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アスベスト問題

奇跡の鉱石と呼ばれ天然にある繊維状の鉱石でコストも安い上に、加工しやすく耐熱にも優れ摩耗もしにくいと建築建材においてもいろいろな分野で利用されていました。この鉱石は便利な半面諸刃の剣があったことは昔よりしられていた事実があります。しかし、経済発展と共に有益でコストパフォーマンスに優れる材料は使われ続けていました。もちろん今では使われることはありませんが過去のこの教訓をどう受け止めるかは大切な事だと感じます。

昔何度かアスベスト状況の検査を行ったことがあります。
実質検査と言っても目で見て解る事はとても少なく使われている材料の内容からアスベストの混入を調べる事しか出来ません。それ以上となればサンプルを採取し専門的な機関に提出そして検査という流れになってしまいます。

個人的にこのアスベストという材料が使われ続けた一つの要因に、「見えない解らない利用場所」という事もあるのではと感じます。建材であればボードや断熱材の様に一般の方々が余り目にしにくい選択しにくい内容のため、生産コストを抑えたいビルダー側の意向を受け入れやすい状況もあったと思います。またそのコストが通例になりコストパフォーマンスを求める経済状況では割高な他の材料が発展しない傾向もあったのではと。
材料一つもしかり、計画プランもしかりどの部分でも大切な事は暮らす方々の健康と安全です。
改めて自分の設計という立場から襟を正しながら本当の事を見ていかねばと思います。

この程8月25日に、泉南アスベスト事件の判決で原告側逆転敗訴のニュースが流れました。
健康被害を認識しながら、必要な対策をせず被害が拡大したと阪府南部の泉南地域の元石綿工場従業員や近隣住民が国に訴訟を起こした訴訟の判決がおりました。住民を含めて日常生活の破綻から生死を掛けている方々もいると聞きました。

個人的には大阪高裁の判決には理解しがたい部分もありますが、激動に揺れ動く日本というこの国は絶えず色々な問題が進行し続けているはずです。そんな中ニュースに取り上げられる多くは政治スキャンダルばかり。
「見えない解らない事」はニュースとしての価値は少ないかもしれませんがしっかりと見据えていかなければと感じました。

西日での庇

日除けといえば「庇」が思い浮かびますよね。
しかし、西日にはこの庇があまり役に立ちません。
お部屋を横から見たらこうなります。

お昼は上の方から日が落ちてくるのですが夕方の西日は真横からやって来ます。
これでは部屋の内部に大量の日差しが入ってきてしまいます。

西日と少し角度のついたお部屋の場合はこう言った対策をされてはどうでしょうか。
お部屋を上から見た図です。

上の図のように斜めに西日が指す場合は下の図の様に背の高い木を置いてみてはどうでしょうか。
横から来る光ということを逆に利用すればこうすることで西日を塞ぐ事ができます。
西日が気にならない季節には木をどければいいのです。
できるだけ気軽にできる事にしておくと季節の変化にも対応しやすいと思います。

西日対策の方向

節電を言われるこの昨今でこの時期暑さ対策はとても重要ですね。
夕焼けの綺麗な時期でもありますが、その夕焼けの光である西日のお話です。



前回真北のお話をしました。
実はそれは西日の方向を少し細かく説明する為です。

お日様はいつも「西」へ沈む訳ではないのです。


こんな風に夏の暑い時には若干北よりの方向へ沈んでいきます。
ここでいう300度という数値は大体のものですが、もし詳しくお知りになりたければ
こちらが便利かと思います。

海上保安庁海洋情報部日月出没時刻方位サービス

夏至の日が300とすればその前後は300より下がっていきます。
要するにMAXで300ということです。
このラインが案外重要で300より大きな角度からは基本的に西日は来ないことになります。
夏の暑いシーズンはこの西の方向を起点に300度までをカバーすればいいということになります。

真北と磁北

暮らしに大きな影響がある事といえば、日差しがまず挙げられますね。
家を考える際にもやはりこの日差しは大きく影響します。
そこで、少しづつですがその陽射について紐解いてみたいと思います。

「北」という言葉がありますね。
実はこの北が2種類あるのはご存知でしょうか。
一般的に言われる北というのは真北(しんぽく)のことです。
そしてコンパスなどの方位磁石が示す北が磁北(じほく)と呼ばれています。
写真を見てみましょう。

コンパスの針が指しているのが磁北です。
という風に日本国内では5-10度ほど真北よりズレがあります。
因みに私の住む広島県呉市では磁北は真北より西側に6.50度のズレがあります。

日差しを考えるためには太陽の動きを重要視するため真北を利用します。
因みに建築基準法で北は真北になりますので図面に書かれた北は基本的にこの真北を表すことになります。

これで「北」が二つある事が伝わりましたでしょうか。

tips1.
詳しくそのズレが知りたい方はこちら
国土地理院-地磁気測量
こちらの左のメニューの「磁気偏角を求める」から閲覧出来ます。
こちらに偏角一覧図が用意されています。
緯度経度が解れば計算してもらえます。

tips2.
Googlemapでも緯度経度が調べることが出来ます。
詳細はAjaxTowerさんの「任意の場所の緯度と経度の取得方法」の記事が分かりやすいです。
他に「緯度経度 GoogleMap」で検索すれば地図から割り出しをしてくれるAPIが閲覧できると思います。

tips3.
家相では真北をそして風水の多くは磁北を利用します。

家の雰囲気

家づくりと考えて「優しい人になれる家」と考えていますが、その中に家の雰囲気を大切にしたい。
TVなどでリフォームする前にあった思い出深いものを大切に再利用する案などもその一つだと思います。
家の雰囲気というのはきっと暮らしている人が気付かぬうちに出来てくる物だといつも感じます。私の場合出来るだけ設計する際にはプランニングの前も中も何度も暮らしている家を拝見させて頂きます。人とお付き合いするときも第一印象だけでは本当の姿が見えません。それととても似てて家の雰囲気は案外一度みてこんな感じと分かるものでもなく毎回発見があります。そんな事が「優しい人になれる」家づくりには大切だと思います。

広島県呉市は雨「雨を感じる家」

今日の広島県呉市は雨

「雨の日」はどうしてる?と考えてみると
「洗濯物が・・・」「自転車が・・・」「お出かけする場所を・・・」
と色々思うことがありますよね。
それはそれぞれの暮らしの障害になる事をどうするか。

私としては障害ももちろんですが「雨の日」には「雨の日」だからこそ出来る事や感じてもらえる家にしたいといつも思っています。
「雨が降り始めた」と感じて「お迎えいかなきゃ」と思えたりまず感じる事は大切と感じます。
今の家は断熱遮音から家の中に家族を閉じこめがちになりやすいですがプランや間取りなどから同じ性能でも感じる事は可能です。
その為にもその土地の風景を見て感じながら設計することが重要です。

風の回る家の感じるキッチンは街並みや周囲の環境が風景として見えてくる様に考え設計しました。
感じるキッチンコンセプト
風の回る家

優しい人になれる家といつも考えていますが、ポイントの1つは「感じられる事」と思っています。
大震災からも感じますが暮らしていて不安になるのは「知らないこと」「解らないこと」
状況を見ていても家より重い津波から守り「倒れない家」を作る事は大変難しく感じます。
ですが家の中にいて感じることの出来る家ならば一秒でも一歩でも早く行動に非難しやすくすることは考えられると。

