けて連載しています。
お部屋のイメージ作りの要素は何か?と考え
今回は「家具」についてです。
といっても「家具」と言うだけではどうにも話題が大きいため
まずは部屋での「選択」について少しお話させてもらいます。

お部屋の模様替えと言えば
「家具」を移動させるかさせないかで大きく踏ん切りが別れる所。
しかし移動させるだけで大きく変化するわけです。

模様替えの好きな私の場合まず「家具の位置を考える」ことから始めます。
ただ今部屋にある家具を全て使う事を前提に考えると案外凝り固まり
配置する場所ももう限られてしまっていますからそう色々思い浮かびませんね。

敢えて「家具」を別の部屋と交換するのも一つの手です。

収納量から決まってしまいますが
その収納を見直しさえすれば部屋の必要な家具にも変化が現れると思います。

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お部屋の模様替えリフォーム案-03-お部屋の「枠」

お部屋の模様替えリフォームのイメージについて数回に分けて連載しています。
お部屋のイメージ作りの要素は何か?と考え
前回は天井・壁・床についてでしたがその流れから
お部屋の中にある「枠」について今回はお話させて頂こうと思います。



実はこの枠は飾りというだけで付いている訳ではないのです。

天井と壁の取り合いに付くのが「廻縁」(まわりぶち)
壁と床の取り合いに付くのが「巾木」(はばき)
この2つは
クロスの切れ目などを押さえてアラ隠しでもあり
端からめくれないようにする役目があります。

 「巾木」にはもう一つ役目があり
  掃除機などを床にかける際には掃除機が壁と
  こすれないようにする役目もあります。

もう一つの「枠」の窓や戸と壁の取り合いにある「建具枠」
これは人の出入りなどの場合の「こすれ防止」も含め
先程のクロスの切れ目などの役目もしています。

ではもしこの枠をなくすことが出来れば
大きな発想の転換が出来るのでは?となります。



もしこうなればリフォームしたとしても







と言う感じに違和感なくシンプルなデザインが楽しめます。
この為には色々考えた上でデメリットを考え直さなければなりません。
その上で工事には普通よりも繊細な精度が求められます。

では実例を見てみます。
まずは「風を取り込む家」の場合



この場合は「巾木」をなるべく目立たないようにするため
通常は壁にペタっと貼るのですが
木をオリジナルに加工したものを使い壁の中に組み込んで有ります。
ここは壁はクロスではなくじゅらくで仕上げています。
じゅらくになることで天井と壁との境も無く廻縁も必要ありません。



つぎに「風の回る家」の場合は壁も天井もクロス仕上げです。
巾木はここでも木を加工した物を使い白い塗装をしています。
クロスの収まりは枠と壁の間に小さな隙間(目地)を用意し
その中にクロスを巻き込む様に考えてあります。

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お部屋の模様替えリフォーム案-02-壁・床・天井

今回は内装材の色について考えてみます。



リフォームした物のどこか物足りなさを感じてしまう経験は無いでしょうか?
少し例を挙げてみると



窓枠や戸枠は交換の必要な場合も多く結構コストが掛かってしまう場合があります。
その上リフォームの施工では枠の取り替えには周囲の壁や床をやり変えたり
傷つける事もあります。



もし敢えてイメージを変える事を考えるなら
敢えて壁紙に絞るのもおもしろいと思います。



一面を張り替えるだけでもインパクトが生まれます。

また材料というのはフローリングやクロスに限られた物でもありません。
例えばタイルなども質感に変化が出て有効だと感じます。
タイルといえども色々あり参考に
Kuriyamaのスーパーマテリアルシリーズからご紹介させて頂きます。
店舗内装用のタイルを多く開発していますが
担当者に直接お伺いさせてもらうと住宅でも十分対応可能とのこと。


鉄の様な質感にタッチが付いています。

折り込み絨毯のようですがこれもタイル


まだまだ色々な内装材はあります。

しかし今回の考察で解ったことの一つに
どうも「枠」に大きなデザインの影響があることが解ります。
次回はそんな「枠」の事を少し書いてみようと思います。

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網戸の張り替え-検証編「布戸」

随分日差しが強くなってきました。

先日の企画「布を張ってみる」により
ジムショの窓にはこんなシェードが出来ました。
普段から使いながら下の写真のように日差しが入ってきそうな場合
その位置に合わせて移動させています。



日よけという目的なら他にも色々あるのですが
あくまで網戸のフレキシブルな活用をモットーに更にアイデアを凝らしてみようと思います。

日差しが床に入ってこないだけでも随分と室温の上昇を抑える物だと
実感しながら、見た目の柔らかな感じも気に入ったのですが欠点も色々出てきました。
やはり薄い布は固定用のゴムをすり抜け一部穴が空いてしまいました。
もう少し材料を考える必要もありそうです。

網戸自体の使い方も考えてみると
昼間は虫が集まらないため「網戸」にしている必要がない。
となると日差しに関しては網戸は自由な位置に出来ると言うこと。
逆に夜中は「日よけ」が不必要になる。
この両方の条件を使い分けることで
新しいアイディアを考え中です。

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お部屋の模様替えリフォーム案-01-イメージを作る要素

お部屋の模様替えやリフォームとふと思っても
「何をどうすれば・・・・・」
ですが少し気分を変えて「リフォーム」と思っても
見た目が新しくなる程度では少し物足りない感じがしますね。
そこを少し砕きながら考えてみることにします。

まずお部屋のイメージを作る物とは何だろうと考えてみます。
広く想像するとまとまりにくい為「リビング」を想像することにしますね。

1.面積が大きいと言う意味で内装材
  具体的に言えば「壁紙」「天井材」「床材」に加え「カーテン・ブラインド

2.「家具」も大きなポイントになりますね。
  基本的に部屋の壁から出っ張って来ることになります。
  その分イメージが主張してしまいがちです。

3.「照明」はお部屋のイメージを大きく変えますね。
  やり方付け方種類によっても変化が大きく併用も調整も可能なので
  「変化」という意味で大きな力を発揮します。

4.「家電製品」は必須のコンテンツなのですが家電製品にはデザイン性が
  製造メーカーの個性であったり色的なバリエーションを選び統一するのは
  難しい側面がありますね。具体的にはTVやコンピューターなど。

5.「建具」これは扉や戸の事をいいます。
  壁などは貼り替えが出来るので簡単なのですが
  この建具はそうは行きません。その為少々厄介な側面があります。

6.「導線」これは部屋で人が移動する経路の事ですがイメージに?
   と思われるかもしれませんが、人の視線は大きなイメージを左右します。
   今まで見ることの無い物を見ると変化を感じる事が出来ます。
   併せて普段自分のお気に入りの位置を考える事も必要です。

