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どうしてゴミが転がっていて片付かないの?

私が間取りを考える時に気を使うのが「片付け」です。
家を管理していくご家族にとって一番面倒なことでもあるからです。
とは言えそれを暮らす人次第とは思いません。
家の計画プランに大きく関わらせる事ができると思っています。

よくあるリビングの風景ですが
「ちゃんとゴミ箱に捨てて!」
と声が聞こえてきそうです。
こたつの廻りにゴミが散乱
少し考えてみましょう。
なんでゴミをゴミ箱に入れないのか。
「面倒なだけじゃ?」と思われがちですが、
ゴミ捨て
どんなに面倒な方も椅子に座ってのこれはしないでしょう。
では床に座っているから立ちたくないのでしょうか?
それも確かにあるかもしれませんが、まずTVや何かに興味を取られていると動きたくなくないのです。ですからティッシュはいつも手に届く便利な位置に置かれるのですが、ゴミ箱となると部屋の隅に置いてしまいがちです。

結果的にゴミ箱へのアプローチだけが遠いということになりますね。

・ティッシュは手短に置いておきたい
・ゴミ箱は邪魔にならない場所に置きたい

この結果「使ったティッシュが散らばる」ということになっています。

アイテム一個一個別々に考えるとどうしてもこうなってしまうのです。ですから「片付ける事」をテーマにアイテムの位置を組み合わせてみてはどうでしょうか。

ティッシュの位置
これで使ったティッシュはある程度確実にゴミ箱に入れられると思いませんか?

しかし、これは本当の答えではないかもしれませんね。
ティッシュが遠いと普段が不便になります。お客さんが来た際にはもっと身近にある方が親切でしょうね。
TVがあってくつろぐ場所にはゴミ箱の位置がとても近くなれるほうがいいですね。
テーブルの上に小さなゴミ箱を用意するのもいいかもしれません。
ダイニングルームやキッチンなどの様に人に動きがある場所などは少し離れてもゴミ箱は局所的にまとめたほうがいいと思います。

こんなことも実は暮らしていく中で建築的に解決できるひとつだと思っています。

ルーツを追う

先日北海道へ建物の視察に行ってきました。設計という作業をしていますが最近よく思うことがあります。
何度も人と話し何度もプランニングを組み立てながら試作品を作る事で暮らす人のルーツを教えていただいているんだなと感じます。私の建築という形はそんな積み重ねも含めて出来ています。

今回小樽まで足を伸ばし北一ガラスを見てきました。その中で目に止まった2つの灰皿を手に取りましたがどちらも試作品で底にはOUTLETのシールが貼られています。なんとなく試行錯誤する工程からルーツも垣間見えた気がしました。色々なルーツをゆっくり集め感じながら新しい物に組み込んでいきたいと思います。
試作品の北一ガラス

素敵な出入口

当たり前ですがどんな家にも必ずあるのが「出入口」ですね。
そんな「出入口」ですが「家の顔」と言われます。

玄関の例

今回は私がリフォームする前から出入口が素晴らしいと思ったお家の話をしたいと思います。
上の写真左側の門を抜け右側に入れば玄関へ逆に左に行けば庭へつながります。これだけではよくある流れに感じますが、私が素晴らしいと思った理由はここからです。

窓と道路の高さ

門柱の間に窓が見えますが来客が室内から解る様にこの窓はリビングに繋がっています。この窓の高さが絶妙で門を抜け階段を登っててきた人が見えるぐらいの高さになっています。ですから階段下の道路を往来している人々の視線はそう気になりません。
そして写真で解るように家の前の道路は右側に傾斜がついています。右側に行けば行くほど家との高さはずれていきます。それを上手に利用し玄関戸の正面の道路位置からは玄関戸を開け放しても中が見えないぐらいの高さになります。それを手前の植栽が助ける感じになっています。

一石二鳥の窓

上の写真から玄関の上に四角の窓が見えます。
内側から見ると下の様に吹抜け玄関ホールの明かり取り用の窓とわかります。

玄関の上の窓

ですがこの窓の素晴らしい所は2Fの寝室にも窓がありその室内から窓越しに窓が見えそして外が見えます。このことで2Fにいても道路の様子が伝わってきます。そして玄関正面の植栽がここでも活きています。
寝室からの連越し窓

ただ出入口だからと門と玄関を用意し玄関ホールが暗いからと窓を付けてしまうと1個1個がばらばらの役目しかしてくれません。
それぞれの関係性を考えた上で1つの物で2つ3つの役割をさせてしまう。家の間取りだけを見ていてはこのような事は出来ないと痛感させられます。家の周りを含め道路も家づくりには欠かせない材料なのですよね。
ここの素敵な出入口をもっと素敵になるように考えながらリフォームさせていただきました。

見通す家」(url:http://www.yuujinsha.com/pages/works/06.html)

土地有効利用の環境コミュニティ

敷地の中に配置を考えますがその時にいつも考えている事があります。

隙間を空けても無駄になると考えてしまいます。
「敷地を有効利用」するためにとついつい境界線に近づけてしまいます。
ですがそのスペースを予めプランニングしながら「役目」みたいなものも考えます。
ついつい建築設計となると「建物の内」だけと思いがちですが内側と同じぐらい外も重要と感じます。

想像しやすいのは縁側での関係

道路はもちろん敷地外ですが縁側は建物の中
その間の空間があって初めてコミニュティーが生まれます。

また四角形でない三角形の土地などになると効率が悪く小さな三角形ができてしまったり
それに合わせようと建物を斜めにすると室内に無駄なスペースが入ってくる場合もあります。



例えばこちらの「風の回る家」は三角形の土地に四角の建物を配置し
残った3箇所の土地にそれぞれ役目をつけました。




1箇所目は玄関のアプローチです。
その奥にわんちゃんを放して井戸端会議というお庭が2個目の三角です。




そして3個目の三角は予備の駐車場と家庭菜園




参考事例:風の回る家
家の外も設計のプランニングに必要で家の中とは違いその地域の雰囲気や関係を感じ考える必要があります。
しかしそれが何より大切な事だと思います。

座る場所は椅子?床?

あなたはリビングでテーブルと椅子?
それともコタツで床に座ります?
ソファーにくつろぐ場合もありますよね。
寝室ではベッドに座るかもしれません。
今の日本の暮らしはそれぞれの暮らし方で座る高さが少し差があります。
ということは普段の視線の高さが変わる為それぞれの高さに合った空間作りになってきます。
昔の日本では床に直に座ることが前提になっていました。
ですから視線の高さは一定になるため、部屋や家具は一律な高さの考え方でした。
しかし、昨今の暮らしに椅子文化が入って来たことで人の視線は上下することになりました。

その為に立って料理をするキッチンから
椅子に座って食事をするダイニング
ラグマットやソファーに体を預けられるリビング
と様々な部屋の使い方を分けてしまいがちです。
しかし床の高さは基本的には一緒
床一段上がって和室がありそこには畳に座り込むと
リビングでソファーに座る人と視線が合わさる場合もあります。
いったいどんな視線の高さの関係がお互いにいいのか

こうなってくると「家族と視線が揃うと良いのか悪いのか」という疑問があります。
それぞれ家族により関係次第で答えがあると思います。

家の影

家を考えるというと間取りばかりつい考えてしまいます。
しかし、間取りを考えながら他の事も多く取り入れながら
答えを出すのが私のお仕事。

その中の一つに影というのはとても重要と感じます。
四角い部屋、広い庭があってもこの影が暮らしには大切なんだと思いながら設計しています。

屋根の下、リビングの椅子、キッチンで料理など暮らしの殆どは影の中で暮らすと言えるかもしれません。
この写真の様にただの道であれば通り抜けるだけの物ですが、木々が生い茂り影が落ちるだけでのんびり歩きながら色々な物が見えてきそうな気になる気がします。
そんな少し一歩前に出て色々感じたりできる家づくりを考えています。


屋根の魅力



今日は激しく風の強い日です。
先日とある立派な入母屋の瓦屋根に釘付けになりました。
住宅の屋根はデザイン的にも環境的にも大きなポイントになります。
屋根格好だけで大きく様変わりしてしまいます。

強くて堅牢な日本瓦の屋根を乗せればその分建物に掛かる重量が増えてしまいます。
当たり前ですが屋根は住宅の上に乗っかるのですから重心は高くなってしまい耐震にも更に強度が必要になってしまいます。しかし台風など風による浮き上がりや経年変化等には上部な利点。
また軽い屋根はよろしくないのかと言えばそれもまた違います。
大切なのはその得手不得手を理解しながら建物の全体をコーディネートすることだと思います。