今日少し計画中の敷地を見に行ってこようと思います。

建物の見えない力

今日はとある旅館へ特殊建築物定期報告の調査に行ってきました。
難しい言葉ですが不特定多数の人が出入りする使い方の大きめの建物の健康診断みたいなものと言えば解りやすいでしょうか。

非常照明

検査対象の一つに「非常用の照明」があります。天井に着いている紐が垂れ下がっている物が「非常照明」と呼ばれる物です。その名の通り「建物が災害や事故時に停電」になったとしてもこれだけは点灯し避難のお助けをする照明です。この照明は普段全く役に立たないため故障があったとしても誰にも気が付いてもらえません。その為に年に一度こうして検査に回るわけです。

家も含め建物は実は色々な法律や色々な装置や仕組みが組み込まれています。
それは構造・仕様などに組み合わされ使われているのですが実際に暮らす人や使う人には中々解りにくい事です。
これが「建物の見えない力」と思いますが「見えない」となると「安い」方がいいとなる場合もあります。
それを見えるようにしようと「耐震」「断熱」「電化住宅」など色々なキーワードがありそれぞれで「仕様」を決めている事が多く中身のことを考えている人はとても少なく感じます。
以前に某社の断熱仕様の資料をお持ちになられて「これで!」とおっしゃった方が居ました。
資料通りにすれば「断熱」といえるのかと思えばそうでもないと私は思っています。
必要の無い部屋に極度な断熱をするなら大切な部屋に回したいと考え
「断熱」を考える余り熱の逃げやすい窓を小さくしてもそれもまた違います。
「断熱」が目的ではなく「快適で健康的な暮らし」が目的なのです。
それぞれの仕様を持ち寄るだけではだめな場合もあると思っています。
その場その気候・コスト・形態など色々な条件から割り出すからよりよい暮らしに一歩近づけると考えています。

東北の方々の人の絆

不安から逃れる為に買い貯めという話
孤独に周りを見て行動すると自分本位になりがちなのかも知れない。

そんな中で
声を掛け合い
気持ちを伝えあい
辛さを分かち合っている
東北の方々に逆にこちらが励まされます。

普段の暮らしでの人と人の繋がりは大切だと
改めて感じさせられます。
家づくりも同じ事だと感じています。

計画停電地域 地図情報 Google

地震時の避難待機の心得

東北地方太平洋沖地震から3日間経ちました。
時間と共に解る事実は目を覆うほどで胸が痛むばかりです。
今朝、仙台の知り合い一人の生存確認が取れ
少しだけ安堵の気持ちです。
関東圏内では計画停電が実施されるかされないかと情報も混雑しているようです。

東京電力ホームページ

停電や避難のない待機してい方々でと
私の思いつく限りの準備を書き揃えてみます。

<停電時や避難の無い待機している方へ>
もしもの時のために
  ・ キャンプ道具があれば少し整理してみましょう。
  ・ 携帯できそうな物は使えるか確認してみましょう。
  ・ 停電時に災害が起こると困るのでラジオを用意しましょう。
  ・ 家の中に重要な物や大切な物がある場合は持ち出せない前提で、
    まとめて置き場を決めておきましょう。
  ・ 自転車の置き場所を出しやすい場所に移動しておきましょう。
  ・ 地震時危ない物は整理し安全な場所を作るためにお部屋のお片付けをしてみましょう。

地震時の避難準備の心得

東北地方太平洋沖地震
事態はとても深刻です。
いかんとも出来ない状況ですが
何かと思い役に立ちそうな事を考えてみます。
避難警報には常に気を配り慌てない準備をしておきましょう。

<地震災害で落ち着いている地域の方へ>

  1. 避難時になった時のために
     ブレーカーの位置を確認しておき避難時には落としましょう。
     ガスの元栓を閉めてから避難しましょう。
     携帯用ラジオの準備と電池の確認をしましょう。
     家族と連絡が取れなくなった時のために待ち合わせ場所や連絡方法の確認をしましょう。

  2. 二次災害予防のために
     建物内の安全な場所を確認しておきましょう。
     高い位置に物のなく外部に脱出しやすい位置を確認しましょう。
     外に出れる余裕があれば建物にヒビなどの損害がないか確認しましょう。
     建物周囲の地面にヒビなどが入っていないか確認しましょう。
     道路上を移動する際には周囲に注意して成る可く道の真ん中を歩きましょう。

  3. 準備
     携帯電話は必ず身近に置くようにしましょう。
     充電も忘れず随時しておきましょう。
     断水時の為にお風呂には常に水を貯めておきましょう。
     通電されているうちにご飯を炊いておきましょう。
NHK情報配信(ニコニコ動画)
NHK総合(1ch)東北地方太平洋沖地震

災害に関する情報や被害状況をリアルタイムで更新
Google Crisis Response

携帯端末災害掲示板

あたたかい日

ここの所とても暖かい日が続いています。 そんな中ニュージーランド南島クライストチャーチ市の大地震。 ニュージーランドは日本と同じ様に地震の多い土地な様で建築基準も日本に劣らず構造先進国です。そんな中で倒壊しているのは1970年以前の耐震基準適応前の建物とのこと。 日本にも耐震強度をもっていない古い建物は数多く他人事ではないですね。 何より一人でも多くの生存者の救助を祈るばかりです。

現地調査 略してゲンチョー

現地調査はとても大変です。
土地の情報を色々くみ取った上でプランニングしなければなりません。
プランニングは逆にその情報をきっかけに計画することも少なくありません。

家を建てるには敷地がいりますがその敷地選びはとても重要です。
周辺環境や生活条件が敷地に依存してしまう部分が多いからです。
敷地によって建つ建物も変わってきます。
行政からは都市計画で用途地域や防火地域など決め事から
災害などハザードマップの様にその土地での情報もあります。
上下水道などの行政サービスから交通機関の便利さ、それに加えその土地での気候や風土もあります。
土地に拘わる方位から風向きと条件を挙げていてはきりがありません。

土地を選択することはとても大変な事です。
100点満点の土地はありませんが成る可く条件の良い土地をと考えてしまいます。
その欠点を色々な形で対策を考えるのも建築の力だと思います。
お気軽にご相談を

工場内現地調査

海田町役場と広島県西部建設事務所にいってきました。

昨日は建築相談に役所廻りの一日でした。
相談すればするほど難しさの増す案件が最近多く
とはいえこれを確認しておかないと最後の許可が下りなくては意味がありません。
建築確認申請は海田町の場合は町役場が受け付けになり審査は広島県西部建設事務所になります。
双方のお話を聞いておかないと後々に食い違いが出てしまいます。
今回も双方の見解が違う部分もありそのことを先方に伝える為の情報整理と対策提案も私の役目です。

海田町役場

家に合う暮らし?暮らしに合う家?