7.「収納」ここでいう収納とは「家具」とは少し違い家具以外の
  造り付けの収納を差すことにします。

では次回は上の要素をそれぞれアイディアを含めつつ書いて見たいと思います。

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網戸の張り替え-アイディア編「布を張ってみる」

前回の記事で網戸の張り替えにチャレンジした私
網戸をただ張り替えるのではと少し思いつきの行動にでました。

「網戸で日差しを避け視線をカットするような事が出来ないか・・・・」

普通であれば外部にスダレやゴーヤの様な植物を植えるといいのですが
しかし敢えて網戸で同じ効果+便利な事ができないかと考えた結果

「網戸に布を張る」

実験開始です。



ロゴをパソコンプリンター紙で布にアイロン転写してみました。

で前回のように張ってみます。


ご覧の通り仕上がりは大失敗です・・・
失敗その1.ロゴの片方がアイロンプリント転写失敗
失敗その2.張る時に引っ張り合うのでねじれが生じるためロゴ転写は張った後にすべきでした。
失敗その3.中桟の下の部分に布を両方と思っていたのですが急に思いつき実験と張った布が上下逆に・・・
失敗その4.網とは違い「布」に摩擦抵抗が少ないために固定のゴムをはめても抜けやすい

ですが日避けには結構役に立っています。
網戸なだけに左右に位置を移動できるので時間帯に合わせフレキシブルに対応も可能です
通常日差しは足下から入り始めるので、ロールスクリーンの場合は上から全部窓を覆わなければいけませんがこの場合なら上からでも換気が出来ます。
障子の様な落ち着いた雰囲気感も楽しめます。

失敗は成功の始まりともいいます
既に次の案が思いついているのですが
暫くこれで日照の実験と使い勝手を含め
最終考察案は様子をみながら近いうちにまとめようと思います。

「めざせエアコン要らずのエコ生活!!!」


アート?家具?家に?「メイド・イン・カッシーナ」-まとめ-

2009年6月初週の週末に私は東京六本木ヒルズ森タワー52Fの
メイド・イン・カッシーナ展に居た。

各デザイナー毎に刺激をもらいながら歩いていた。
どのデザイナーにも新しい自分を感じながら
順路を無視した行動をとってしまった。
全てをここに書くわけには行かないので
数点ほど書かせてて頂きました。

part1 - Philippe Starck
part2 - Gio Ponti
part3 - Jean Marie Massaud

もしよろしければ参照下さい。

私はがカッシーナの家具を初めて見たのは18年前で
その頃思ったことが「かっこいい」「高い」「これなら作れるんじゃないの?」と言う感想でした。
それより家具好きな私は18年間「いかに自分に合う家具を作るか」を考えてきました。
初めは頭の中で考え必要な物を考え

 壁に張り付くPCデスク「WallDEPC」
 リビング収納「一本柱」
 座卓椅子卓切り替えPCデスク「StandDesk」
 2台のPCを収納し熱・音を伝えない「Shell」

そんな事をしていると
家具製作の限界が知りたくなってくる。
その為に著名な建築家も依頼する家具製作会社にお願いをして
家具作製図面のお手伝いをさせてらいました。
打ち合わせをしながら色々なノウハウを教えて頂きながら
数々の難題が有ることに気が付きます。

あのカッシーナを作る事が出来る思ったことは
とんでもなく途方もないことと言う事に気付いたのです。
あのデザインで質を保ちつつ製作することは高度な事なのです。
改めてカッシーナの偉大さを感じました。
選べば出来なくはないのですがそのままの仕上がりと精度を求めると
異常なまでにコストが高額になるのです。

「家を考えながら家具を考える」

キッチンも家具であり
押し入れの棚ですら家具になり得ることに気が付き
しかもそれは使う人は万人ではなく個人なのです。
その人に必要な物必要な仕上げを練り上げていけば
コストも作製工程も大きく省く事が出来る。


そう考えてプランニングを組み立てたのが「風を取り込む家」の制作家具でした。
今ある家具の容量を聞きながら調理配膳のしかたを見させて頂きながら
お皿の枚数・種類を調べながら家具の配置と使い方を検証しつつプランニングしました。

昨今、家具にはコストパフォーマンスに優れた物が多数あり
カッシーナの様にデザイン品質共に素晴らしい家具も存在します。
しかしどんな家具も大きく家・すまい・暮らしに大きく影響を与えます。
カッシーナはそんなファニチャーの世界を広く想像豊かに伝えていると感じました。

結果「高い」「作れそう」というファーストインプレッションは崩れましたが
私にはますますの家具に関しての関心は深まる結果になっています。

マッソーのアスペン「メイド・イン・カッシーナ」-part3

再び東京森タワービル52Fの私です。
会場は「メイド・イン・カッシーナ」

貴方は普段家具を選ぶ場合にどんなことを考えるでしょうか。
・家のサイズに合った家具
・家のデザインに合った家具
・コストに合った家具
ですがいざ売り場に行き様々な家具に触れていると
・手触りのいい家具
・体に合う家具
という要素が加わり初め
そうなると、とたんに家具を選びは難題になってしまいます。
難しい難題には代わり有りません。
私もきっと同じ事を考えてしまい、頭の中がぐるぐるとなるでしょう。

家具が建築かどうかはこの際置いておいて
家のプランニングの材料として考えると
私が会場を歩いていて「欲しい」と思ったソファーが数点ありました。

その一つがジャン・マリー・マッソー(jean Marie Massaud)のアスペンでした。
アスペン自体は180センチと260センチの2種類のソファーを中心として
様々なコンビネーションを用意されているソファーですが
私的には260センチ一本を外庭の見える少し幅を広めにした廊下に置いて見たい。
「デザインの自然との共生」とテーマ付けられた作品ですが
木漏れ日の中家族が行き交う様を感じながら読書にふけったり音楽を聴いていたい
きっとそれに気が付いた家族は自然と大きなソファーの側にちょこんと座り
全く別のことを始めるかもしれない。
そんな中から新しいコミュニケーションが生まれるのかもしれないと感じるのです。
リビングルームは各個人が自然とバラバラに生活できる広さを用意してあり
逆に言えば一緒に居ても案外干渉しあうことは少ない。
こういったスペースだからこそ昔あったような縁側コミュニケーションの一部が想像できるのではと
感じてしまうのです。
もちろんこのアスペンを使用しないでも十分可能です。
ですがこのアスペンだからそういった想像を膨らませる結果になったともいえます。