建築探訪-トヨタL&F広島本社 設計:手塚建築研究所

3月12日に呉建築セミナーでお世話になる、手塚氏設計による
トヨタL&F広島本社へ見学に行って参りました。


ファサード自体に特徴のあるこの建物
まるでフォークリフトで運ばれるパレットの様です。

トヨタL&F広島の小椋部長さんに丁寧に説明して頂きました。
これは工場部分を外と分離する女性でも閉められるという大きな扉のレール部分

四角なトンネルの中には整備工場部分と
事務所部分に分かれて配置されています。
工場部分と天井が同レベル天井高さ8.4mになるため事務所もこのような雰囲気になっています。
営業開始当時は天井が高すぎて落ち着かないと思っていても一週間経つとこの高さが心地よく感じてきたそうです。
隔てもなく広々とした空間で社員同士がザワザワするイメージがありますが
実は声は一ブロック離れた声は聞き取れないくらいこの広い空間に拡散してしまうそうです。
住空間でも生活する中家族同士のプライバシーに関してもこういった
区切らないで自由に移動出来る空間は非常に重要なファクターになるのではと感じました。


3月12日に行われる呉建築セミナーに向けて後一歩です。
もしよろしければ建築全く関係のない方でも大歓迎です。
ご参加の方お待ちしております。

呉ポートピアパークでの開放感な空間

事務所の近所には呉ポートピアパークがあります。
クリスマスには盛大なイルミネーションでお迎えしてくれます。

広大なスペースがありとても地域には貴重な場所です。
少し報告が遅れてしまいましたが2/6.7で大鍋祭りをやっていました。

広い空間というのは「開放感」を感じます。
それには「海」や「空」や「山」などからの距離感が大きく影響しているように思います。
では、家の開放感というのはどうなのでしょうか。
部屋を広くしてしまえば「壁」からの距離が遠くなり「広さ」を出せます。
広い会議室や講堂を想像してみてください。
実はこれだけでは「開放感」を感じることは出来ないと思いませんか?
人の感覚は「広さ」=「開放感」では無いと思います。

開放感というのは非常に不思議な感覚で
色々な条件を重ねて感じる物です。

「色々な距離をたくさん感じる事」もその重要な一つだと思います。
遠くに見える街の風景や手元にあるテーブルの雑誌
それぞれが重なるように距離を感じることで
「距離の差」が生まれます。
部屋と部屋の繋がり方によって見えてくる距離が違ってきます。
この一つ一つを感じやすく組み合わせることで「開放感」の条件の一つ
「距離」を感じるようになると思います。

部屋で視線を飛ばす

初詣に近所の城神社(じょうじんじゃ)へ行ってきました。
この神社は少し面白いところがあり
神社の前を呉広島道路とその測道が走っています。
普段その測道から手を合わせる姿もよく見かけることが出来ます。


 


 

この神社は少し面白いところがあり
神社の前を呉広島道路とその測道が走っています。
普段その測道から手を合わせる姿もよく見かけることが出来ます。

 


 

小さな神社ではありますが視線の流れがとても豊かなので
あちらこちらからの視線を受けることが出来ます。
これを家に置き換えて考えてみると

普通の場合は、同じ家に居れば
視線の距離も一定で高さも一定の場合が多いですね。
ですがこのスタイルはお店でも会社と似ています。
そこで少し部屋を考え直してみると
視覚になったり外への視線を増やし
角度を付けてみます。

視線の距離だけで広さを感じたり
色々重なることで見え方や感じ方も違ってきます。

todayphoto

恵みの居場所を作る「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ」

6月初めに東京で数人のクライアントとお話させてもらいに行きましたが
その際に「ギャラリー間のクラインダイサム」「森ビルのカッシーナ展」に続き
もう一つ訪れたイベントの事を書きたいと思います。

panasonic汐留リビングショールーム「ヴォーリス建築の100年」



ウィリアム・メレル・ヴォーリズ[William Merrell Vories]1880-1964
1971年に生まれた私には想像もできない世代の人なのですが
元々英語教師でもありキリスト教の伝道者のだった彼の繊細な生き方を
表すかのようなデザインの数々の図面を見ながら
人が描いている「建築」を見たような感じがしました。
暖かな暖炉、繊細なコラージュ、精神的な空間
どれをとっても一貫性のある芯の通ったデザインでした。

参考:ヴォーリズミュージアム

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せとだ動物病院ホームページ新築工事が竣工

先日になりますが
優人舎一級建築士事務所が家を新築いたしました。
家と言っても今回は「ホームページ」です。

せとだ動物病院のホームページは既にあるのですが
それに合わせ「動物達の健康に不安がある人へ」むけて
しゃべれない動物達の病気が解るように
カルテ日記のページを作ることになりました。

ペットの種類毎に解りやすく整理するために
ペットの症状によって解りやすいようにを目標に製作開始

まず作成したのがこちらのラフプラン

季節により背景を入れ替える事を考えました。

窓から外を見た景色にアイコンの影が浮かぶイメージで作ったのですが
イメージとして暖かみが少なく暗い感じにいまいち感があり
これを下地に色々お話をさせてもらい頭のなかでイメージが固まってきました。
そこで、再度デザインを練り直し







今回は「やさしく」が表現出来るようにえんぴつで下絵を書き起こし
スキャナーで取り込んだ物を一枚一枚加工修正しながら縁を揃えていきました。



忙しい先生が更新しやすいように記事の投稿はブログを利用させて頂きました。
そのブログでカテゴリ毎に分けた記事がこのトップページでのボタン毎に適用される仕組みです。
残念ながらブログの方のデザインは一部しかしてませんが
なにより「来て頂いた方が見やすく」を基本に作っています。
ペット出会い掲示板にも色々な方の写真が並ぶといいなと思いながら
見た人が「またこようかな」
記事を書いている人が「やりがいのある」
ホームページ作りが出来たらと思います。

ホームページも家・住宅も使う人と環境に合わせて
一緒に話し合い考えていくのが優人舎一級建築士事務所のモットーだと思っていますので。

広島県呉市焼山せとだ動物病院院長のペット病気カルテ日記

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青木淳氏とウミウシ「アイカデザインセミナー広島」

昨日午後より広島の情報センターへ行ってきました。

アイカデザインセミナー
講師:建築家 青木淳氏

いつもこんなセミナーの時はビデオを撮るわけも行かず
写真でスライドももちろんNGですから
色々お話を聞きながら思ったことやテーマなど気になる事だけ
私の場合はチョロチョロとメモを取ります。
そんなメモを載せながら私の感じたことを書きますね。
決して青木氏が言いたかった事か内容だったかは保証できません
あくまで私の感じた事とお考え下さい。

最初にスライドに登場したのはウミウシの写真
ウミウシと説明しつつアメフラシなんだよねと訂正するくらい
青木氏にとっては生態や生物的にどうでもよくて
デザインと言うフィルターを掛けたいだけだと説明されました。

ウミウシ?????デザイン???

という方もいらっしゃいますがデザインは案外生物からコンバージョンされることも多いですね。
あくまで「こんな感じ」という意味でウミウシの形の建物を造るという意味ではないですけどね。

 ウミウシイメージ

   形がすごく定まらなくてそれなのに色々な柄や形をしつつ
   存在をしっかり主張している

なにか形を作ろうとデザインするのでなく
存在をデザインする感じがとても楽しく感じました。


こんな感じもとてもおもしろく
入り口?っておもって通り抜けようとしたらその
壁の中から外が見える。

外へのアプローチを細く長く壁に押し込む様な
そんな出入り口があればこれはこれで新しいスタイルが生まれそうだと
ワクワクしながら聞いていました。
ワクワクしてくると私はいつも頭の中でいろいろ考え始めます。


これが何と言われても困りますが
スライドして色々な表情を出せる「もの」です。
これが建物の一部になるかもしれませんし
フォトスタンドになったり・・・
表情というのは本当に難しく奇抜でそれでいて楽しい
ウミウシのように

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家具から家を考えるフィリップ・スタルクのL.W.S-「メイド・イン・カッシーナ展」

梅雨入りした東京で徘徊を続け
たどり着いたのは六本木ヒルズの森ビル52F
「メイド・イン・カッシーナ展」
アート?家具?というフレーズで開催されていた。

「カッシーナ」といえば有名ですが
高級家具屋・輸入家具屋と思われている方も多いのかもしれないですね。
ただ、デザイナーが用意した家具を売っているだけの家具屋ではなく
物作りの形としてより優れたデザインの物を
色々な感性に合わせて制作するには多くの技術が必要になります。
カッシーナはそんなデザイナーとコラボレーションしつつ制作を行い
共同で開発してきた会社です。
それがアートと感じる方も家具と感じる方も居るかもしれませんが
その先の答えを求めてきた会社と私は感じています。

今回はその様々なデザイナーを取り上げコラボレーションの歴史を

メインに展示されていました。






家具というのは非常に生活スタイルに密着しがちなコンテンツです。

椅子に座れば
畳に座るより視線は高くなり天井は低く感じ
その側でごろごろと寝転がる事も出来ない。
座っている場所は自ずと決まってしまい
毎日同じ場所からの風景を見ることになりやすい。
もしかしたら日本人は至って猫的な生活スタイルだったのかもしれませんね。