北海道では大量の雪に悩まされてると電話で聞きながら
寒さは厳しい物のここのところの広島の空は見ての晴天です。



地域柄瀬戸内海地方の気候は温暖と言われるのですが
その恩恵のお陰か「家」に温暖性能があまり厳しくないといわれます。
実際に北海道の暮らしぶりや家を見てみると
家の外は万年雪の為、暮らしには家の中の割合が多くなります。
その為に寛げるように冬は暖房をガンガンに掛けTシャツ短パン程度で家の中で暮らすという状況があるようです。
ですから、その暮らしをされている方がこちらにくると「なんて寒いんだ」となってしまう事もしばしば。

その土地その土地で環境により暮らしぶりが違う例ですが
だからといって過剰に対応してしまってもコストや無駄に繋がってしまいます。
家に関しては「(性能の)大は小を兼ねる」とは言えない物だといつもながら思います。
その為にもその土地にあった住宅
そして暮らす人に合う家を考える必要があると感じています。

屋根の魅力



今日は激しく風の強い日です。
先日とある立派な入母屋の瓦屋根に釘付けになりました。
住宅の屋根はデザイン的にも環境的にも大きなポイントになります。
屋根格好だけで大きく様変わりしてしまいます。

強くて堅牢な日本瓦の屋根を乗せればその分建物に掛かる重量が増えてしまいます。
当たり前ですが屋根は住宅の上に乗っかるのですから重心は高くなってしまい耐震にも更に強度が必要になってしまいます。しかし台風など風による浮き上がりや経年変化等には上部な利点。
また軽い屋根はよろしくないのかと言えばそれもまた違います。
大切なのはその得手不得手を理解しながら建物の全体をコーディネートすることだと思います。

お部屋の床の大切さ



先日工事が無事完了した救世軍呉保育所の床をホームページのタイトルフォトにしてみました。

救世軍の保育所では「はだし教育」をメインで行っています。
その為にも今まであった普通のフローリングの上にひのきの無垢フローリングを貼りました。
お部屋といえば壁も天井もそう触るところではありませんが床は違います。足の裏だけではなく保育所の様な所ならなおさらお腹をズルズルと這ってみたり、お手々をペタペタしたり。
園長先生のおっしゃっる「子供達にとっては一日で一番長い時間を過ごす生活空間なんです。」





今まではみんなお昼寝には毛布を敷いて寝ていたそうですが自然と直にゴロリとなって寝ているらしく、保育所にハイハイが出来ない園児さんがいたそうですが床を替えてからいきなりハイハイが出来るようにもなったそうです。出来なかったのは床に着く体の部分が過敏ですぐ座り込んでしまっていたからだそうで、やはりお部屋の床はとても大切と改めて感じました。

歩いて探そう未来の呉 建築士の日記念事業

広島県建築士会のイベントで
子供達の参加を募集し呉の街でウォークラリーを開催しました。
昔の地図と今の地図を重ね合わしながら自分たちで行く場所を決め町を見てもらおう。
そして今まで気が付かなかった呉の宝物探しの探検に出発です。
そしてもっともっと呉という町を知ってもらおうというイベントです。

暑いなかみんな元気に歩いてくれました。
子供達の色々な視線や感性に改めで驚かされてしまい逆に大人達が勉強になったような気もします。
子供達が色々町を歩き感じたことをパネルにしてくれました。

そんな子供達が一生懸命つくったパネルは8/9(月曜日)から一週間の間
呉市役所1Fロビーにて展示しております。ご興味のある方は見てみてくださいね。

ご参加頂いた皆様
重要な資料・情報をご提供頂いた皆様
大変ありがとうございました。

呉こどもNPOセンターYYYの皆様
広島県建築士会の皆様
大変お疲れ様でした。

2Fベランダでもオーニング(お気軽版)案

先日作ったオーニング(お気軽版)を2Fのベランダで出来ないかと考えてみました。

2Fベランダと言えば物干しが有ることが多いですよね。
その分日差しも沢山入ってきます。
前回の様に日よけシェードを張ろうとしてもそれが邪魔になることも多いかもしれません。

一番簡単な方法としてはA案のこんな感じでしょうか。

軒裏天井の材料によっては金物が付かない場合もあるので
しっかりした場所に付けると良いと思います。
取り付け時には落下しないようにおきをつけてください。

しかし塞がないで風通しの良いのがオーニングという利点でもあります。
これでは部屋から見れば真っ暗になってしまい
閉鎖式のベランダだと風抜けも難しくベランダ内は熱気が籠もってしまいます。
2Fベランダと言えば手摺りが壁なのかそうでないかもありますが

こうして囲ってしまうと風が抜けにくくなりますよね。


軒裏がボードや軟弱下地だと固定も難しいですね。

そこでB案

外壁にフック金物を取り付け
手摺りに平行にパイプを通し固定します。
そのパイプに日よけシェードを垂らすようにしながら
先程のフック金物と手摺りにロープで固定します。

手摺りに物干金物の有る場合はこんな感じではどうでしょうか。






ポイントはロープの長さでシェードの高さも調整出来ることです。長めにしておけばどちらにも上下調整出来そうです。冬場や台風時など要らない時期は手摺りの方のロープを外しフック金物のほうへ結び換えてあげればいいかもしれません。
それぞれベンダには格好条件が違うと思うのでそれぞれアレンジしてみてください。
※注意 3F以上への取り付けは基本的に風力等の事からNGになっている
      日よけシェードが多いです。2F以下としてお考え下さいね。

オーニング(お気楽版)で夏を乗り切ろう!

暑い夏がやってきます。
毎年エアコンの要らないエコ生活を目指し
あの手この手を考えながら
去年は網戸の張り替え-アイディア編「布を張ってみる」
と網戸に網の変わりに布を張ってみました。



今年は第二弾
「オーニング(お気楽版)」で夏を乗り切ろうと思います。
ここでいうオーニングは建材メーカーの伸縮する便利なオーニングとは違い
DIYセンターで売っている日よけ用テントを利用してお気軽に日よけを考えました。



支柱を立てます。
お庭の方は洗濯干しの柱を利用するのもいいかもしれません。
これに向いDIYセンターで売っている2000円から4000円くらいの
日よけシェード・テントを貼ります。



はいできあがり。
これで室内は5-7度は下がる予定です。
冬場や台風などの対応の為に
取り外しも5分でできますよ。

家づくり土地探しの勘所-土地の価値と接道義務

土地の価値というのは個人的には無限大と思っていますが
数ある中から見比べるには色々な面で条件があったほうが解りやすいですね。

解りやすいのはコストにもなる価格です。
条件の良い土地ほど価格が高いのですが
一般的に・・・どのくらいと思ってもなかなか答えが出てきません。
そこで付近の不動産情報と照らし併せたりもありますが
公示価格を調べるのも良いと思います。
土地総合情報ライブラリー:国土交通省
こちらのページの国土交通省地価公示を参考にするのも良いと思います。

注意なのは例外を除き家を建てるには「道路に2M以上面して接し無ければならない」という接道義務があります。
これには理由もあり、災害時の避難から緊急車両が対処出来る様に配慮されています。
それに併せ家の周囲に介抱された空間を用意することで通風換気から給水排水など色々なサービスを
道路からの空間から供給しようとするからです。
こんな理由から家を建てる法律の建築基準法では原則は道路巾が4メートル(ないし6メートル)以上を要求されます。
巾が無い場合はその足りない部分を敷地から引いて換算することになります。

またこれより他に道路の巾により建物の建てられる高さが変わる場合もあります。
道路斜線制限といいます。

家づくり土地探しの勘所-用途地域

土地には用途地域が指定されていることが多くあります。
「用途地域」という専門用語に引きガチですが、 用途地域は大きく3つのタイプに別れその中にまた種類があります。
ですが住宅を建ててはいけない用途地域は「工場専用地域」だけです。
土地探しでの「用途地域」の考え方として
住居系であれば閑静な住宅街
商業系であれば少しざわつきもある商店街
工場系であれば工場等が側にあるような雰囲気を思い起こせば
周囲の環境が見えやすいと思います。
補足として各地域の名称と住居系の内容を記載しておきます。