新しいスタイルを無理矢理探すのではなく
デザインや形から色々な想像を働かせ
自分なりの答えを見つけることが大切に感じています。

ポンティのレジェーラの意志-「メイド・イン・カッシーナ」-part2

前回からの続きになりますが。
6月も初週の週末、
私は六本木ヒルズの森タワー52Fでぶらぶらしていました。
当日は「メイド・イン・カッシーナ」と題し
カッシーナを支えてきたデザイナーをメインとする展示会が開かれていました。

カッシーナの創設を助けたとされるジオ・ポンティ(Gio Ponti)氏の
軽量で丈夫で名高いスーパーレジェーラ



会場にはシンボルの様にこのレジャーラが
山のように荷台に積まれたトラックの写真があった。
もし貴方が座る椅子を作るとして「丈夫」は普通に考える事なのだが
「軽量」は必要なのか?
椅子なんて丈夫であればいいのでは?
丈夫に作れば部材が必要で「重くなる」これが常識だ。
しかし、「丈夫」と「軽量」を兼ねれば同じ椅子でも「使い方」が広くなり価値が上がる。

  気軽に日の差す窓際に本と椅子を両手に移動してみたり

  キッチンの中に持ち込んで座りながら煮物のできあがる様を見ていたり

出来ることは多く広がり今まで、場所場所に用意していた椅子が一台で兼ねる事が出来る。
物を大切にする、物に愛着がわくと言うことは「使い続ける」事と密接な関係だと私は思っているが、出来る限り素敵な物お気に入りな物になる為の要素というのは
こういったことからかもしれないと感じた。

現在でこそ携帯電話に見られる様な、
コンパクト・軽量は外せないキーワードになりつつあるが
もしかしたらその口火たを切ったのがこのレジェーラではなかったのかと感じる。

こんな事を考えているとつい家の考え方を模索したくなる。
家をこれから建てようと考えるなら
かつて暮らした「家」での経験から見聞きしたことから「理想」を思い浮かべる。
しかし、これでは本当の建てたい家は「過去現在の中から選んだ物」になってしまう。
先述したスーパーレジェーラの様に必要な条件を確認しながら
その為の工夫を凝らし解決策を模索しながら家を提案させて頂く。
答え(コンセプト)は各自各家族それぞれにあるはず。
できれば、このコンセプトを探り話しレジャーラの様に暮らす人が愛着の持てるような
そんな家を設計したいと感じる。
その事が、「優しい人になれる家」に繋がると改めて感じた。

またもやペース配分がまずく次回に持ち越しをさせて頂きます。

お礼の一文
 先日驚いたことに私の事務所担当の広島カッシーナの今井さんから
 メイド・イン・カッシーナ参加のお礼の名詞と供に心遣いの入ったお便りを頂いた。
 会場で署名などなかったのでもしかしたら
 このブログを読んで下さったのかもしれない。
 感謝の念をここに掲載させて頂きます。
 合わせてカタログ上から少々写真を拝借している事をお詫びとお願いとして。


家具から家を考えるフィリップ・スタルクのL.W.S-「メイド・イン・カッシーナ展」

梅雨入りした東京で徘徊を続け
たどり着いたのは六本木ヒルズの森ビル52F
「メイド・イン・カッシーナ展」
アート?家具?というフレーズで開催されていた。

「カッシーナ」といえば有名ですが
高級家具屋・輸入家具屋と思われている方も多いのかもしれないですね。
ただ、デザイナーが用意した家具を売っているだけの家具屋ではなく
物作りの形としてより優れたデザインの物を
色々な感性に合わせて制作するには多くの技術が必要になります。
カッシーナはそんなデザイナーとコラボレーションしつつ制作を行い
共同で開発してきた会社です。
それがアートと感じる方も家具と感じる方も居るかもしれませんが
その先の答えを求めてきた会社と私は感じています。

今回はその様々なデザイナーを取り上げコラボレーションの歴史を

メインに展示されていました。






家具というのは非常に生活スタイルに密着しがちなコンテンツです。

椅子に座れば
畳に座るより視線は高くなり天井は低く感じ
その側でごろごろと寝転がる事も出来ない。
座っている場所は自ずと決まってしまい
毎日同じ場所からの風景を見ることになりやすい。
もしかしたら日本人は至って猫的な生活スタイルだったのかもしれませんね。

日本人には座の文化があるため椅子という文化が少し特殊に感じる方も多く
どこかインテリアとしての側面を見ているのかもしれませんね。
ですが人がくつろぎ落ち着く場としては大きな差が有るわけでもない気がします。
実際に良いソファーを見つけてしまうと、色々な妄想を駆り立てられます。
住宅設計においてもその他の設計においても
椅子の有無は大きく左右されます。



Philippe Starck(フィリップ・スタルク)のL.W.S.(レイジー・ワーキング・ソファー)などは
ソファーの上で休息・仕事・食事・睡眠など人間の様々な行動や姿勢を想定してデザインされました。1988年に制作されたのですが現在のライフスタイルの一つを大きく提案した作品に感じます。
座っている場所にしたいこと出来ることをそれぞれが持ち寄って過ごす
そんなテーマは今も多く息づいています。

しかし、いざ現実に考えると
長さが225センチもあり奥行きも91センチもあるソファー
日本の家は狭いからこんな大きなソファーは・・・
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、家に合わせてソファーを選ぶのはとても難しく
ドレスを見てモデルを探すのと同じ事かもしれません。

ではソファーに合わせて家の事を考える観点が・・・思うのです。

もしこのソファーのあるリビングを設計するならと思うと
あーでもないこーでもないと色々な妄想が膨らみます。
もしかすればリビングというよりソファールームやソファーコーナーを考えてみたり
落ち着きのない大きな大部屋に敢えてこのソファーを2台並べてみたり
そうなると収納や導線が・・・

などと思っているだけで
展示場の人の流れを無視した行動を取っている私が居るのです。

少しペースを誤ったのか他の家具の続きは次回に回そうと思います。

網戸張り替え

GWが過ぎストーブのお片づけが済み
気が付いたらリフォームで網戸張り替えなんて時期ですね。
先日従順+αのリフォームをさせて頂いたお客さんの所に
行ってきたのですが、網戸が・・・・と
専門業者の方に頼むのですが
これは少し自分で張り替えくらいして自習時間です。

網戸の網に種類が有ります。

色の種類
黒  網自体が目立たなく視線が抜けやすい
灰  白っぽく見え視線をカット
青  青く見え視線をカット
銀・黒  銀の方からは視線をカットしつつ黒の方からは視線がぬけます
      マジックミラーの様な効果ですね