日本人には座の文化があるため椅子という文化が少し特殊に感じる方も多く
どこかインテリアとしての側面を見ているのかもしれませんね。
ですが人がくつろぎ落ち着く場としては大きな差が有るわけでもない気がします。
実際に良いソファーを見つけてしまうと、色々な妄想を駆り立てられます。
住宅設計においてもその他の設計においても
椅子の有無は大きく左右されます。



Philippe Starck(フィリップ・スタルク)のL.W.S.(レイジー・ワーキング・ソファー)などは
ソファーの上で休息・仕事・食事・睡眠など人間の様々な行動や姿勢を想定してデザインされました。1988年に制作されたのですが現在のライフスタイルの一つを大きく提案した作品に感じます。
座っている場所にしたいこと出来ることをそれぞれが持ち寄って過ごす
そんなテーマは今も多く息づいています。

しかし、いざ現実に考えると
長さが225センチもあり奥行きも91センチもあるソファー
日本の家は狭いからこんな大きなソファーは・・・
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、家に合わせてソファーを選ぶのはとても難しく
ドレスを見てモデルを探すのと同じ事かもしれません。

ではソファーに合わせて家の事を考える観点が・・・思うのです。

もしこのソファーのあるリビングを設計するならと思うと
あーでもないこーでもないと色々な妄想が膨らみます。
もしかすればリビングというよりソファールームやソファーコーナーを考えてみたり
落ち着きのない大きな大部屋に敢えてこのソファーを2台並べてみたり
そうなると収納や導線が・・・

などと思っているだけで
展示場の人の流れを無視した行動を取っている私が居るのです。

少しペースを誤ったのか他の家具の続きは次回に回そうと思います。

ギャラリー間「クライン ダイサム アーキテクツの建築」訪問から「混ぜる」

週末数人のクライアントとお話をさせて頂くために東京へ行ってきました。
ついでに少し回れる所をピックアップしつつ歩いてきました。
そのまず一つ目になるのが
ギャラリー間で公開中の「クライン ダイサム アーキテクツの建築」です。



南青山にあるTOTO乃木坂ビル「ギャラリー間」
題名のタイトルを訪れました。
先に書いておきますが、展示場のレポートではなく
個人的に感じて発想したことを書くつもりです。

「混ぜる」
二人の日本人ではない建築家で構成されるこのコンテンツに
感じたのは「日本人」の混ぜる事の苦手意識が自分の中にあると言うことでした。
単純に均一な素材を使用し集める事だけでコーディネート出来るとは思っていないのだが
形や条件から生まれてくる事が多い。
ただ解決策として形を起こすだけでは非常に無情な場合もある。
そこで色々な思考や発想を巡らせるのだが、二人の作品を見ていると
根本から一つの解決策があったかの様にまとめられている。
それが壁天井に繋がる木々のデザインであったり
壁一面に施された巨大な絵であったりする。
インナーガレージが家になっているVrooom!などに見られる自由度の高い断面コンセプトも
非常にコンセプトが明快に見えてくる。
どうも私の場合は「1+1=答え」と考えてしまう事に対して
「1+1+1=1」なのである。
混ぜると膨れすぎたり合わさり具合を如何に処理するかと悩むのだが
そんな事を微塵にも感じさせないくらいシンプルでわがままなコンセプトだった。
もっと「混ぜる」が「混ざっている」とするのでなく「一元的に」も考える要素を自分に取り入れてみたい。

「森の中に住みたい」というコンセプトがあれば
森の中の敷地を探し
木々がよく見えるように窓を開け
と条件を当てはめていくのはなく
「家」と「森」を一体に考える様な事は出来ないか。
もしかすれば部屋の中に森があり
木陰でのんびりソファーに座る
そんな発想も出来るのではと発想が膨らんできました。

参考URL:ギャラリー間「クライン ダイサム アーキテクツの建築」アーカイブ
       :Klein Dytham architecture

4年目の節目と名詞デザインのリフォーム

この5月で優人舎一級建築士事務所として3年間が過ぎ4年目が始まります。
思い起こせば色々な事がありましたが、無事今年もこの節目を迎える事が出来ました。
これも皆様の日頃のご愛好の賜だと感謝するばかりです。

実は毎年の節目に決めてやっている事があります。
その中の一つに自分の名詞のリデザインがあります。
今年はどんな方々に会えるか楽しみに思いながら、試行錯誤しながら作ります。




結婚式ウェルカムボード・案内用名詞作成

この週末に私の大切な友人が結婚をされました。
何か私にも出来ないかと作らせてもらったのが
ウェルカムボードと新居案内用の名詞です。

そんな感じで作成したウェルカムボードです。


※[氏名は仮名になっております]

ミュージシャンを目指した彼に
今度は二人で新しい星になって頂きたい物です。
実際は似顔絵を笑わせたり少し変更したのですが
なんとなくこちらの方が私が気に入ったのでこのタイプでのさせてもらいます。

そして新居案内用の名詞です。
表面−日本男児という言葉の似合う彼に合わせて少し文字をあしらいました。

知之者不如好之者
好之者不如樂之者

個人的に上の論語が好きなので
勝手に気持ちを送るつもりで
お二人用にアレンジしています。


裏面−ギブソンのギターのヘッドをあしらって見ました。

相談無しで名詞は作ったのですが
ギブソン好きだったらしく
気に入ってもらった様でよかったです。


※[氏名は私の物になっております。地図は特定位置表記を消させて頂いています。]


お二人ともお幸せに^^



ロゴデザイン-バイクセンターくれ

ロゴデザインでバイクセンターくれの看板の記録です。



こちらが看板下地
内部に蛍光灯の照明が配置されています



レーサーチックにHONDAのFIREBIRDをイメージ



こちらは夜と昼に分けて看板が切り替わるシステム



バイクのタンクのイメージを看板にしてみました
この三点を仕上げていくと

希望ででLOGO.3をHONDAトリコロールでリデザイン

名刺デザイン Ki no Kaori -木の香り-

デザインと呼べる物は何でもするのですが
年末に名刺のデザインの依頼を受けました。
「木」に関する会社でしたのでそれを意識しつつ
デザインしてみました。
サンプルに私の名前で入れております。

名刺表デザイン

名刺裏デザイン

もしデザインをお気に入りになられたらなら
こちらから背景デザインをダウンロードできます。
ご自由にお使い下さい。

Design Name [Ki no Kaori]
                      名刺(表)  Download
                       名刺(裏)  Download

イサム・ノグチ展示会と前の回答

「イサム・ノグチと広島」というタイトルで
広島市立図書館で展示会をしているみたいです。
期間中にちょいと足を伸ばしてみようと思います。

詳細リンク

展示会とか講演会とか
出来るだけ足を伸ばしたいと
思いつつ期間が過ぎてしまいがちで反省


少し前の記事で「何でしょうか?」と書いておきながら
やっとこさ付いた写真を撮れました。
トイレカウンターでした。
一部に小物入れを付けておりますが
女性がおトイレで急に欲しい物が入っています。


従順+αリフォームの意味

先日リフォームをしたのですが
住まい手になるご家族とお話をさせて頂いていると
「今ある家の不満点」
これが「建った時の家族の生活」と
「今の家族の生活」がずれてしまった。
家族の生活は数年経つと

子供は育ち家の外で暮らす事になり

働く環境も大きくかわり時間的に変化が生まれる

単身赴任の多い御主人さん

などなど
予想していないことも生まれてきています。
部屋によっては使われてない部屋があったり
逆に生活が密集している部屋も出てきたりします。
そういった所を家の一部を変更することで
修正できれば大きなリフォームをしたことになるのでは
ないでしょうか。
間取りもありますが
お部屋の使い方も大きく差が出るところです。
そんなアドバイスも含め
お家を見させて頂きました。

家の造りは非常に立派かつ繊細な印象を受け、
できれば今の家を大切により活かせる
そんなリフォームプランが浮かんできました。

「従順+αリフォーム」
とタイトルを付けました。
「従順」というのは
住み手のライフスタイルから
家の状態・構造・インテリアに従順であり
その上でアイディアから新しい空間を
見つけ出す。
そんな想いからです。
では「α」というと・・・
こんな物からからだったりします。
リフォームしたH邸のあるパーツです。

何に見えるでしょうか?