住居形地域

  第一種・第二種低層住居専用地域
  第一種・第二種中高層住居専用地域
  第一種・第二種住居地域

商業系地域

  近隣商業地域
  商業地域

工場系地域

  準工業地域
  工業地域
  工業専用地域

説明が同じ感じですが 住居系地域の区分は下の方に行くほど 住宅以外の建築制限が緩和していくイメージで考えると 解りやすいかと思います。
 

低層専用地域

・第一種低層住居専用地域

  建物の高さを原則的に(約3F建て)又は12m(約4F建て)に押さえる事で
  日照豊かな良好好な住居の環境を保護された地域です。
  逆に周囲の同じ地域にも背の高い建物などが建たない条件とも言えます。
  住居専用の為暮らしに必要な家・マンション・学校等は建つことが有りますが
  小規模な店舗なども立てることが出来ません。

・第二種低層住居専用地域

  主な条件は第一種と同じですが小規模店舗など150平方メートル以下と限定されています。

中高層専用地域

・第一種中高層住居専用地域

  中高層住宅にかかる良好な住居の環境を保護するための地域です。
  建物の高さの最高限度は定められていません。
  低層住宅専用地域より建てられる巾が広がり病院や小規模な店舗も
  建築可能な地域です。

・第二種中高層住居専用地域

  主な条件と目的は第一種と同じくして
  建物の高さの最高限度は定められていません。

住居地域

・第一種住居地域

  住居の環境を保護するための地域です。

・第二種住居地域

  主として住居の環境を保護するための地域です。

準住居地域

  道路の沿道としての地域の特性にふさわしい業務の利便の増進を図りながら、
  これと調和した住居の環境を保護するための地域です。

呉ポートピアパークでの開放感な空間

事務所の近所には呉ポートピアパークがあります。
クリスマスには盛大なイルミネーションでお迎えしてくれます。

広大なスペースがありとても地域には貴重な場所です。
少し報告が遅れてしまいましたが2/6.7で大鍋祭りをやっていました。

広い空間というのは「開放感」を感じます。
それには「海」や「空」や「山」などからの距離感が大きく影響しているように思います。
では、家の開放感というのはどうなのでしょうか。
部屋を広くしてしまえば「壁」からの距離が遠くなり「広さ」を出せます。
広い会議室や講堂を想像してみてください。
実はこれだけでは「開放感」を感じることは出来ないと思いませんか?
人の感覚は「広さ」=「開放感」では無いと思います。

開放感というのは非常に不思議な感覚で
色々な条件を重ねて感じる物です。

「色々な距離をたくさん感じる事」もその重要な一つだと思います。
遠くに見える街の風景や手元にあるテーブルの雑誌
それぞれが重なるように距離を感じることで
「距離の差」が生まれます。
部屋と部屋の繋がり方によって見えてくる距離が違ってきます。
この一つ一つを感じやすく組み合わせることで「開放感」の条件の一つ
「距離」を感じるようになると思います。

「住育」とは

みなさん「食育」という言葉はご存じですよね。
でも「住育」という言葉はご存じでしょうか。
地方自治体を始めこれからのキーワードにもなってくるこの言葉ですが
実際はそんなに目に付いたりしていませんね。
今、家を考えている方もこの言葉はそんなに馴染みがないかもしれません。

小学校の教科書にもこんな内容の物がありました。
ですが、育とつくとつい「学校で教える・・・」と思われがちですが、
実は暮らすということを誰も学んだことなど無いと思います。
「食」に関しては暮らす人だけでも十分学び実行出来るのですが
「住」となるとそうもいかない部分がたくさんあります。

では「便利で簡単で暮らしやすい家」となればいいかと
割り切れるほど簡単な答えでもありません。
「便利」の為には大きなエネルギーも設備も必要かもしれません。
「簡単」となれば掃除一つにとっても
どういったことを優先するべきか
とても基準の難しい物ですね。
かといって暮らす人にとっては長い時間過ごす重要な環境でもあります。

「魚を欲する人がいれば、まず魚の取り方を教えよ」

私が思う住育はこの言葉通りだと思います。
家族で話し合い、建築士と話し合い、お互いを教えながら創り上げていく物が家と思っています。
その為にこそ、一緒になり暮らしのことを考えるそんな建築士でありたいと思います。

リビングの南面には大きな窓を?

月の位置も太陽の位置も住環境には大きく影響していきます。
ご存じの通り、太陽の角度により部屋に差し込んでくる日差しは全く違ってきます。

リビングの南面だから大きな窓を?

と思いがちですが本当にそうでしょうか。

「夏はリビングが暑すぎて・・・・」

という言葉をよくお聞きます。
家の南面だからと大きな窓を用意するだけでは
お部屋のプランは成り立たないのです。

こちらのお部屋はリビングですが写真右側が南面になるのですが
敢えて窓の面積を小さくし窓自体の高さは夏時期には直射日光が
入らない様に高さを調整しています。

この写真のように窓越しに見える奥のリビング天窓からは日射が入りません。

その代わり隣接する壁は白く反射光を考慮したバルコニーには
目一杯の日差しを受けてくれます。
このバルコニーに向けて大きな窓を取ることで
夏場は間接的に日照をもらう計画です。

窓は適材適所で一年の気候を考えながら
大きさから配置まで計画設計する必要があります。


より安心して優しい人なる住宅設計をご提案させて頂きます。

夏部屋が暑いのは?と少し納得して頂いた方
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救命措置-心肺蘇生法とAEDの使用法-落走小学校

今日は心肺蘇生講習会を受けに落走小学校へ行ってきました。
呉西消防署からも講師の方が来られるようで少しドキドキです。
私が個人で仕事しているせいかこういった講習は今まで受けていなかったので
「もし」と言った自体に何も出来ないではいけないと思い敢えて参加してきました。

AEDは今は随分公共施設には設置されていますね。
AED自体初体験でしたが非常に解りやすい操作になっていることに
非常に感動しました。
災害時はどんな人もパニックになりやすくこういった機械操作は難しいと思って居たのですが
音声ガイダンスも用意されており随分解りやすい内容になっています。
こういった講習で補足していれば「落ち着いて対応」出来るように感じました。

参考:AC(公共広告機構)AEDの、ABC

同じように災害と言う意味では
家も考慮されなければならない事です。
新築住宅には「火災報知器」の設置が義務付けられましたが
災害を知っても無事に避難することが重要です。

「火事になりあわてて窓から避難せず玄関を回ってしまった」
というお話も聞いたことがあります。
避難につかう経路にしても
燃え広がりや延焼を防ぐ防火に関しても非常に重要な事です。
法律で決まっている事も有りますが
合わせて個々の特徴を考えつつプランニングしていくのも
建築士の仕事でもあります。

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網戸の張り替え-アイディア編「布を張ってみる」

前回の記事で網戸の張り替えにチャレンジした私
網戸をただ張り替えるのではと少し思いつきの行動にでました。

「網戸で日差しを避け視線をカットするような事が出来ないか・・・・」

普通であれば外部にスダレやゴーヤの様な植物を植えるといいのですが
しかし敢えて網戸で同じ効果+便利な事ができないかと考えた結果

「網戸に布を張る」

実験開始です。



ロゴをパソコンプリンター紙で布にアイロン転写してみました。

で前回のように張ってみます。


ご覧の通り仕上がりは大失敗です・・・
失敗その1.ロゴの片方がアイロンプリント転写失敗
失敗その2.張る時に引っ張り合うのでねじれが生じるためロゴ転写は張った後にすべきでした。
失敗その3.中桟の下の部分に布を両方と思っていたのですが急に思いつき実験と張った布が上下逆に・・・
失敗その4.網とは違い「布」に摩擦抵抗が少ないために固定のゴムをはめても抜けやすい