メッシュの細かさ
16から30と数字が記載されていますが
これは1インチ角に編み目が何個という単位になります。
編み目が大きい 16 >>>>>  30 編み目が小さい
ということになります。
標準で18・20くらいで問題無いかと思います。
編み目が細かければ小さな虫も入ってこられませんが
逆に風の抜けは悪くなります。
花粉対策用の網戸も存在します。
メッシュ200などの製品もあり外付け方式など種類色々あります。

網の材種
ポリプロプレン 一般的です
グラスファイバー  ガラス繊維の為火に強く耐候性がある
ビニールコーティング ペットがひっかかっても破れないという優れもの
                通称 ペットディフェンスネット
ステンレス  金属製のメッシュです
ケプラー素材混入など様々な種類が出ているようです。

因みに私が今回用意したメッシュ(網)は
黒色の20メッシュでグラスファイバー製のもの

さて実際張り替えてみました。





という感じで無事完成したように見えますが

少しミスってしまいました。。。。

リフォームとして業者にお頼みするのがいいのか
自分でDIYとして作業するのがいいのかと迷う事も有るかもしれません。

やってみて思ったのですが
全てのリフォーム・建具業者さん達がどこまで対応して
いただけるかは頼む業者さん次第ですが
 ・専門的な種類の選定
 ・ゴミの処分
 ・網戸の建て付けの調節
 ・サッシ廻りの掃除
 ・仕上がり
 ・貼り替えの箇所が多い
利点として上記の事があれば
専門の方に少しお話をされて
依頼されるべきだと思いました。

私の場合少し変わった事を先に考えているので
もう少し腕を磨きたいところです・・・。

網戸張り替え-アイディア編「網戸に布を張る」

お知らせ
当事務所ホームページ
従順+αリフォームの写真館を
追加&リニューアルオープンしました。
もしよろしければ一度ご観覧ください。
従順+αリフォーム

安芸の小京都「竹原」

いよいよ世間はゴールデンウィークに突入していきますね。
皆さんはお出かけの場所おきまりでしょうか?
ちょっとした落ち着いた街並みを見に行かれるのはどうでしょうか?
そこで安芸の小京都「竹原」へ先日行ってきましたのでご紹介です。

4月18日に建築士会で竹原の街並み保存地区へ行ってきました。

正確には「竹原市竹原地区伝統的建造物群保存地区」と文化遺産に挙げられています。
全く余談ですが原田知世主演の「時をかける少女」のロケ地にもなりました。


そんな街並みを歩きながら研修というのが今回です。



街並み保存センターで研修を受けてから街を歩き始めました。



静かに落ち着いた街並みですが保存地区とはいえど
ここには人々の生活空間でもあります。
そんな生きた街並みがたたずんでいました。



西方寺横にある普明閣・籠堂からの一景



松坂邸の正面
街の佇みを伝えてくれています。



地蔵堂に続く街並み



街並み保存地区より少し外れた場所にある
竹原市重要文化財 森川邸の障子飾りの陰影



職人技の組で技が生き続けていました。



「たたずまい」という言葉には
一点ではなく多くの技をもって成されると感じました。

結婚式ウェルカムボード・案内用名詞作成

この週末に私の大切な友人が結婚をされました。
何か私にも出来ないかと作らせてもらったのが
ウェルカムボードと新居案内用の名詞です。

そんな感じで作成したウェルカムボードです。


※[氏名は仮名になっております]

ミュージシャンを目指した彼に
今度は二人で新しい星になって頂きたい物です。
実際は似顔絵を笑わせたり少し変更したのですが
なんとなくこちらの方が私が気に入ったのでこのタイプでのさせてもらいます。

そして新居案内用の名詞です。
表面−日本男児という言葉の似合う彼に合わせて少し文字をあしらいました。

知之者不如好之者
好之者不如樂之者

個人的に上の論語が好きなので
勝手に気持ちを送るつもりで
お二人用にアレンジしています。


裏面−ギブソンのギターのヘッドをあしらって見ました。

相談無しで名詞は作ったのですが
ギブソン好きだったらしく
気に入ってもらった様でよかったです。


※[氏名は私の物になっております。地図は特定位置表記を消させて頂いています。]


お二人ともお幸せに^^



2009世界のインテリアトレンドデザインセミナー

先週の事ですが
Findsデザインセミナーへ行ってきました。
講師は佐戸川清氏
2009年のインテリアのトレンドをご紹介頂きました。


インテリアのトレンドというのは非常に流れも速く
そして、斬新な物が好まれるイメージがあります。
コンセプトの強い物こそ長く使える考えが私にはありますが
斬新なイメージをみれたのは良かったと感じました。


フランクロイド・ライトの照明-タリアセン-

フランクロイド・ライトという建築家がいます。
建築家として有名な方なので聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
彼は自分の設計した建物のために、照明や椅子などの家具をデザインしています。
そんな彼がライトの自邸として設計されたタリアセンという建築物があります。
そんなタリアセンの照明があります。
先日良くしていただいている知り合いの家具屋で組付けを行っていたので
見させていただきました。

支柱にコの字の幕を取り付けていきます。

幕の内側には耐熱の鉄板が仕込まれています。

支柱の下部です。
しっかりとした骨組みがされています。

交互に填る様になっている反射用の板です。
電球のあるコアの部分の上下どちらにでも
取り付けることができます。
このことで光の伸びと方向が変わり
変化をつけることができるようになっています。
しかも、驚くのはこの板は裏表で反射率が違います。

これでできあがりです。

この照明で感じる事は異常な存在感
F.L.ライトの有機的な建築物の中では
この存在感が逆に建築物に味わいを出していくのです。
私もいつかこの照明を置きたくなる様な家を設計したいと思います。

家電製品とインテリア

子供の頃から家電量販店いっては
あれやこれやと見て回りお店の人と仲良くなったりしながら
家電製品が大好きな私です

アンプは何がどうとか
スピーカーは何が自分に良いとか
から始まり
××社製の洗濯機は操作ボタンは耐久性が・・
なんて色々触って見てワクワクしていました。

でも何故か共通で感じていた事

「かっこいい家電が無い
      それか、有っても高い」

そうなんですよね。
家電製品はインテリアとは違います。
インテリアに気を遣われた製品はありますが
それは家に並べてみると
メーカーデザインの壁であったり
同じメーカーでも製造年の壁であったり