従順+αリフォーム


先日ほぼリフォームが完成しました。
まだ追加部分等が少々残っていますが
取りあえずの引き渡しを完了しました。

リフォームは元の建物に合わせる部分が多く
有る意味建物を触りながら各部を納めて行かなければなりません。
詳細を含めホームページ用にいまアルバム記事を作成しております。
もう暫くお待ちください。

H邸リフォーム完成まで後少し

キッチンは料理をする場所と決めつけていては
空間に広がりも何も見えてきません。
できればもっと色々な事が出来るスペースとして
ご準備されてはと思います。

対面キッチンのカウンタースペースは
使用方法が大きく別れる物です。
配膳カウンターとして使う場合
キッチン周りの収納として使用する場合

H邸のご家族は
5人家族なのですが
現在は二人でご使用になられています。
その為朝ご飯などのカウンターとしてのキッチンカウンター
そして偶に使うノートパソコン用のテーブルとして
正面にお気に入りの椅子を並べておいて欲しい
そんなキッチンカウンタースペースです。





こちらは塗装完了状態の洗面脱衣室です。
内装クロス貼り作業が始まっています。
木の部分に濃い色を入れるのは本当に樹種により
様々に変化をするので塗装屋さんの腕の見せ所になります。
数回の色打合せの上現地で確認しながら色決めをさせて頂きました。



明日がいよいよ設計検査の予定です。
仕上がりが十分が設計者の検査になります。
期待と責任を感じつつ行ってきたいと思います。

リフォームの勘所

リフォームのH邸へ行ってきました。
状況は造作工事が大詰めを迎えています。
造作(形を作る)ということから
大工さんが主体の工事です。



リフォームは新築とは違い見えない内部などを場合場合に合わせ
臨機応変にベストな判断が必要になります。
その為には図面重視の新築工事とは違い
現場の細部の状況把握がとても重要になってきます。
その空間の条件しだいで
その考えも変わってきます。

例 感じて楽しめるキッチン





壁向かいのストレートキッチンでしたが
今回はプランを変え対面キッチンを計画しました。
対面キッチンというのは色々考え方がありますが
対面で家族と顔を合わせるスタイルだけで
用意してしまうと弊害も生まれてしまいます。



浴室もこんなかんじになりました。

考えるリフォーム

明日からリフォームの工事が着工します。
間取りも含め水廻りを改装予定です。
リフォームというのは新築より難しく
今ある建物を新しく組み替えるので
その為には色々な検討が必要になります。
ですがリフォーム前よりもより良い状態にするのが
正しいリフォームだと思っています。
上辺的に綺麗にするのは物を交換すれば済むのですが
それだけでは塗り替えでしかありません。

といってもリフォームは暮らしている人が
「お部屋広くならないかな?」
「機器が古くなったな」
「見た目が古くなったな」
という所から依頼が生まれます。
ですから普通の場合、その事だけを改善する事しか考えません。
だからといって他に余計な内容を増やすのも意味がありません。
単純に1+1=2とすれば良いという物でもないと思うのです。

家の状態、家族の状態、そして家の使い方を
色々話させて頂いて、見させて頂いて
説明や相談をさせて頂きながらプランを練っています。



これは内装イメージの内観パースですね。
今3プラン用意しているのですが
既存の建物の雰囲気に合う用に考えてみたり
少しイメージを変えてみたりしています。
貴方はどれがお好みでしょうか?

理想の家

子供がやってきて
「りそうのいえ」を考えたから
書いてみてと言ってきました。
「?こんな感じで」
なんて言いながら
楽しそうに想像を膨らませる顔に
何かついつい
「どんな遊びの出来る家にしようか?」
なんていつもの様にヒヤリングに
入ってる自分が少し楽しかったりしました。

で出来たのがこれ

誰にだって
子供にしたって家が
「こんなのがいいな
 あんなのがいいな」
と考えるのですよね。
少し設計の意味を見直した出来事でした。

私の考えるリフォームプラン

優人舎一級建築士事務所と名乗っていますが
「住む人が優しくなれるような住まい」を考えています。

そんな設計事務所が
今リフォームの計画をさせてもらっています。
今回は少し私の思うリフォームのプランニングについてです。

リフォームしたいな?なんて考えているということは
誰にでも「ここをあーしてここはこーして」という風に
具体的に考えている方が多いですね。
それをリフォーム会社に伝えて
「これがいる、あれがいる」と見積もりを作ってもらうわけです。
リフォーム会社さんの方も、
お客さんの言われた以外の事は出来ないので
案外多少の変更はあっても値段次第の部分が見え隠れします。

私の場合は新築時もそうですが
希望の内容を大切にしながらそれを踏まえて
プランを練らさせて頂きます。
それは、「お客さんの言うとおり」が
その家にとって一番と感じない場合があるからです。
お客さんが考えておられても
案外無駄になりコストも大きく増えている部分もあったりします。
客さんには見えにくい部分ですからね。
同じ内容でも解決出来る方法を考えるのも
私の仕事になります。

リフォームは実は新築の計画とは少し違う考えをもって計画します。

1.今の住まいの問題点をどうやって解決するか
2.現存する建物の特徴を考えたうえで利用活用して計画する
3.今の家の雰囲気とご家族の雰囲気を壊さない様に考える
4.「より良い家」だけでなく「新しい住まい方の家」を発見提案する
5.家の丈夫さももちろんですが出来れば土地に馴染んでいる
  元の家の丈夫さを活かせるように提案検討する

家は内と外の境界線 第五回

前回までの四回を読んでいただければ
解るかと思いますが
家の内と外というのは色々考えることがあります。
もちろん、考えることはその敷地毎にで全く違う場合も多くあります。

いままで普通建物を考えるときには
家の中ばかり考えて居ませんでしたか?
間取りだったり収納の事だったり。。。。

しかし、本当は家の外も含め建物を考えるべきだと思います。
それによって家の配置から間取り、窓の位置から
暮らし方まで変わってきてしまうのです。

私の場合はその敷地を何度も確認にいきます。
想定は出来ても発想の為にはそれが一番の
設計の材料探しだと想っています。

家は内と外の境界線 第四回

内と外のお話も第四回
今回は少し私の恩師の古谷誠章氏が講習会で話した事を
考えてみたいと思います。

モンゴル高原に暮らす遊牧民達はゲル(家屋)で生活されています。
一般的にパオとも言うみたいですが
簡単に言えばテントのような構造の移動式住居です。
ゲルはとても住居としては進化したおもしろい構造になっていますが
いまはそこは置いておきます。

古谷氏談
 「ゲルで暮らす方々は家の中には隔ても壁もなくプライバシーがありません。
  なにせトイレすら無いのですから。
  ではその人達にはプライバシーが無いのでしょうか?
  いえ、一度ゲルの外に出てしまえば廻りには草原がひらけ
  人がいるわけでもなく、十分孤独になることが出来るのです。
  家の外にこそプライバシーが存在するのです。」

私にとっても衝撃的でした。
プライバシーというのは「家の内」の状況というわけでなく
人に与える条件から導かれるのです。
ならば条件さえそろえば家の外でも内でもプライバシーを
確保出来るのではないかなと思うわけです。

家の内の外の境界線 第三回

敷地に家を建てれば
敷地の中で「家の内」と「家の外」が出来ます。
その境界になるのが家の壁でもあり屋根でもあります。

今回は「敷地の中の家の外」とは少し違い
「家の外で更に敷地の外」の事を考えてみます。

窓から見える風景
というのは基本的に敷地の外の風景です。
よりよい風景を家から眺めたいという気持ちはあるのですが
それはここではひとまず置いておきます。

家を敷地目一杯に建てた場合と
家を隣地の建物だったり周辺環境(敷地の外)を考えた上で計画した場合のお話です。

目一杯建ててしまうと隣地建物との距離が非常に短く
窓からは隣の建物を見る風景になることがよくあります。
逆に言えばその窓の前に「壁」があるのと一緒の事ですね。
これでは日の光が入ってくるのは少し難しくなってしまいます。

しかし日照角度から窓の高さ・形と大きさなどを考えれば
見えてくる風景も全く違う物になります。
この為に一番大切なのは隣の建物までの距離です。
隣との距離さえあれば
窓を高い位置に持って行けば
人は見上げるように空を見ることが出来るでしょう。
地面すれすれの窓にすれば地面しか見えないでしょう。
それも隣地との距離次第なのです。
本当に必要な距離を配置するには
敷地より外の部分の環境も大きく影響してきてしまいます。

家は内と外の境界線 第二回

前回のお話から
家は外と内の境界線に存在する物として考えると

家の外も中の様に使用できる

としたらどうなるのでしょう?
少し考えてみた一案を書いてみます。

1階のスペースをオープンに考え
大小ある庭にはみ出していけるプランです。
「抵抗なく外に出て行ける」
ということは裏を返せば外の土地も
内部として利用できるのではないでしょうか。
通常の閉鎖された内部は2階にあり
天候・気候によって使い分けを行います。

家の外とつながっていると衛生的な問題があります。
空調の問題から雨の排水から泥汚れの棲み分け
靴にしてもどう使うか
いろいろに考えることは無尽蔵に増えていきます。
しかし、そういったことを計画をしプランニングするのも
私の勤めなのです。

上の案はあくまで例ですが
色々考えた上でコンセプトを決定し計画すれば
住む人にとって新しい空間の一つが出来
新しいライフスタイルが生まれると思います。

家は内と外の境界線 第一回

」というのは
外の世界と中の世界の
境界線」ともいえますね。

今回はその境界について少しお話してみようと思います。

普通家を建てる時は今ある敷地を利用して
コストの許される限り最大限の建物を建てようという事を
考えておられる方もいらっしゃいますし
それが価値を高める当たり前の事と思われている節があります。
特に日本では土地は非常に高価な物です。
余らせればもったいないと言う気持ちがありますね。
これはとても大切なことなんです。