ですが日避けには結構役に立っています。
網戸なだけに左右に位置を移動できるので時間帯に合わせフレキシブルに対応も可能です
通常日差しは足下から入り始めるので、ロールスクリーンの場合は上から全部窓を覆わなければいけませんがこの場合なら上からでも換気が出来ます。
障子の様な落ち着いた雰囲気感も楽しめます。

失敗は成功の始まりともいいます
既に次の案が思いついているのですが
暫くこれで日照の実験と使い勝手を含め
最終考察案は様子をみながら近いうちにまとめようと思います。

「めざせエアコン要らずのエコ生活!!!」


安芸の小京都「竹原」

いよいよ世間はゴールデンウィークに突入していきますね。
皆さんはお出かけの場所おきまりでしょうか?
ちょっとした落ち着いた街並みを見に行かれるのはどうでしょうか?
そこで安芸の小京都「竹原」へ先日行ってきましたのでご紹介です。

4月18日に建築士会で竹原の街並み保存地区へ行ってきました。

正確には「竹原市竹原地区伝統的建造物群保存地区」と文化遺産に挙げられています。
全く余談ですが原田知世主演の「時をかける少女」のロケ地にもなりました。


そんな街並みを歩きながら研修というのが今回です。



街並み保存センターで研修を受けてから街を歩き始めました。



静かに落ち着いた街並みですが保存地区とはいえど
ここには人々の生活空間でもあります。
そんな生きた街並みがたたずんでいました。



西方寺横にある普明閣・籠堂からの一景



松坂邸の正面
街の佇みを伝えてくれています。



地蔵堂に続く街並み



街並み保存地区より少し外れた場所にある
竹原市重要文化財 森川邸の障子飾りの陰影



職人技の組で技が生き続けていました。



「たたずまい」という言葉には
一点ではなく多くの技をもって成されると感じました。

木造住宅耐震技術セミナー

呉市福祉会館で先日2月21日に、
建築士会主催の木造住宅耐震技術セミナーに参加してきました。



昨今の木造住宅の耐震についての勉強会です。
新しい技術の紹介であったり、実施事例などを話し合い
よりよい住宅を提供するねらいで定期的に行われています。

耐震改修は非常にコストもかかり、専門的技術と経験を必要とします。
リフォームを希望される方々も、「気にはなるけど・・・」と二の次を踏んでしまいます。

「構造」=「人の骨」と思われがちですが、
骨であれば折れたりひびが入れば確実に人間には痛みの信号が発信されます。
こうなれば、みなさんは直ぐにでも対処せざる得ません。

しかし、建物の構造は少し違い
「構造」=「人の内臓」と感じています。
専門的がみれば表に信号がでて居るのですが
素人の目でわかりにくいのです。

ご相談等ありましたらお気軽に連絡ください。


非常用照明って?

特殊建築物定期報告という建物の健康診断の検査を
やっていますが、その検査対象の一つに「非常用照明」という物があります。
非常照明は避難口又は避難階段まで一定距離以上ある場合
その室内や通路に設けられています。
不特定多数の人が使うような建物に設置義務があります。

単純に言えば旅館やテナントビルなどに付いています。
ですから普通の家などには付いていません。
だからと言って無関係でもないんです。

もし貴方が旅館に泊まっていたり
お店で買い物をしていたり
そんなとき
もし災害が起きて建物の電源が落ちてしまったら
真っ暗になってしまいます。

それを防ぐのがこの非常用照明です

天井にダウンライトの様についています。
特徴は検査用の紐がたれています。
最近はプラスチック製のスイッチになってる場合もあります。

こんな感じです。


こんな感じで天井に設置してあります。



照明により色々タイプはあるのですが
通常バッテリーが内蔵されています。
災害時に建物の電源が落ちて真っ暗になっても
この照明が代わりに照らしてくれます。

従順+αリフォーム


先日ほぼリフォームが完成しました。
まだ追加部分等が少々残っていますが
取りあえずの引き渡しを完了しました。

リフォームは元の建物に合わせる部分が多く
有る意味建物を触りながら各部を納めて行かなければなりません。
詳細を含めホームページ用にいまアルバム記事を作成しております。
もう暫くお待ちください。

H邸リフォーム完成まで後少し

キッチンは料理をする場所と決めつけていては
空間に広がりも何も見えてきません。
できればもっと色々な事が出来るスペースとして
ご準備されてはと思います。

対面キッチンのカウンタースペースは
使用方法が大きく別れる物です。
配膳カウンターとして使う場合
キッチン周りの収納として使用する場合

H邸のご家族は
5人家族なのですが
現在は二人でご使用になられています。
その為朝ご飯などのカウンターとしてのキッチンカウンター
そして偶に使うノートパソコン用のテーブルとして
正面にお気に入りの椅子を並べておいて欲しい
そんなキッチンカウンタースペースです。





こちらは塗装完了状態の洗面脱衣室です。
内装クロス貼り作業が始まっています。
木の部分に濃い色を入れるのは本当に樹種により
様々に変化をするので塗装屋さんの腕の見せ所になります。
数回の色打合せの上現地で確認しながら色決めをさせて頂きました。



明日がいよいよ設計検査の予定です。
仕上がりが十分が設計者の検査になります。
期待と責任を感じつつ行ってきたいと思います。

お風呂リフォーム解体するとシロアリが・・・

リフォーム工事が始まり
まずは解体工事をしています。
解体前のお風呂の状態がこちらです。

リフォームというのは表が隠れている部分が
多いため解体した時に思わぬ出来事が
出てくる場合が有ります。

今回の場合工事前に打合せで数年前シロアリ駆除を
したと言うことを聞いていましたので。
有る程度想定は出来ていました。

これが解体後の状態です。

そして柱部分のアップです。

シロアリ駆除すると一安心と
思われがちですが柱は下半分は既に朽ちていました。
このままの状態が良いわけでもなく
今回はこれに新しい柱を抱かせて補強する話になりました。

考えるリフォーム

明日からリフォームの工事が着工します。
間取りも含め水廻りを改装予定です。
リフォームというのは新築より難しく
今ある建物を新しく組み替えるので
その為には色々な検討が必要になります。
ですがリフォーム前よりもより良い状態にするのが
正しいリフォームだと思っています。
上辺的に綺麗にするのは物を交換すれば済むのですが
それだけでは塗り替えでしかありません。

といってもリフォームは暮らしている人が
「お部屋広くならないかな?」
「機器が古くなったな」
「見た目が古くなったな」
という所から依頼が生まれます。
ですから普通の場合、その事だけを改善する事しか考えません。
だからといって他に余計な内容を増やすのも意味がありません。
単純に1+1=2とすれば良いという物でもないと思うのです。

家の状態、家族の状態、そして家の使い方を
色々話させて頂いて、見させて頂いて
説明や相談をさせて頂きながらプランを練っています。



これは内装イメージの内観パースですね。
今3プラン用意しているのですが
既存の建物の雰囲気に合う用に考えてみたり
少しイメージを変えてみたりしています。
貴方はどれがお好みでしょうか?