更に言えば
家電製品そのものに対してのデザインであり
家や部屋に対してのデザインでは無いのです。

それなら家のデザインから工夫をしていけば
新しいデザインから発送できると思います。

ただ、デザインばかり追いすぎると
家としての収納だったり居心地であったり
大切な物が失われてしまいます。
バランスを見ながら全体を考える
これが私の仕事の一つでもあります。



K邸リフォーム完了

去年の記事でK邸リフォーム着工のお話しましたが
年末には完了していました。



今回のK邸は玄関と各部屋に繋がる廊下の内装のリフォームでした。
玄関というアプローチ部分は
この部分だけを大きくイメージ変更するのは
家全体のイメージが変わってしまいます。
なるべく大きく変えることなく
ささやかな変更でアプローチしました。

イサム・ノグチ展示会と前の回答

「イサム・ノグチと広島」というタイトルで
広島市立図書館で展示会をしているみたいです。
期間中にちょいと足を伸ばしてみようと思います。

詳細リンク

展示会とか講演会とか
出来るだけ足を伸ばしたいと
思いつつ期間が過ぎてしまいがちで反省


少し前の記事で「何でしょうか?」と書いておきながら
やっとこさ付いた写真を撮れました。
トイレカウンターでした。
一部に小物入れを付けておりますが
女性がおトイレで急に欲しい物が入っています。


家電に少しMYHOMEらしさ

少し美味しい朝ご飯の為に
Cuisinartのトースターを買いました。
表面サックサク
中身モッチモチ
そんな朝のご飯を楽しみに・・・



これから仲良くやっていくので
ステッカーを作って貼ってみました。
子供の書いた絵を少しロゴチックにアレンジして
購入日なんか入れてみました。

一つ手を加えることで
何故かかわいさ倍増になってしまいます。



物を大切に使う第一歩になればと思いますね。

従順+αリフォームの意味

先日リフォームをしたのですが
住まい手になるご家族とお話をさせて頂いていると
「今ある家の不満点」
これが「建った時の家族の生活」と
「今の家族の生活」がずれてしまった。
家族の生活は数年経つと

子供は育ち家の外で暮らす事になり

働く環境も大きくかわり時間的に変化が生まれる

単身赴任の多い御主人さん

などなど
予想していないことも生まれてきています。
部屋によっては使われてない部屋があったり
逆に生活が密集している部屋も出てきたりします。
そういった所を家の一部を変更することで
修正できれば大きなリフォームをしたことになるのでは
ないでしょうか。
間取りもありますが
お部屋の使い方も大きく差が出るところです。
そんなアドバイスも含め
お家を見させて頂きました。

家の造りは非常に立派かつ繊細な印象を受け、
できれば今の家を大切により活かせる
そんなリフォームプランが浮かんできました。

「従順+αリフォーム」
とタイトルを付けました。
「従順」というのは
住み手のライフスタイルから
家の状態・構造・インテリアに従順であり
その上でアイディアから新しい空間を
見つけ出す。
そんな想いからです。
では「α」というと・・・
こんな物からからだったりします。
リフォームしたH邸のあるパーツです。

何に見えるでしょうか?

従順+αリフォーム


先日ほぼリフォームが完成しました。
まだ追加部分等が少々残っていますが
取りあえずの引き渡しを完了しました。

リフォームは元の建物に合わせる部分が多く
有る意味建物を触りながら各部を納めて行かなければなりません。
詳細を含めホームページ用にいまアルバム記事を作成しております。
もう暫くお待ちください。

H邸リフォーム完成まで後少し

キッチンは料理をする場所と決めつけていては
空間に広がりも何も見えてきません。
できればもっと色々な事が出来るスペースとして
ご準備されてはと思います。

対面キッチンのカウンタースペースは
使用方法が大きく別れる物です。
配膳カウンターとして使う場合
キッチン周りの収納として使用する場合

H邸のご家族は
5人家族なのですが
現在は二人でご使用になられています。
その為朝ご飯などのカウンターとしてのキッチンカウンター
そして偶に使うノートパソコン用のテーブルとして
正面にお気に入りの椅子を並べておいて欲しい
そんなキッチンカウンタースペースです。





こちらは塗装完了状態の洗面脱衣室です。
内装クロス貼り作業が始まっています。
木の部分に濃い色を入れるのは本当に樹種により
様々に変化をするので塗装屋さんの腕の見せ所になります。
数回の色打合せの上現地で確認しながら色決めをさせて頂きました。



明日がいよいよ設計検査の予定です。
仕上がりが十分が設計者の検査になります。
期待と責任を感じつつ行ってきたいと思います。

リフォームの勘所

リフォームのH邸へ行ってきました。
状況は造作工事が大詰めを迎えています。
造作(形を作る)ということから
大工さんが主体の工事です。



リフォームは新築とは違い見えない内部などを場合場合に合わせ
臨機応変にベストな判断が必要になります。
その為には図面重視の新築工事とは違い
現場の細部の状況把握がとても重要になってきます。
その空間の条件しだいで
その考えも変わってきます。

例 感じて楽しめるキッチン





壁向かいのストレートキッチンでしたが
今回はプランを変え対面キッチンを計画しました。
対面キッチンというのは色々考え方がありますが
対面で家族と顔を合わせるスタイルだけで
用意してしまうと弊害も生まれてしまいます。



浴室もこんなかんじになりました。

考えるリフォーム

明日からリフォームの工事が着工します。
間取りも含め水廻りを改装予定です。
リフォームというのは新築より難しく
今ある建物を新しく組み替えるので
その為には色々な検討が必要になります。
ですがリフォーム前よりもより良い状態にするのが
正しいリフォームだと思っています。
上辺的に綺麗にするのは物を交換すれば済むのですが
それだけでは塗り替えでしかありません。

といってもリフォームは暮らしている人が
「お部屋広くならないかな?」
「機器が古くなったな」
「見た目が古くなったな」
という所から依頼が生まれます。
ですから普通の場合、その事だけを改善する事しか考えません。
だからといって他に余計な内容を増やすのも意味がありません。
単純に1+1=2とすれば良いという物でもないと思うのです。

家の状態、家族の状態、そして家の使い方を
色々話させて頂いて、見させて頂いて
説明や相談をさせて頂きながらプランを練っています。



これは内装イメージの内観パースですね。
今3プラン用意しているのですが
既存の建物の雰囲気に合う用に考えてみたり
少しイメージを変えてみたりしています。
貴方はどれがお好みでしょうか?