実は日本の戸建て用の団地敷地分割は
この定義で「一戸建て」の建物が入る大きさが決まり
その値段が決まっている様に思うのです。

その為なおさら団地では一戸建てが綺麗に入る状態になり
お隣さんとの距離もそれなりにといった状態になります。
分譲住宅街のどの建物も殆ど同じ配置になってしまうのも
これが原因かもしれません。

だからといって建物の形を考えて敷地を変えることなんてできませんね。

では、もし「家の外も中の様に使用できる」
なんて考えが浮かんだらどうでしょうか。

次回はそんな家の内外の事をもう少し掘り下げて見たいと思います。

建て売り住宅のホスピタリティ

昨日ある方に夕方からインタビューをお願いされ広島市内で待ち合わせしました。
その方の研究しているテーマがタイトルにある「建て売り住宅のホスピタリティ」です。

テーマに興味をもったのでインタビューを受けることにしました。

ホスピタリティ=好意・誠意という意味ですが
建て売り住宅にそれが出来るというならこれほど良いことはない上に

「いい家を造りたい」と思ってから
住宅メーカー内定を蹴ることに決心し
建設会社に就職し現場を勉強した上でその会社の設計を担当
そして、私は設計事務所として独立をしました。

そういうことこそが「いい家を考える」私の土台なのですが
前述したテーマは全くそれを乗り越えたテーマに感じました。

そこで考えてみました。

建て売りのスタイルのホスピタリティ

 建て売り住宅というのは、その家に住むお客さんの要望が聞けません。
 建った後に決まるのですから当たり前です。
 ですから、万人に興味の沸く内容に成るのは当たり前です。
 しかし、それでは実際に住む人に一番良い家とは言えない事になります。
 私なら確実に絞り込んだプランニングを目差すべきなのかと感じます。
 
 絞り込むのは果てしなく範囲があり
 モデルケースは無数に広がることでしょう。

 では世代を絞り込むとするとどうでしょうか?
 子供が出来た頃の夫婦の世代をシミュレーションしてしまうと
 どうしてもその方々が、今必要な興味のある家になってしまいます。
 家というのは買った時か全てではなくスタートだと思っています。
 その全てに対応を考えれるそんな家ならばいいのかもしれません。
 私の場合は住む人が決まっている場合が多いので
 毎回トレースさせて頂けますが、
 建て売りとなるとこれはとても大変な事に感じます。
 
 しかし、商品としてならこのことはシェアの絞り込みにもなってしまいますね。
 
住宅のポスピタリティ

 住むというのは本当に多彩です。
 例えば車なら「ただ走ればいい」という人も居ますが
 それに誠意・好意となるとそれだけにとどまりません。
 人によっては「自分にあった座席が欲しい」と言う人もいるかもしれません。
 人によっては「格好のいい外観」を求める人もいるかもしれません。
 家の場合も「居れればいい」というだけでは
 ポスピタリィを感じることはできません。

 最近は建て売り住宅は設備ばかりに力が注がれている気がします。
 新しいものを装備すれば「便利」「清潔」と印象はとても良いのです。
 しかし、住み始めるとそう言うことは当たり前になりそのうち
 もっと新しいものが出てきてしまいます。
 環境などの対策にしても材料で対応していたり
 仕様的なもので対応していたりします。
 例えばシックハウス症候群について
 自然素材の材料にすればいいと思っていないでしょうか?
 もちろん材料は大切なことです。
 しかし、その上で換気しやすいプランであったり
 太陽の光の届く部屋となっていないと
 全く意味がないのです。

 ですからもっと当たり前のことを大切にできる建て売りは出来ないでしょうか。
 その土地の特性だったり環境を大切にするようなプランニング。
 そのパッシブなプラニングの効果を上げる必要があるのではないでしょうか。

 住宅団地で同じ建物が並ぶのではなくお互いを助け合う様な
 プラニングがもし出来るならその街並みですらホスピタリティに溢れる気がします。


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ダイニングからお花見です






風の回る家の目の前には陸上自衛隊海田駐屯地があります。
先週末は2000本におよぶ第13旅団のさくらの一般開放日でした。
お施主さんにお誘いを受けて少しばかりのお花見ができました。



対岸のさくら並木です。
まだ八部咲きでしょうか。
この時期を飾る春の名物ですね。

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感じて楽しめるキッチン

キッチンと言えば「機能」であったり「収納性」だったり、色々考えてしまいますが
私の考えるキッチンはそれに併せてもう一つ大切な事があります。
キッチンは家事の城とも言える所ですね。
一日でキッチンに立つ時間というのは案外長いと思いませんか?

   食後の後かたづけをしながら洗濯物を回してみたり

   家族の帰宅を待ちながら料理の支度をしていたり

   冷蔵庫の中身を確認しながら買い出しの物を考えてみたり

   ゲストが来る時間を気にしながら準備をしていたり

人それぞれのキッチンでの暮らし方があると思います。
風の回る家では、片付け上手な奥さんに外の風景を見て頂きながら
家事が出来るスペースをご提案させて頂きました。

ちょくちょく目の前の電線に小鳥たちが羽休めに来るようです。
そんな姿だったり、角度を少し変えてみると離れた大通りの道の車が見えてみたり
その向こうに電車の走り去る風景も見えます。
風景は北面になるため夕方になると夕陽に当たる街並みが赤く染まり
正面には山並みが見え、天気の変わって来る様が見えてきます。
そんなキッチンの配置と窓の位置を考えてみました。

  「今日は道が混んでるね」

  「向こうの雲行きがあやしいな雨が降ってくるかも」

  「そろそろ夕方になってきちゃったね」

そんな、廻りで有ることを遮断するのでなく
自然に感じながら暮らして欲しい為の窓です。
自然と感じれば色々な事が解って来るようになり
それは気持ちの安心に繋がると思っています。
生活のゆとりというのはもっともっと自由に色々な物を
感じながら暮らせる事ではないかなと思います。



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色の考え方の一つ

建物も考えるときに一番悩むのはコーディネートです。
何せ建物には色々な材料が混じり合う為に
適当にしてしまうと混じってしまって統一感がでなくなり
妙な違和感が生まれてしまいます。
では少し図1と図2を見てみましょう。


図1

図2

どっちがスッキリ見えるでしょうか。
色だけで言えば図2の方が馴染んでいる様にも見えますね。
もちろん各色のテクスチャーも考慮する必要のありますし
用途や状態によっても判断したいところですが
単純に3色より2色に寄った方が馴染んで見える方が多いと
思われます。

では1色にすればいいのではないかと思ってしまいますね。
では図3と図4で見てみましょう。


図3

図4

さてどちらが黒が引き立って見えるでしょうか?
主観ももちろん有りますが
私は図4の方が黒のスクエアが
うまく表現出来ているように感じます。
何でも統一すれば合いやすいのですが
強弱を失ってしまいます。
縁を綺麗に見せるというのは
時にとても大切な気がします。

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建物の形

形というのは本当に建物にとっては
大きな影響があります。
前回の事より
長細い建物に、真四角な建物との差が
どうなるか考えてみます。

採光に関しては良いのですが
長細い方は建物の奥行きが少ない分
建物の中に熱が貯まりにくいとも言えます。

しかし、考えを変えれば換気がしやすいとも考えられます。
建物自体の断熱性から窓の配置と大きさを考え
内部のプランもそれに合わせてプランニングすることが
必要になってきます。

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三角形の土地って無駄が多い?

どんな敷地にも建坪率【ケンペイリツ】と言うのが決まっています。
敷地を家が一杯に建ってしまうと、周囲の環境に影響が大きすぎる為
建築基準法でその割合の上限が決まっています。
その割合は土地により「住宅用」「商業用」「工場用」などと用途が決められ
その場所によって指定されています。

一般的な場合は
住宅地では60%を超えてはいけない事になっています。
となると敷地のどこかを、余らせる様に考えなければなりません。


多く見られるのが、道路側に駐車場を配置する関係と
出入り口のポーチとお庭を用意する為
上図の様に道路側を開けて建物を奥に配置というパターンでしょうか。
無駄もなく建物も正方形に近いプランニングが可能になります。

今回設計させて頂いた「風の回る家」の場合
敷地が三角形です。
「三角形の土地は無駄が多い」
とよく言われがちですが、考え方一つで良くも悪くもなるのです。

「風の回る家」の敷地は見事な三角形でした。
そこに家を配置します。

今回の場合はこのように配置させて頂きました。
図の下側が道路なのですが道路に沿う様に、建物は長細くなっています。
何故こうした形になったかにも理由があります。

三角形の土地に四角の建物を持ってくることで
建物の廻りに三角形の空き地が出来ます。
その三角形の空き地もやはり大切な土地なのです。

「勿体ないから建物をいっぱいまで建ててください」

と言われる方も居ますが勿体ないから敢えて建物で詰めずに
空き地にして新しい利用方法を考えるのも一つだと考えます。

 ・隣の建物と平行に配置されない為に視線が合いにくい

 ・隣の建物までの距離が一定にならないために建物同志に一定の距離感が保てます。

 ・一定でないために風も光も場所により変化することになります。
     通路のような外構では明るさに変化もなく
     普通の場合はただの通路の様な建物も外も
     変化ある空間として利用出来ます。
     室内からみても
     窓の外がすぐ通路というより何か別の物の方が
     人にとっても優しいのではないかと感じます。