呉市広横路にレンタルコミュニティスペース「サロン・ド・フォーレ」

呉市広横路にインターネットも料理も出来る
コミュニティスペース「サロン・ド・フォーレ」があります。
平日の非営利目的なら昼間は¥400/時間でレンタル出来る
最大40人は入れるスペースです。
料理教室からコンサートなど「地域の交流の場」になればと
Woody住建の馬場社長がオープンスペースとして公開しています。
ご興味の有る方は下記までお気軽にお問い合わせくださいね。
気になる方は私に連絡を頂いてもお取り次ぎしますので
お気軽にコメントなりメールなりくださいね。

?螢Ε奪妊?住建内 馬場
0823-74-2865
info@woody-juken.com

夕暮れ時から蚊取り線香

実は事務所の外が庭な為
夕暮れ時からこれが登場します。


蚊取り線香の有効成分であるピレスロイドは
人間などの温血動物にはほとんど害がないといわれてます。
なにより実はこの蚊取り線香の香りが
私にとってはスイカと並んで夏の風物詩でして
蚊取り線香の独特な香りが結構好きだったりします。

中には煙も香りも無いこんなのもあるみたいですね。
デジタル蚊取り線香

家は内と外の境界線 第五回

前回までの四回を読んでいただければ
解るかと思いますが
家の内と外というのは色々考えることがあります。
もちろん、考えることはその敷地毎にで全く違う場合も多くあります。

いままで普通建物を考えるときには
家の中ばかり考えて居ませんでしたか?
間取りだったり収納の事だったり。。。。

しかし、本当は家の外も含め建物を考えるべきだと思います。
それによって家の配置から間取り、窓の位置から
暮らし方まで変わってきてしまうのです。

私の場合はその敷地を何度も確認にいきます。
想定は出来ても発想の為にはそれが一番の
設計の材料探しだと想っています。

家は内と外の境界線 第四回

内と外のお話も第四回
今回は少し私の恩師の古谷誠章氏が講習会で話した事を
考えてみたいと思います。

モンゴル高原に暮らす遊牧民達はゲル(家屋)で生活されています。
一般的にパオとも言うみたいですが
簡単に言えばテントのような構造の移動式住居です。
ゲルはとても住居としては進化したおもしろい構造になっていますが
いまはそこは置いておきます。

古谷氏談
 「ゲルで暮らす方々は家の中には隔ても壁もなくプライバシーがありません。
  なにせトイレすら無いのですから。
  ではその人達にはプライバシーが無いのでしょうか?
  いえ、一度ゲルの外に出てしまえば廻りには草原がひらけ
  人がいるわけでもなく、十分孤独になることが出来るのです。
  家の外にこそプライバシーが存在するのです。」

私にとっても衝撃的でした。
プライバシーというのは「家の内」の状況というわけでなく
人に与える条件から導かれるのです。
ならば条件さえそろえば家の外でも内でもプライバシーを
確保出来るのではないかなと思うわけです。

家の内の外の境界線 第三回

敷地に家を建てれば
敷地の中で「家の内」と「家の外」が出来ます。
その境界になるのが家の壁でもあり屋根でもあります。

今回は「敷地の中の家の外」とは少し違い
「家の外で更に敷地の外」の事を考えてみます。

窓から見える風景
というのは基本的に敷地の外の風景です。
よりよい風景を家から眺めたいという気持ちはあるのですが
それはここではひとまず置いておきます。

家を敷地目一杯に建てた場合と
家を隣地の建物だったり周辺環境(敷地の外)を考えた上で計画した場合のお話です。

目一杯建ててしまうと隣地建物との距離が非常に短く
窓からは隣の建物を見る風景になることがよくあります。
逆に言えばその窓の前に「壁」があるのと一緒の事ですね。
これでは日の光が入ってくるのは少し難しくなってしまいます。

しかし日照角度から窓の高さ・形と大きさなどを考えれば
見えてくる風景も全く違う物になります。
この為に一番大切なのは隣の建物までの距離です。
隣との距離さえあれば
窓を高い位置に持って行けば
人は見上げるように空を見ることが出来るでしょう。
地面すれすれの窓にすれば地面しか見えないでしょう。
それも隣地との距離次第なのです。
本当に必要な距離を配置するには
敷地より外の部分の環境も大きく影響してきてしまいます。

家は内と外の境界線 第二回

前回のお話から
家は外と内の境界線に存在する物として考えると

家の外も中の様に使用できる

としたらどうなるのでしょう?
少し考えてみた一案を書いてみます。

1階のスペースをオープンに考え
大小ある庭にはみ出していけるプランです。
「抵抗なく外に出て行ける」
ということは裏を返せば外の土地も
内部として利用できるのではないでしょうか。
通常の閉鎖された内部は2階にあり
天候・気候によって使い分けを行います。

家の外とつながっていると衛生的な問題があります。
空調の問題から雨の排水から泥汚れの棲み分け
靴にしてもどう使うか
いろいろに考えることは無尽蔵に増えていきます。
しかし、そういったことを計画をしプランニングするのも
私の勤めなのです。

上の案はあくまで例ですが
色々考えた上でコンセプトを決定し計画すれば
住む人にとって新しい空間の一つが出来
新しいライフスタイルが生まれると思います。

家は内と外の境界線 第一回

」というのは
外の世界と中の世界の
境界線」ともいえますね。

今回はその境界について少しお話してみようと思います。

普通家を建てる時は今ある敷地を利用して
コストの許される限り最大限の建物を建てようという事を
考えておられる方もいらっしゃいますし
それが価値を高める当たり前の事と思われている節があります。
特に日本では土地は非常に高価な物です。
余らせればもったいないと言う気持ちがありますね。
これはとても大切なことなんです。

実は日本の戸建て用の団地敷地分割は
この定義で「一戸建て」の建物が入る大きさが決まり
その値段が決まっている様に思うのです。

その為なおさら団地では一戸建てが綺麗に入る状態になり
お隣さんとの距離もそれなりにといった状態になります。
分譲住宅街のどの建物も殆ど同じ配置になってしまうのも
これが原因かもしれません。

だからといって建物の形を考えて敷地を変えることなんてできませんね。

では、もし「家の外も中の様に使用できる」
なんて考えが浮かんだらどうでしょうか。

次回はそんな家の内外の事をもう少し掘り下げて見たいと思います。

風の回る家


何も考えずに水槽の中に、
買ってきた熱帯魚を放すとどうなるでしょうか。

それと同じように、家も周囲の環境に非常に敏感なのです。
ですから、色々な事を土地や環境、そして風土に学ぶべきだと思います。
設計するにはたくさんの情報の中で考えて行けたらといつも思っています。

「気持ちの良い風がどちらから吹くのか」
「暖かい日差しはどちらからくるのか」
「廻りの家からの影響はどうなのか」

という基本的な事から

「道路の交通量」
「環境からの影響」
「生活に活かせる利便性」
「地域の風潮」
「暮らす人の今までのこの土地での過ごし方」
と挙げればきりのないくらいの情報が
その土地にはあります。

簡単に想像できる家を造るだけなら
全く必要ないことかもしれませんが
私は一つ一つの情報を一度ほどいてまとめることから
全てを始めます。
「環境に良い建物」といって環境に良い材料を使用するだけでは
難にもなりません。
もっとパッシブに対応出来る物と思います。