住設機器選択のキモ

昨日はリフォームのお客さんと
キッチンやお風呂の住設機器の展示場に
ご案内させて頂きました。
住設機器というのは
年々進化を続け、モデルチェンジを繰り返し
新製品が生まれています。

キッチン一つをとっても
標準付属パーツとオプションパーツとあり
選択するだけで一苦労します。
昨今のキーワードは「掃除のしやすさと収納の便利さ」
「これは楽ですね」と思う事がオプションになっています。
このことに関してはきっとどんなお客さんにも
対応できることになります。

 便利→高価格

という流れがあるのも確かです。
予算とじっくり検討の上
割り切るのも大切なことですね。

ダイニングからお花見です






風の回る家の目の前には陸上自衛隊海田駐屯地があります。
先週末は2000本におよぶ第13旅団のさくらの一般開放日でした。
お施主さんにお誘いを受けて少しばかりのお花見ができました。



対岸のさくら並木です。
まだ八部咲きでしょうか。
この時期を飾る春の名物ですね。

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ダイニングテーブルは丸か四角か

ダイニングテーブルといえば
家族が集まって食事や団欒をする場所になったり
お客さんが来たときのしゃべり場になったり
時には料理の作業台のような使い方をする方も
いらっしゃいますし
買って返ったばかりの買い物を取りあえず
置く場所だったりしますね。

でも家具屋さんにいくとダイニングテーブルは
四角い物や丸いものもあります。

インテリアの一部にもなるので
皆さん結構お悩みの方が多いようです。

では少し特徴を


まず四角のダイニングテーブルです。
カウンターとして物を置くにも、作業するにも
使いやすい形で、部屋に占めるスペースも少なめになります。
4人程度の場合なら顔を合わせながらでも、
お話もできますが6人以上になると
すこし顔を向け合ったりする感じがしますね。

私がこのテーブルを置く前提でプランするとしたら、
周囲の収納にスペースを預けたり
短辺方向を壁に当てそこに大きな窓を用意することで、
広がりのあるダイニングを感じたいと思うかもしれません。


次は丸のテーブルです。
サイズによりますが四角のテーブルに比べ
周囲に正方形のスペースが必要になります。
数人ですわっても視線が素直に合うので
みんなで囲む用にコミュニケーションが取れると思います。
家族のイベントやお客さんとのティータイムも
盛り上がりやすいかもしれませんね。
ただ四角のテーブルとは違い
テーブルの上に物を置いたり
作業したりには向かない気がします。
ダイニングで子供とお勉強といった
事も少ししにくいかもしれません。

こういった丸のダイニングなら
広めのスペースの中心フィニチャーとして配置するのも
おもしろいかもしれません。
どこからでもアプローチできる円形の特徴と
すわって角の遠近感の見えない円形の天版は
落ち着きを感じさせてくれるでしょう。

テーブル一つでも
明らかにリビングやダイニングの見える風景や
形が違ってしまいますね。
設計する際にもこんなテーブルが・・・
と考えながら形を起こしていきます。

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トイレのローコストすっきりリフォーム

リフォームといえばリフォーム業者という考えが根強いと思います。
リーフォーム専門と言えば当たり前かもしれません。
ですが私もリフォームはさせて頂いています。

ですがリフォーム業者さん達とは少々考え方が違います。

お客さんから
「トイレをスッキリとリフォームしたい」と
言うお話が実際ありましたのでそれを例にあげてみます。



現状はアクセサリー等は省いていますが標準的なのトイレプランです。
お話をさせて頂いていると最近の「ロータンクレスなトイレ」のイメージがあり
トイレにアクセサリーなど置いておきたい要望も上がってきました。



普通に考えればこのようにロータンクレスにしてしまえば
掃除も簡単に行えスッキリとします。

リフォームではつい取替えやり換えを前提に発想してしまいます。

ですが本当はトイレに不満が有るわけではないのです。
トイレ内の雰囲気や機能に不満があるのです。

目的:スッキリして機能的なトイレ空間

これがテーマなのです。
今あるトイレを撤去して新しくトイレを付けるという方法もありますが
その予算を他に使うことも可能です。

そこで一案



ロータンクが見えるためスッキリ感じないなら
隠してしまってもいいと思います。
アクセサリー様に棚等を準備してもいいと思います。
尚かつ間接照明等をプランニングしてやれば
もっと違ったトイレにリフォーム出来るとおもいます。

実際に見積りも取りましたが
予算的にも新しいロータンクレストイレを準備するより
遙かにローコストになります。

発想次第で色々な事ができるのです。


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ミースのバルセロナチェア


先日「風の回る家」の施主さんとお話に出てきたバルセロナチェアです。
始め私が腰を下ろした時の印象はどっしりとした重量感と
座った姿勢を全く邪魔をしない、言葉を換えれば何もしない
スタンダードな椅子と言う印象でした。
存在感を消した脚部の金物で黒の座席を浮かせたようなデザインは、
人が座ることで座る人の存在感を引き出していきます。
「閲覧する」「鑑賞する」を現在にリロードして使用するのなら
理想的な椅子と感じました。

今では元の意匠権が消滅しているため
リプロダクト品が一般的に市場に出ています。
その為少し格安で手に入れる事が出来ます。

そんな記事を書いている私の今座っている
椅子が壊れてしまいました。
どうも購入した処に連絡したのですが
在庫どころか生産終了品だということで
もう一度選びなおして交換になるようです。
保証もとってもありがたいですね。
いいのが有ればいいのですがね。

バルセロナチェアは、1929年バルセロナ博覧会のドイツの
パビリオンのためにデザインされました。
デザイン者はバウハウス3代目校長としても有名な
ミース・ファン・デル・ローエです。

電化住宅かガス住宅か・・・それも一つの材料

今まで話をさせて頂いたお客様にも
「電化」がいいの?「ガス」がいいの?
とよく聞かれます。

・家のエネルギー供給源の無駄を絞ることにより無駄なコストを控える
・家の消費エネルギーを効率よくしてエコな生活をする

この2点が大きな理由と言えます。

今現在、供給源一本化については電化については一般化されていますが
ガスについてはガスだけの供給でまかなえるまでには至っていません。


たえば調理器具(コンロ)でいえば
Aさんはこだわり思考で料理が大好き
その為どうしても「火を見て料理をしたい」
ということは「ガス」「電気」という問題以前に
「料理をする楽しみ」ということがキーワードになります。
楽しんで用意された料理ほど食べた人に幸せに
なると思いますよね。

Bさんは毎日子育てや仕事に追われ
家事の時間を抑えたい方もいらっしゃいます。
そうであればより掃除のしやすい方が
良いと言うことになりますね。
その分家族同士のコミュニケーションや
生活に時間の余裕となるのですから。