日の光は南側から来るとします。
一般的なプランの場合こういった日の当たり方をしますね。

ですが三角形の敷地に建った長細い家の場合は
こうなります。

では二つの場合の光が外壁に当たる面積を考えてみましょう。


見て頂くと、影の面積は長細い建物の方が大きい事になりますね。
あくまで方位を考え敷地を考えた結果なので
全ての土地でこれが良いとは当てはまりません。
因みに南東に長い建物にした場合は、
全く逆の効果になってしまいますね。

ですが少なくともこの三角形の土地に建つ家に沢山の光を
取り込める配置と形は長細い建物の方が
四角い家より有利と解りますね。

どんな土地にも必ず特徴があるはずです。
それを活かして建物を考えるのと言うのが大切と感じています。

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オープンエアリビングも工夫次第

リビングには色々な事を考えることができますね。
また1個だけでなくても構いません。
リビングしだいで全く別のライフスタイルが生まれると言っても良いでしょう。

オープンエアリビングというのも一つのスタイルを生みます。
その名前の通り外にソファーを並べ自然の風の中に暮らす
居間と言ったところです。
「自然を豊かに感じながら過ごしたい」
それだけで家族に当たる日の日差しは数倍になるでしょう。

だからと言って
ただオープンにリビングを付ければ良いという物ではありません。
結果場所とコストだけ取ってしまい
逆効果になるのは目に見えています。

「冬は寒くてとても使えない」
「家族の声が丸聞こえになってしまわない?」
「いつもオープンで過ごすわけには・・・」

ですからそこからは私が考えていきます。
そこに工夫が生まれてきます。

別室に大きめのダイニングを用意してもいいですし
逆にオープンな部分はこぢんまりとしてもいいですね。

逆に簡単に仕切れる事を考えても良いかもしれませんし
外と中との割合で調整することもできるでしょうし
全ては、貴方と周囲の環境そして私のアイディアで
バランスを取っていくことが一番重要なのです。

リビングと言う名前から
「いつもいる場所」
「みんなが集まる場所」
と決めつけないで
もっともっと幅の広い考え方が最も必要だと感じます。
その中で初めて貴方らしい家になると感じています。

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周囲と溶け込むということ

東京に行って来たのですが少しぶらりとしてきましたので
「優しい人になれる家」のコンセプトを探してきました。

東京モード学園コクーンタワー 丹下都市建築設計

縦横と線のそろう街並みに
この外壁のテクスチャーとスケールは次元を
歪めるかの様な勢いがありました。



もちろん家もそうですが、建物は必ず周囲に多かれ少なかれ影響を与えてしまいます。
規模が大きければ大きいほど周囲に影響が出てしまいます。
このコクーンタワーと比較する訳にはいきませんが
家の周囲にも必ず影響を与えてしまいます。
これだけを見ていればコクーンタワーのこの外観は
周囲のビルのラインとは全く違った主張をしているだけのように感じます。
ではもう一つ写真をみてみます。



確かに直線の多い都会の風景ですがそこには
街路樹であったり人影だったりといったもう一つの線があります。
周囲のビルのラインと比べてどちらが溶け込んでいると感じるでしょうか。

建物というのは一見その単体で判断される事が多いのですが
実は周囲の環境からの情報を主に考えることも大切なことの様に思います。
そう改めて感じさせられました。


東京モード学園コクーンタワー 
設計:丹下都市建築設計
完成予定:2008年10月
計画名   :西新宿一丁目7地区計画
所在地    :東京都新宿区西新宿一丁目7番2       
階数     :地上50階、地下4階      
建物高さ   :最高部203.65m、軒高203.65m      
敷地面積   :5,172.27?      
建築面積   :3,509.86?      
延床面積   :80,903.43?      
構 造       :鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造      
用 途       :専修学校、店舗、ホール      
建築主      :(学校法人)モード学園      
設計者     :丹下都市建築設計      
監理者     :丹下都市建築設計      
施工者     :清水建設      
着 工     :2006年05月01日      
竣 工     :2008年10月31日予定



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計画案01「逢う家」-Vol.2 人と逢えるアプローチ「縁側コミュニティ」

今の時代には人とのふれあいなど昔にあったものが
少しずつ時代の流れと共に薄れてきています。
マンションな玄関や共用廊下でしか会えない解らない生活の日々

お隣の家に声を掛けに行くと言ったときに
よほど仲の良い関係を持て居ないと玄関を叩くことはしにくいですね。
理由は「どんな人が住んでいるか解らない」といった理由があります。

しかし、昔の方々は非常に御近隣様とのふれあいの中に生活をしていたはずです。
鍵の掛けない玄関であったり、普段から軒先まででて
目の前の道路で子供が遊び
奥さん達は井戸端会議を開いていました。
そう言った付き合いから関係が色々生まれて行ったはずです。

「縁側コミュニティ」


現在では悪質な犯罪も非常に多く
家族の生活スタイルも共働きの状態も多い
子供も熟や習い事で近所でもフレンドシップは殆ど無い状態です。

安全で気楽に色々なご近所の情報が伝わり
子供達が集まっても安全に楽しめるような
セキュリティを重視した玄関とは別に
そんなアプローチが出来ないかと考えました。

キーポイントは縁側です。


こんな風景ご記憶にないでしょうか。

ご近所の雰囲気が伝わってきたり
この家を訪れた人は縁側を見て
家の中を感じていきます。
逆に縁側に居て何かあれば
道路に出て行くこともあります。
ですがこういった縁側は昨今の犯罪事情を考えると
非常に危険が伴ってきます。
庭の中に危険人物が隠れられてしまうといった事もありますが
留守の多い場合は格好の入り口になってしまいます。


そこで
?,両貊蠅粒杏?階段を上れば
?△梁腓?めのテラスが現れます。
ここが有る意味の縁側になります。
リビングは丸見えになってしまいますが
?い両貊蠅梁臺匹了点擇蠅砲茲螢廛薀ぅ戞璽箸龍間へ?
視線を遮ります。

こちらのクライアントは
昔よりこの土地に住んでらっしゃいます。
ご近所にはご親族の家があり
この特徴的な三角形の土地の端に自家農園をされています。
ご家族も非常に気さくで、ご近所様とも交流があり
そんな所を活かせるような意味も感じつつプランニングさせて頂きました。
ご親族の方や子供さんの友人、そしてご近所の方々が
ひょっこりこの外の階段を上ってきて頂ける様に考えました。

そんな事がライフスタイルの中に取り込まれ
「住む人が優しい人になれるような家」を考えさせて頂いています。

次回は「逢う家」には家族とも逢うと言う意味もあります。
そんな「家族が逢う」プランニングについて説明させて頂こうと思います。

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トイレのローコストすっきりリフォーム

リフォームといえばリフォーム業者という考えが根強いと思います。
リーフォーム専門と言えば当たり前かもしれません。
ですが私もリフォームはさせて頂いています。

ですがリフォーム業者さん達とは少々考え方が違います。

お客さんから
「トイレをスッキリとリフォームしたい」と
言うお話が実際ありましたのでそれを例にあげてみます。



現状はアクセサリー等は省いていますが標準的なのトイレプランです。
お話をさせて頂いていると最近の「ロータンクレスなトイレ」のイメージがあり
トイレにアクセサリーなど置いておきたい要望も上がってきました。



普通に考えればこのようにロータンクレスにしてしまえば
掃除も簡単に行えスッキリとします。

リフォームではつい取替えやり換えを前提に発想してしまいます。

ですが本当はトイレに不満が有るわけではないのです。
トイレ内の雰囲気や機能に不満があるのです。

目的:スッキリして機能的なトイレ空間

これがテーマなのです。
今あるトイレを撤去して新しくトイレを付けるという方法もありますが
その予算を他に使うことも可能です。

そこで一案



ロータンクが見えるためスッキリ感じないなら
隠してしまってもいいと思います。
アクセサリー様に棚等を準備してもいいと思います。
尚かつ間接照明等をプランニングしてやれば
もっと違ったトイレにリフォーム出来るとおもいます。

実際に見積りも取りましたが
予算的にも新しいロータンクレストイレを準備するより
遙かにローコストになります。

発想次第で色々な事ができるのです。


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貴方の想像する家とは?