写真で見て「黒い壁」「四角い建物」どこが周囲に・・・
次回改めで記事を書こうと思います。


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建て売り住宅のホスピタリティ

昨日ある方に夕方からインタビューをお願いされ広島市内で待ち合わせしました。
その方の研究しているテーマがタイトルにある「建て売り住宅のホスピタリティ」です。

テーマに興味をもったのでインタビューを受けることにしました。

ホスピタリティ=好意・誠意という意味ですが
建て売り住宅にそれが出来るというならこれほど良いことはない上に

「いい家を造りたい」と思ってから
住宅メーカー内定を蹴ることに決心し
建設会社に就職し現場を勉強した上でその会社の設計を担当
そして、私は設計事務所として独立をしました。

そういうことこそが「いい家を考える」私の土台なのですが
前述したテーマは全くそれを乗り越えたテーマに感じました。

そこで考えてみました。

建て売りのスタイルのホスピタリティ

 建て売り住宅というのは、その家に住むお客さんの要望が聞けません。
 建った後に決まるのですから当たり前です。
 ですから、万人に興味の沸く内容に成るのは当たり前です。
 しかし、それでは実際に住む人に一番良い家とは言えない事になります。
 私なら確実に絞り込んだプランニングを目差すべきなのかと感じます。
 
 絞り込むのは果てしなく範囲があり
 モデルケースは無数に広がることでしょう。

 では世代を絞り込むとするとどうでしょうか?
 子供が出来た頃の夫婦の世代をシミュレーションしてしまうと
 どうしてもその方々が、今必要な興味のある家になってしまいます。
 家というのは買った時か全てではなくスタートだと思っています。
 その全てに対応を考えれるそんな家ならばいいのかもしれません。
 私の場合は住む人が決まっている場合が多いので
 毎回トレースさせて頂けますが、
 建て売りとなるとこれはとても大変な事に感じます。
 
 しかし、商品としてならこのことはシェアの絞り込みにもなってしまいますね。
 
住宅のポスピタリティ

 住むというのは本当に多彩です。
 例えば車なら「ただ走ればいい」という人も居ますが
 それに誠意・好意となるとそれだけにとどまりません。
 人によっては「自分にあった座席が欲しい」と言う人もいるかもしれません。
 人によっては「格好のいい外観」を求める人もいるかもしれません。
 家の場合も「居れればいい」というだけでは
 ポスピタリィを感じることはできません。

 最近は建て売り住宅は設備ばかりに力が注がれている気がします。
 新しいものを装備すれば「便利」「清潔」と印象はとても良いのです。
 しかし、住み始めるとそう言うことは当たり前になりそのうち
 もっと新しいものが出てきてしまいます。
 環境などの対策にしても材料で対応していたり
 仕様的なもので対応していたりします。
 例えばシックハウス症候群について
 自然素材の材料にすればいいと思っていないでしょうか?
 もちろん材料は大切なことです。
 しかし、その上で換気しやすいプランであったり
 太陽の光の届く部屋となっていないと
 全く意味がないのです。

 ですからもっと当たり前のことを大切にできる建て売りは出来ないでしょうか。
 その土地の特性だったり環境を大切にするようなプランニング。
 そのパッシブなプラニングの効果を上げる必要があるのではないでしょうか。

 住宅団地で同じ建物が並ぶのではなくお互いを助け合う様な
 プラニングがもし出来るならその街並みですらホスピタリティに溢れる気がします。


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中古マンション査定鑑定評価

先日ネットを通じて
「中古マンションの購入を考えているのですが
建築士の専門的なご意見を聞きたいのです」
というお話を頂きました。

一度あわさせて頂きお話させてもらい
改めて正式にご依頼頂きました。

家もそうですが
マンションも人が生活をする大切な場所です。
本当にその人に合っている物かもそうですが
基本的な建物としての状態を説明させてもらうのも
大切なことです。



マンションの間取りを見ていると
「ここの物件部屋が沢山あるね」
という事があります。
部屋の数というのが一番の売り文句になってる所があります。
ですから設計者は少し無理をしても部屋数を増やそうとプランします。
外部に面する所に部屋を持って行くので
どうしても水回りが暗い内部にまとまってしまいます。

これは売る為のプランニングで

住む人の為のプランとは違う場合があります。


それに併せて換気の仕方から結露のお話等
いろいろ話させて頂きました。



マンションとなると
戸建ての家を買うより大きな違いが2点あります。

1.家の廻りの壁や天井・床がお隣さんと共用になっている

2.敷地の外へ行くための経路が共用通路(避難経路)になっている

この2点が大きいと思います。

1.については
当たり前なのですが
壁や床をはさんでお隣さんが存在します。
ということは一軒家とちがい
換気や採光(光を取り入れる事)にとっても
面積的に不利になりがちです。

2.で言えばどうしてもマンション購入となると
中の間取りから仕上の状況
そして購入金額とアパートを選ぶ感覚になりがちです。
しかしマンションは規模も大きくなります。
共用部分の管理がしっかりされているかどうか
避難器具等が維持できているか。
避難経路に問題はないか。
こんなところが案外大切に思います。

マンション査定鑑定評価から
家などの耐震診断など
建物についてご質問ある方はこちらからどうぞ。

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木の家のお話

ご存じの通り昔から日本では木造の住宅が一般的でした。
それは、四季のあるこの日本の気候に馴染みやすく
軽い材質で、手に入りやすく加工のしやすい
絶好の材料であったためです。

木は呼吸をします。
その呼吸を考えながら
上手に利用されてきました。

ですが最近では木材にも色々な規制が必要になり
暮らす私たちの生活にも変化が起きています。

「高断熱高気密」
「シックハウス」
「耐震住宅」
「バリアフリー」
「省エネ」

色々なキーワードが新しく要求されはじめ
色々な基準やマニュアルが出来ています。

一つの条件を大切にすれば
一つの条件がおろそかになる場合もあります。

それをバランスを持って組み合わせるのが
一番大切な事なのです。
本当に大切なのは住む人が健康で
安全に暮らせる事なのです。

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シックハウス症候群と健康住宅

先日東京にいき数人の方とお会いさせて頂き
色々家について説明をさせて頂きました。

その際にまず聞かれたのが
シックハウス症候群についてです。

健康に住める住宅
当たり前の様で当たり前でないために出てきた言葉です。
色々と問題になるテーマですが
健康住宅というキーワードをもとに
今建築ではシックハウスの原因となるホルムアルデヒドについて
色々対応が成されています。

建物の内装材についてJIS、JAS、そして国土交通大臣認定の
等級を定めています。

☆の数が多いほどホルムアルデヒド放散が少なく
通例は最高等級ランクの

F☆☆☆☆(フォースター)

を使用しています。
ここ数年で建材等も殆どがF☆☆☆☆になっているため
現在の新築については殆どの場合は問題有りません。

かといって古い家はダメなのかと
一概にそう言うわけではありません。
経年によるホルムアルデヒドの放射量は減少しますし
換気をしっかりしていれば問題は少ないと思われます。

ただ現在の家の構造が省エネ重視のため
あまりにも機密性の高い家が多く
更にエアコンなどの普及もあり
室内の空気を換気しにくい現状です。
そのため余計に室内に有害な物質が増え
シックハウスに過敏になりやすいわけです。

そこで私は機密性を保つ構造で
なるべくエアコンを使わないで風と共に生活しやすい
そんな家をプランニングしていきたいと思っています。

しかし、案外見落とされがちなのですが
お気を付け頂きたいのは
家に持ち込む家具などの生活用品です。
建物には基準が設けられていますが
住む人が買う家具は基準が設けられません。