こうなるとAさんには「ガスがお勧め」
Bさんには「電気がお勧め」となってしまいます。

しかし私の場合は少し違います
やはり使う人のライフスタイルや環境によります。
私の場合は実はこんなやりとりから
別のことを考えていきます。
例えばAさんであれば
台所は
「家族とのコミュニケーションあるおいしいダイニング」
「特殊な材料も保管できる収納」
「Aさんの調理しやすい専用コクピット的なキッチン」
「より楽しく料理ができる仕掛け」
・・・・
挙げればきりがないぐらいの要素をもっています。
できれば住まわれるご家族の特徴を大切にした
キーワードを優先的に考えて
「全てのプライニング」に付け加えていくのが
私のプランニングの一部にもなります。
大切なのはやはり「ガスor電気」ではなく
「本当に住む人が充実した生活を出来る事」なのですから。
そこまで考えた上で「電化住宅」か「ガス優先住宅」か
考えてみられたらどうでしょうか。

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リフォームの考え方(部屋を広くしたい編)

建築設計事務所はリフォームとは無関係

リフォームはリフォーム会社へ頼めばいい

なんて思って居ませんでしょうか。

建築設計事務所というのは「建物を考える専門職」です。
「間取り・人の導線・構造強度・環境・ライフプランニング・・・」
色々な事を考えながらプランニングできるのが建築士です。

「部屋を広くしたいのですが・・・」

良くご希望のある事例です。
リフォーム等ではこれを聞き即座に
「増築」「間仕切りの変更」という対応でしょう。

しかし私の場合は少し違います。
「部屋が広くしたい」この言葉には理由が有るはずなのです。
・家族が増えたので手狭になってしまった
・部屋に置く物が増えてしまった
・来客者が多くなり狭く感じるようになった
・もとから狭いと感じていた

色々その家々に理由があると思います。
では「部屋に置く物が増えてしまった」を例に挙げて考えますと
その要因があるはずです。
その要員を見つけ出します。
「他に部屋があるのだけど行き来が不便で一部屋に荷物が集まっている」
「もともと収納が無いために部屋の内部に色々物が出てきてしまっている」
「部屋の間取り上家具の配置が曖昧でデッドスペースが多い」

となると
「部屋を広くしてほしい」=「他の部屋と導線を簡単にしで収納を増やし家具のプランニングを考え直す」
ということになります。
これさえ出来れば大きな金額をはらって
増築などする必要の無いことが多いのです。
私としてはその問題な部分のみでなく
もっと家全体を見渡し問題を解決する事が
一番のリフォーム手順と感じます。

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造り付け家具の良いところ

先日お店のカウンターを移動させたいというお話があり
職人さんを紹介してくれないかとのお話がありました。
紹介をさせて頂いたのですが
どうもコストが合わなかった様で不調になったようです。

「これを外してこっちに付けるだけ」

と言う作業なのですが実はそう簡単でもないのです。
こういった家具に関しての職人さんというのは
同じ大工さんでも少し意味合いの違った方々が専門になります。

皆さんがご存知なのは「造作大工」さん達のことです。
ただ今回のように家具を扱う場合は少し違った手が必要になるのです。

家具というのは家の組み建てより細やかな寸法調節が必要になります。
また木材等のソリなどの変形も考えながら材料を選び
組み込みを行わなければなりません。
こういった職人さん達により建具(室内ドア)や造り付け家具が家に組み込まれます。

その為手間も材料も割高になってしまいます。
その分メリットももちろんあります。

下の写真は地袋と天袋を造り付け家具としてあります。
天袋のスリットの部分にはエアコンが収納されています。
ただそれだけのことかもしれませんが
これだけで部屋の雰囲気はガラリとかわってしまいます。
統一された素材感から機能性も全て自由に考えられるという
造り付け家具にしか出来ないメリットです。


こちらは階段下のデッドスペースにパソコンラックを造り付けてあります。
下部の収納の中にはコンセントからLAN配線などが設置されています。
パソコンラックという物はどうしても部屋の片隅に追いやられてしまいがちです
そうなるとパソコンを触るためには隅に隅に寄って行くことになります。
これでは折角の開放的なコミュニティプランも無駄になってしまいます。
造り付け家具のメリットは家のプランを家具が有ること前提で考えれる
事でもあります。



家具と言いますが建具も造る事が出来ます。
通常の場合コストのこともあり建具はメーカー品などの既製品が
一般的と思いますが、建具もやはり家具なのです。
造ることだって出来るのです。
壁一面を覆う建具で家具のように見せてみました。
普通のクローゼットとは少し感じが違うとおもいませんか。



でも最大の造り付け家具のメリットと言えば
自由なプランニングへの対応です。
キッチン裏の収納になりますが右には冷蔵庫の入るスペースが有りますが
上部に吊り戸棚がはいって居ます。
一般的な既製品の家具は上から吊る構造にはなっていません。
ですから必ず上部が空いてしまいます。
造り付け家具の場合そう言ったデッドスペースも利用できます。
中央はレンジ・炊飯器が収納されますが下部が空いていますね。
実は既製品の家具を並べるとゴミ箱を置くスペースがどこかにはみでて
必要になってしまうのです。
ここではその為にフリーな空間も敢えて用意しました。



もともと私自身造り付け家具に大変興味があり
その新しい可能性を想像するのが大変気に入っています。
その為に家具の図面を作成する仕事をしたことも有ります。
家具ひとつでもその家の使い道も雰囲気も変わってしまいます。
上手に造り付け家具をプランニングすれば
その家のポテンシャルは上手に上がる気がしています。

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古民家にある住空間の良さと不便さ

広島市安佐北区にある
「からっぽ」にいってまいりました。
古民家を喫茶店や工房として使用されています。
こういった古民家利用は色々とされていますが
とても特徴の考えられた本来の民家の良さを
しっかりと守ったスタイルをされていました。

karappo01.jpg
karappo02.jpg
karappo03.jpg

こちらにはこの空間を
ここに集まる人達同士と感じに来る方々が
後を絶たないようです。
「どこか懐かしく落ち着く」
「自分を自由にその場所に置いておける」
ここを訪れる方々達は
そんな私の感想と同じ感じがするのでしょうか・・・

karappo04.jpg

時間のゆっくりと流れる縁側の空間
長く迫り出した軒下
開放性の良い室内空間
風を呼び込む庭先

どれも現在の街中でこの空間を作ることは
なかなか難しいと思われます。
ですが条件など変換を行えば出来る事も考えられます。
重要なのはこの空間を感じて生活が出来ること
なのかもしれません。

karappo05.jpg
とても広く和みのあるスペースです。
よくこういったダイニングが落ち着くからいいねと言われますね。
このようなダイニングをプランすることは簡単なのですが
一番大切なのはこのダイニングが何に繋がっているか
だと私は思っています。
こちらの場合ダイニング→土間→縁側→外と
開け放しの壁はないのですが何層にもわたる
フィルターが掛かっています。
ここに座って何が見えるか
ここに座って何を感じれるか
それが和む理由なのではないでしょうか。
karappo06.jpg