広島県呉から発信します優人舎一級建築士事務所の宮本です。

貴方は「家」ときいて「こんな感じかな・・・」と想像できますね。
それは今まで広告やテレビを初め友人宅であったり今までの住まいを
参考に思い浮かべていますね。

もちろん私のような建築士がいるのは
貴方の先ほど想像して頂いた家を
忠実に図面を作成し実現する仕事

という訳ではありません。

と言えば少しおかしいかも知れませんが
私の場合は少しだけ貴方とはアプローチが違うだけなのです。

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一緒に家をかんがえると言うこと

私の場合、家のプランニングの時点でかなりの時間を割いています。
今お話をさせて頂いているお客様にはもう何回もプランについて
お話を聞かせて頂いています。
その度に全く違うプランを作成しきっとお客様もとまどう事も多いかと思います。
ですが、そうやって話させて頂いているとお客様の家に対する理解や解釈が
大きくと変わっていくのがわかります。
最初は「大きくて広いリビングを・・・」と言っていた希望も
「こうしたらリビングが快適になりませんか?」と提案の出し合いになっていきます。

お客様にしてみれば
「プロなのだから大概のことはおまかせで・・・それが設計士」
と言う方がおられるかと思います。
実は「おまかせ」が設計士としては一番楽なお仕事になります。
なにせ時間もかからず「あたりまえ」の事をすればクレームにもなりません。

しかし、家というのはお客様が完成後何十年とお使いになるものです。

万人の使う家というわけでも私が使うわけでもないのです。
そのため一緒に自分たちの家を考える理解する時間が大変重要に思っています。
わかりにくいことはなんでも何回でも説明させて頂きます。
私はそこから生まれるお客様の意志や希望を拾い上げ形にするのです。
このためには時間も労力もかかります。
そのぶん貴方に合った家を造れることが私のやりたいことと思っています。

家というのは計画を一緒に考え悩みすればするほど
完成後の生活が確かなものになると私は思っています。
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建てたい家の基準?

みなさんは家という物は一体何とお考えでしょうか?

いきなりぶしつけな質問ですが

気候に左右されることなく安全に暮らせて

住む人の財産を守る・・・そんな所でしょうか。

全くもってその通りですね。

みなさんそれぞれ今住まわれている家では

ある程度の場合上の目的が果たせていると思います。

では更に家を考えるのはどうしてでしょう。

「家族の変化に追従出来ない」

「豊かな生活環境を育みたい」

「借家より持ち家で過ごしたい」

等々いろいろ挙げられると思います。

この用件がそれぞれの家庭それぞれの人により違うわけですね。

ですが今までお話させて頂いたお客様のなかには

今住んでいる家を基準に「・・・・したい」となりがちです。

マンションに住んでおられる方

アパートに住んでおられる方

一軒家に住まわれている方

色々な基準が存在することになりますね。

これは当たり前のことですね。

他の家に住んだことが無いのですから。

私としてはまずその基準から把握して提案させて頂きたいと思います。

ですからまずお客様の家の方に私は打ち合わせに行かせて頂いています。

そこで、お話させて頂きながらお顔を拝見しつつ感じながらプランニングしたいと思っています。

もちろん、今のお客様の家の基準を作るわけではありません。

それより生まれる新しい基準を提案するためにも必要と感じています。

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家の開放感って? その3

お部屋にまどがなくては部屋が狭く感じてしまいますね。
例えば夜にカーテンを閉めた部屋と
昼間に窓を開けた状態の部屋と
条件は違っても受ける感覚は違います。

あたりまえとはいえ何故でしょう・・・

k-04

k-05

この差は皆さんお気づきの通り 
外の景色が見える事で距離感が遠くなる為に
広く感じるのではないでしょうか。
ということは・・・夜でも遠くが見えれば
開放的な空間になるのではないでしょうか?

遠くが見えると言うことは逆に見られると言うことでもあります。
しかしプライバシーの問題等かんがえながらプランニングすれば
可能に出来ると思います。
ただ窓をカーテンやブラインドで仕切るだけが
部屋じゃないとも考えれられるかもしれませんね。家発想夢発送 -Concept of happy house-:BlogRankingに投票

家の開放感って? その2

開放的とはどんな時に感じるのでしょうか。
まずそこから考えていきたいと思います。

まず一つは人が動いて感じる開放感です。

 どんな時に感じるかシチュエーションを考えてみましょう。
  例えば
   真っ暗の洞窟の中を歩き、出口に到達。
   洞窟を抜けるとそこは一面の草原だった・・・

 といった視覚的な事から

  人の多い街中を歩き静かな喫茶店に
  入った時

 ということも開放感といえるかもしれません。

残りの一つは座って落ち着いて感じる開放感です。

 前例を使うと
  洞窟から草原に歩き出し
  ハンモックに揺られながら木漏れ日の中
  葉の揺れるのを眺めている

  喫茶店に入ったそこにはコーヒーの香りと静かな室内
  座り心地の良い椅子に座りのんびりとメニューを眺める
  外にいた先程とは時間の流れがゆっくりになる

開放感というのは
その人にとって落ち着かない状態から落ち着く状態に変化したときや
より落ち着くことの出来る状態を保てた時感じるのでは無いでしょうか。

家発想夢発送 -Concept of happy house-:BlogRankingに投票では次回は開放感ある家について考えたいと思います。

家の開放感って? その1

 部屋に求める事の一つに「開放感」という言葉があります。
開放感というのは色々な意味で奥が深く間違った使い方をすると
逆に大変な状況になることがあります。

部屋の中

こんなお部屋の壁を例えばガラス張りにしたとしましょう。
立地や条件を無視してしまいますと。こんな事になります。
 開放的な部屋

当たり前と言えば当たり前ですが、これではとても開放的な
家とは言えませんね。
もちろん周囲が自然溢れる風景が広がれば言うことないのですが
こればかりは土地の条件によりますね。
では、どうしたら開放的な家になるのでしょうか。
これから少しずつ私の思う「開放感」を書いてみたいと思います。
 家発想夢発送 -Concept of happy house-:BlogRankingに投票

敷地の形は正方形がお得?

敷地の形は様々ですね。

中でも敷地は四角に近い方が効率的に良いと一般的に思われています。

その為住宅団地や新規造成地はなるべく正方形に区切られますね。

敷地の形

考えても解る通り下の図の様に敷地(ミドリ部分)に

建物(オレンジ部分)を取ろうと思えば

よりの方が大きな敷地面積になり

無駄と思われる部分が出来てきます。

お解りの通り右の方が狭い土地を

有効に利用している様に感じますね。

では正方形ではない敷地は損なのでしょうか?

私はそうは思いません。

 

建坪率[ケンペイリツ]

(建物の平面投影面積÷敷地面積=建坪率)

といって敷地に建つ最大の建物の大きさが規制されています。

例えば住居系の用途地域では60%という数値があります。

法律上住環境を良くするために抑え気味な数値になっています。

もちろん60%以下でも問題はありません。

建坪率

建物と空地との割合が6:4を超えなければ良いわけです。

普通いかに60%を利用するか・・・と考えると

やはり正方形の敷地が便利でプランがまとまりやすく

工事も楽になりコストも安いと良いことばかりです。

しかし本当にそうでしょうか?

では考えを変えて

いかに40%の空地を60%の建物の為に使おうか・・・

と考えてみてはどうでしょう。

正方形の敷地にきっちり納めた後の空地40%よりも

魅力的な40%を生み出す材料になるかもしれません。

 

最終的な目的は

「いかに気持ちよく住みやすく安心できる家を創るか」

と言うことなのですから

不利な部分はあってもそれを踏まえて考えれば

色々と他の土地(他の人の家)にはない利点が生まれるかもしれません。

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どうして家は色々な形があるの?

家というのは非常に微妙な建物です。
何故かといいますと
同じ条件の敷地はまず存在しないからです。

・土地の広さ
・土地の形状
・地域の気候
・周囲の土地
・周囲の建物の大きさ
・周囲の建物の位置と高さ
・土地の地盤の強さ
・隣接する道路の広さと高さ
・方位
・法的土地条件
・通風
・採光

敷地条件 

挙げれば切りがありませんね。

お隣さんとも違う条件になりますね。
同じ条件の敷地は世界に2つとは無いことになりますね。
と言うことは家も同じものが建つことは
できないと言うことになりますね。
家は車の様に大量生産することが難しいといえます。
その分しっかりと話し合って考える事で
より良い家が出来ると思います。
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敷地の有効利用

私が一番設計時に最初に悩むのは敷地への配置の事です。
配置によって全く違うプランに成るためです。
逆に言えば敷地により考えることが全く違うと言うことです。

どんなことを考えるかはまた書こうと思いますが
「敷地の有効利用=許す限り敷地めいっぱい使った家」
とおっしゃられる方がいらっしゃいます。
もちろんマンションや工場、テナント等は内部の面積しだいで
価値が変わってしまいます。
不動産屋さんにいって間取り図を見ますが、
内部の間取りと面積しかわかりません。
内部の面積しだいで賃料が変わってくるからですね。

では家となったらどうでし ょう。

敷地内の配置

明らかに左の図のほうが大きな家が立ちますね。
ということは内部の空間が充実してきます。
右の図に思うとかなり小さな家になりそうですね。
これではいいの?ってことに見えてしまいます。
では少し見方をかえてみます。

敷地の配置の断面図 

上の図が敷地メめいっぱいに建った建物です。
どうでしょう敷地メぎりぎりまで建物を持ってくると
必ず光は入ってきにくくなります。
風も同じことが言えるでしょう。
では下の図みてみると
光は入って気安く風も抜けそうです。
かなりオーバーな表現になってますが

「敷地の有効利用をするために建物をたてる」

のか

「生活を豊かにするために建物を建てる」

のか
目的によって設計が変わってくるということですね。
もちろん建築基準法という法律により建蔽率や
採光の量が決まっていますので
いろいろな条件と目的に合わせて設計する必要があるという事ですね。

家を小さくしては生活ができない
家を広くすればコストも掛かり生活環境が悪くなる。

こんな条件をお客さんと話しながら両者のバランスを計る
それが建築士としての私のお仕事です。家発想夢発送 -Concept of happy house-:BlogRankingに投票

フルオープンLDKっていいの?

BlogMapCONCEPT-家の発想論

前の記事
リビングルームはそんなに広くいらないんじゃないかと書いていますが
最近はリビングルームとダイニングルームが一体になり、
そしてキッチンが・・・どうしてこうなったのでしょう。

理由はすごく簡単なんですよね。
家事を助けるため導線の経路の無駄をなくして
コミニュケーションの取れるように壁を取り払い家庭の一体感を楽しむ。
狭い日本の住宅事情では小さく仕切るより
LDKの大空間を作る事で広いイメージを作る事が出来ますよね。
TVだってキッチンからリビングからダイニングから見える訳です。
壁のやドアなどの建具を取り払うのでコストも下がっていくわけです。
こんなに良いこと尽くめの内容ならしない手はないと、
今ではLDKで一部屋が一般的ですね。
一部置き畳が出来るようにしてみたり、リビング部分を吹き抜けを使ってみたり、バリエーションも色つけも様々です。

では、こういったLDK一体の家に住まわれている家庭は
本当にコミニュケーションがうまく出来ているのでしょうか?
各家庭十人十色とはいいますが一般的に考えて少し想像してみてください。

隅から隅まで見渡せる空間に家族が居ます。
何をしているか
何を話しているか
何を見ているか
当たり前ですが一目瞭然です。

だから「今何してる?」なんて事は言う必要が無いんです。
だから「今何してるんだろう?」って思うことも無くなりませんか。
だから「○○してるよ」なんて事も言わなくていい。

comu_01常に見られてると解っていれば
自分のしている事を伝えなくてもいい
・・・なんて思いませんか?
相手に伝える必要がなくなる
・・・なんて思いませんか?

僕はコミニュケーションというのは、その人に感心があって自ら行動を起こすと始まる物と思ってるんです。「おはよう」と言う挨拶も朝起きて始めて会った時のご挨拶です。みんな徹夜で起きていれば「おはよう」なんて言えませんよね。

だから僕が設計するときに考えるのは、
少し遮る壁であったり空間のずれで人との距離を調節してあげて、話しかけるも見られるのも少しクッションを置いてはどうかな。なんて思っています。

なんとなくなるほどと思って頂けたら↓クリックお願いしますね。

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使わないお部屋の利用

くつろぐ時はリビングルーム、眠る時はベッドルーム、子供は子供部屋があり料理はキッチン、お食事はダイニングルーム。と言う感じで家の中を転々と移動して日常を送っていますよね。逆に言えばリビングルームに居るときはそれ以外の部屋は使っていないことになります。
これは少しもったいないかなと思うんです。
居ない部屋も何らかの形で居る部屋の為に役に立てられれば、その分無駄もなく普通の家より豊かになれるのではと思うのです。

ここで一つ疑問です。
季節の良い日に海岸側や緑の山林を車であなたはドライブをしています。あなたは窓を閉め切りエアコンを掛けていますか?
窓を開け気持ちの良い風をいっぱい感じてみたいですよね。
いつも同じ環境とういのが必ずしもくつろげる物でも無いと思うのです。そんな家を考えたいと思っています。

しかし、その役割を縁側が少なからず果たしていたのです。豊かさを感じながら住むにはある程度の家にも調整機能があった方が豊かに暮らせるとは思いませんか。こんなことを家全体で考えればもっと大きな調節機能が作り出せると僕は思っています。家発想夢発送 -Concept of happy house-:BlogRankingに投票

見た目的に「部屋が狭い」が理由なら

リビングを広くする理由が、もし「狭いと息がつまりそう」と言う理由だけなら、リビングを広く見えるようにするのも手です。よく見かけるリビングの側にテラスがあるのもその為でもあるんですよ。吹き抜けや天井を高くすることでも閉塞感も変わってきます。また、室内照明を工夫すれば夜も広く見せる事も出来ます。逆に昼間は実用空間、夜はのんびり空間とギャップを作る事もできるかもしれませんね。
ただ狭く感じるからといって広くすると、本当に見かけだけのためにコストが上がる事になってしまいます。出来れば限られた予算は大切に使いたいと思います。リビングとしての質も大切にしたいですからね。

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リビングルームは広い方がいい?

リビングルーム(居間)は、コミュニティの中心になりゆったりと日々を送る為のお部屋です。そのために家の中で一番広いスペースというのがもっぱらの常識。家の中で一番に気を遣うお部屋です。ですから家を建てたりお引越をする時には、最優先で目が行ってしまいます。しかし、その時の広さの基準は「今住んでいるところより広い事」ばかり気になっていませんか?それは「今より良い生活」の為なのですが、本当に「広い事」は良いことでしょうか?

「大は小を兼ねる」とは言いますが
リビングは大きければいいと言うわけでもないんです。

あなたの廻りにありませんかこんな広いはずのリビングルーム
  ・ リビングに家中の物が集まり、部屋の壁という壁に
    収納や物があふれて人はその中心のテーブルの端で寝っ転がる。
  ・ 普段使わないソファーやテーブルセットに追いやられて
    端の方で座ってTVを見ている。
  ・ リビング中心のこたつの廻りに物が散乱
  ・ 一人の時は別の狭い部屋で過ごす

リビングが広い
   ↓
リビングで色々な事が出来る
   ↓
家中の色々な物が集まる
   ↓
後かたづけが大変
   ↓
収納が必要になる
   ↓
お掃除がやりづらくなる
   ↓
広いはずのリビングが狭くなる

これでは本末転倒です。一番の理由はリビングルームが広すぎるんです。
広すぎて「収納」「客間」「作業場」等いろいろな機能を果たしてしまい「家の中で一番くつろげる部屋」にならなくなっていきます。これではいくらリビングを広く増築してもいつまでたっても快適とはなりません。

人は広さを自然と自分の落ち着く範囲に合わせてしまうのはないでしょうか。広すぎるとなんだか落ち着かない。不便だとめんどくさいから手の届く範囲で・・・。それがいつも居るリビングならなおさらです。
20帖のリビングルームがあっても人一人が常に有効活用出来るのは1.5帖ぐらいだと思いませんか。4人で6帖です。だからそれに合わせて収納を用意してみたり家具を並べたり物が溢れてしまいます。考えてみてくださいリビングルームは最初は落ち着く為の場所だった筈です。

※余談
畳と言う床
居間が和室の場合なぜだか「すっきりしているな」と思った事はありませんか?基本的に畳の和の文化にはその上に何か置くと言う習慣がないんです。テーブルや箪笥も置くことはありません。ですから、人は畳に座ったり寝ころんで生活します。ある意味、すこし強制的な空間の確保を畳はしているのではないでしょうか。

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場所場所の専用プランが必要になる訳

あなたの土地には必ず条件がありますよね。
道路が狭かったり川が側にあったり、方位も様々だから日当たりも様々。人通りや交通の便、近くの商店街や公園、路地道。土地が斜めになってるかもしれないし海側かもしれない。雨の時は・・・晴れの時は・・・。切りがない条件の数々。だから、世界の何処にも同じ条件の土地は無いはずですよね。
だから、僕は設計するときには出来るだけ朝とか夜とか水曜日とか日曜日とか条件を違えて土地におじゃまさせて頂きます。そうすると、いろんな発見があるんですよ。朝方はこっちの路地から気持ちの良い風が吹くとか、昼間はこっちから最高の日当たりとか近隣の状況。お休みの日の町の風景とか色々な条件が新しく発見できます。

そこに住む人は長い時間そこで生活するわけですから、こういうのって大切だと思いませんか。

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僕の思う家の考え方

空は時事曲折、それぞれの色に染まります。
雲が出て雨も降れば夕焼けで真っ赤にもなり
夜になれば星空が見えて来ます。
自然に表情を変えて眺めても飽きない空。
そんな事を大切に家造りに取り組みたいと思います。

家は何十年とあなたとあなたの大切な人を守る空間です。
あなたとあなたの大切な人を感じつつ
一緒になって考えられる設計士になりたいと思います。
そんな僕の想いを断片的に綴ったのがこのブログです。家発想夢発送 -Concept of happy house-:BlogRankingに投票

こちらに僕の感じた空達の写真達があります。もしよろしければ
クリックで行ってみてください。

MONO-EYE