私が訪れた日にはジャズ&ボサノバコンサートを
されていました。
この空間で色々な楽しみを生み出せる
そんなここの方々達の想像に共感を覚えてしまいました。


こんなとても素敵な空間も
逆に言えば悪い面もあります。
家内部が大きな空間であり
こういった住宅は日本の湿度の高い夏を乗り切るために
断熱性も少なく暖房の大変さは住んでみないと解らないと
思われます。
また専門職の要するメンテナンスの難しさも挙げられます。

日本にくらす為に特化されたこの民家のスタイルは
日中に家に居ない核家族にとっては非常に厳しく
逆にその土地にしっかりと根を落ち着け
暮らしていく本来の人の生活を取り戻せる
そんなライフスタイルを望む人には
これ以上にない究極の住宅かもしれません

そんな事を感じさせて頂いた「からっぽ」も
現在後に続いてこの建物を変わって管理してくれる方を
募集しております。
ご興味のある方はこちらの方まで御一報ください。


家で一番触る場所

部屋では天井と壁や床で囲われますね。家の中

では家で一番人が触る所をご存じでしょうか?

天井は背が届きませんから触りにくいですね。

壁は届きますが普通壁をペタペタとするのは

子供さんぐらいですね。

ということは・・・床ですね。

いつも皆さんは立ったり歩いたり座ったり寝ころんだり

よく内装を考えるときに「内装はインテリア」と

おっしゃる方がいらっしゃいますが

それはその通りと私も思うのですが「床の感触」

というのは生活する上でかなり重要なことかと思います。

家発想夢発送 -Concept of happy house-:BlogRankingに投票

リビングにデザインのいいパソコンを

リビングルームに置く物は結構気を遣いますよね。最近の家電製品もスタイリッシュになってきました。ただ・・・パソコンのデザインって言うのはなんだか独特思考でなんとなく置きたくなくなる。そんな事を考えてしまいます。

かっこいいパソコンと言えばやっぱり定番はMacが思い浮かびます。僕も昔から一度は持ってみたいパソコンです。ただ、問題なのは隣の奥さんも会社のパソコンも友達のパソコンもほとんどがWindowsパソコンなんですよね。これではMacになかなか手が出ません。
そこで、少しかっこいいかななんて思うWindowsパソコンをご紹介させてもらいますね。

  知る人ぞしる SOLDAM のパソコン

キーボードからマウスから色々取りそろえられて結構シンプルスタイリッシュです。
しかも、色まで選べてトータルコーディネート出来たりします。
僕の知る限るこだわりを持って格好だけでなく機能面もしっかりとした「信頼」できるパソコンショップです。
そのぶん少し金額が高めですが良い物は良いです。
僕自身はSOLDAMのパソコンケースでパソコンを自分で組み立てていますが、これは大変なので

ベアスタイルという建て売り住宅みたいなジャンルがあります。
こちらならそんなに知識無く買えると思います。
ベアスタイルの中の
これなんか僕のお気に入り・・・と言うか欲しい。

しかし、もうパソコンがあるって人
そんな人でも気分を変える事が出来る方法ありますよ。

WindowsXPの画面ってなんだかつまんないと思いませんか?
そこでパソコンのデスクトップのデザインリフォームしてみてはどうでしょう。
知ってましたスキンって言葉?実はこんな感じでデスクトップ画面のデザインが変更出来ちゃったりするんです。

因みにこれが僕のデスクトップです。
少しミーハーですがMacのDrawingBoardというスキンです。
こんな感じで画面を全然ちがったパソコンに換える事ができます。

desktop

や り か た

1.あなたのパソコンのWindowsXPを調べます。
  [スタート]-[コントロールパネル]-[システム]と進み
  「システムのプロパティ」を開きます。
  こんな画面が出てきましたね。
  僕の場合はラインの所にService Pack 2とあります。
  その他にはService Pack 1や
  無印もあります。
  
2.確認できたら、いきなり他力本願ですが、
  まずXPskinNetさまのホームページに行きます。
  メニューの中なら先ほど調べた通り

   Service Pack 2 だった人は→WindowsXP SP2でスキンを使うには(暫定)
   Service Pack 1 だった人は→WindowsXP SP1でスキンを使うには
      何にも書いてなかった人は →0円で始めるスキン
      
  と進んでください。とても親切な説明が書かれていますので、
  その手順通り実行してくださいね。これで、WindowsXPにスキンを使う準備が整いました。

3.次はどんなデザインにするかです!
  自分で作ることも出来るようですが、それでは大変すぎますので
  世界の皆さんのご厚意に素直に甘えたいと思います。
  
  スタイルスキンのダウンロードサイト
  LOVE.theme
  ThemeXP 左のメニューのcategoriesの中のVisual Styles
  deviantART 下のメニューのSkins & Themesから

  ただ、外国のスキンを使用した場合は物によっては文字の大きさが合わない時があります。そんな時は表示フォントのサイズを変更してあげてくださいね。

4.いよいよクライマックス!!
  先ほどダウンロードしたファイルを解凍して
  c:\windows\Resources\の中に入れます。
  ↑これの意味が解らない人はどこでもいいので保存してください。
  解答したファイルの中から○○○.msstylesと言うファイルを探して
  ダブルクリックしてください。

お疲れ様でした。
どうです。これであなたのリビングも少しイメージ変わりませんか?

役にたったらもし良ければランキングクリックよろしくです〜。 家発想夢発送 -Concept of happy house-:BlogRankingに投票

僕の思う家の考え方

空は時事曲折、それぞれの色に染まります。
雲が出て雨も降れば夕焼けで真っ赤にもなり
夜になれば星空が見えて来ます。
自然に表情を変えて眺めても飽きない空。
そんな事を大切に家造りに取り組みたいと思います。

家は何十年とあなたとあなたの大切な人を守る空間です。
あなたとあなたの大切な人を感じつつ
一緒になって考えられる設計士になりたいと思います。
そんな僕の想いを断片的に綴ったのがこのブログです。家発想夢発送 -Concept of happy house-:BlogRankingに投票

こちらに僕の感じた空達の写真達があります。もしよろしければ
クリックで行ってみてください。

MONO-EYE