濃度測定を試した事がありますが
何もない場合は基準値クリアーなのですが
カラーボックス一個いれた為に
基準値の2倍の濃度を検出したことがあります。

非常に微量の濃度で基準値を定めていると理由も有りますが
これでは元も子もありません。

そんな事も含めつつ家をプロデュースというより
生活をプロデュースしていけたらと思っています。

周囲と溶け込むということ

東京に行って来たのですが少しぶらりとしてきましたので
「優しい人になれる家」のコンセプトを探してきました。

東京モード学園コクーンタワー 丹下都市建築設計

縦横と線のそろう街並みに
この外壁のテクスチャーとスケールは次元を
歪めるかの様な勢いがありました。



もちろん家もそうですが、建物は必ず周囲に多かれ少なかれ影響を与えてしまいます。
規模が大きければ大きいほど周囲に影響が出てしまいます。
このコクーンタワーと比較する訳にはいきませんが
家の周囲にも必ず影響を与えてしまいます。
これだけを見ていればコクーンタワーのこの外観は
周囲のビルのラインとは全く違った主張をしているだけのように感じます。
ではもう一つ写真をみてみます。



確かに直線の多い都会の風景ですがそこには
街路樹であったり人影だったりといったもう一つの線があります。
周囲のビルのラインと比べてどちらが溶け込んでいると感じるでしょうか。

建物というのは一見その単体で判断される事が多いのですが
実は周囲の環境からの情報を主に考えることも大切なことの様に思います。
そう改めて感じさせられました。


東京モード学園コクーンタワー 
設計:丹下都市建築設計
完成予定:2008年10月
計画名   :西新宿一丁目7地区計画
所在地    :東京都新宿区西新宿一丁目7番2       
階数     :地上50階、地下4階      
建物高さ   :最高部203.65m、軒高203.65m      
敷地面積   :5,172.27?      
建築面積   :3,509.86?      
延床面積   :80,903.43?      
構 造       :鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造      
用 途       :専修学校、店舗、ホール      
建築主      :(学校法人)モード学園      
設計者     :丹下都市建築設計      
監理者     :丹下都市建築設計      
施工者     :清水建設      
着 工     :2006年05月01日      
竣 工     :2008年10月31日予定



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電化住宅かガス住宅か・・・それも一つの材料

今まで話をさせて頂いたお客様にも
「電化」がいいの?「ガス」がいいの?
とよく聞かれます。

・家のエネルギー供給源の無駄を絞ることにより無駄なコストを控える
・家の消費エネルギーを効率よくしてエコな生活をする

この2点が大きな理由と言えます。

今現在、供給源一本化については電化については一般化されていますが
ガスについてはガスだけの供給でまかなえるまでには至っていません。


たえば調理器具(コンロ)でいえば
Aさんはこだわり思考で料理が大好き
その為どうしても「火を見て料理をしたい」
ということは「ガス」「電気」という問題以前に
「料理をする楽しみ」ということがキーワードになります。
楽しんで用意された料理ほど食べた人に幸せに
なると思いますよね。

Bさんは毎日子育てや仕事に追われ
家事の時間を抑えたい方もいらっしゃいます。
そうであればより掃除のしやすい方が
良いと言うことになりますね。
その分家族同士のコミュニケーションや
生活に時間の余裕となるのですから。

こうなるとAさんには「ガスがお勧め」
Bさんには「電気がお勧め」となってしまいます。

しかし私の場合は少し違います
やはり使う人のライフスタイルや環境によります。
私の場合は実はこんなやりとりから
別のことを考えていきます。
例えばAさんであれば
台所は
「家族とのコミュニケーションあるおいしいダイニング」
「特殊な材料も保管できる収納」
「Aさんの調理しやすい専用コクピット的なキッチン」
「より楽しく料理ができる仕掛け」
・・・・
挙げればきりがないぐらいの要素をもっています。
できれば住まわれるご家族の特徴を大切にした
キーワードを優先的に考えて
「全てのプライニング」に付け加えていくのが
私のプランニングの一部にもなります。
大切なのはやはり「ガスor電気」ではなく
「本当に住む人が充実した生活を出来る事」なのですから。
そこまで考えた上で「電化住宅」か「ガス優先住宅」か
考えてみられたらどうでしょうか。

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家の健康間取り

オリジナル性というのは本当に難しい事のように思われています。
画一化規格化大量生産することで生産のコストを押えるというのが一般的です。
ですがここのところ「何が商品」なのか解らない事になってきました。

その中でも家というジャンルに置いては個人的に
そう言った商品とは違う様に思っています。

家は「住む人」「建てる場所」によって全く違った構想が生まれます。
基本的な「雨風を凌ぐ」だけであれば「箱を持ってきてトン」な商品で良いと思うのですが
その土地、人間性を前提に作ると作らないとでは全く違う結果になってしまいます。

よく自然食品のコマーシャル等で「毎日食べるものには気を遣っています」と言われます。
大変ごもっともなことです。毎日の積み重ねは大きな結果を生むはずです。
もちろん家にも言える事なのです。
自然素材を使ったエコ住宅の言葉を目にします。
今の時代にはとても大切な事です。
私の場合はそれもひとつの条件として別に優先させる事のひとつに
「家の健康間取り」
があります。
いくら材料を無害に変えても家自体が健康に保たれなければ
意味がないからです。
住環境もやはり毎日食べる物と同じくらい大切な筈です。
そのためにはその土地の利を生かし不備になる部分を予想した
自由なプランニングが必要だと思っています。



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地震速報時の速攻対応スペース

この日本という地理は世界の地震約20%が集約されていると言われます。
最近では7月16日の新潟県中越沖地震がありますが。
私の地域では2001年3月24日の芸予地震を被災しました。
地震規模(マグニチュード)6.7震度は6弱を計測されました。
当時私は即時会社より呼び出しがあり約一ヶ月間は復旧作業に奮闘した覚えがあります。
地震というのは「体感」してしまうと微震にも反応してしまうぐらいの恐怖感があります。
そのために家をいかに丈夫に造るかと言うのは必須として大切なコンセプトのひとつだと感じました。

緊急地震速報配信が10月1日から始まります。
数秒前の「警報」ではありますが、実際に地震が来てから
の反応とは違い少しでも「気持ちの準備」といった時間が持てるのではないでしょうか。

家においても耐震性能は当たり前として
プランニングにおいてリビング周辺に即時避難出来るスペースが必要に感じるときがあります。
リビングやダイニングは使い勝手上一般的に大空間になるようプランニングされます。
ですが耐震の事を考えれば大空間よりも狭い空間の方が強度があるのです。

「地震が来たらトイレに逃げ込め」

これは柱や梁の密度が高いと想定される為なのですが
もし地震により地盤が揺れ家がねじれを起こすと、トイレの扉が開かなくなることが想定されます。
もし逃げ込むならトイレの扉は開きっぱなしにしましょう。

逆にこれを想定してプランニングした場合はどうでしょう。





リビングやダイニングからアクセスのしやすさ
その場所からの避難のしやすさ
こういった一見無駄なスペースに見える場所でも
役目を持たせて設計をすると意味が出てくると思います。

実際この場所は通常時はPCラック等あり
各部屋からのアクセスのしやすさを含め
この家の情報交差点的なスペースとなっております。

関係リンク
気象庁 緊急地震速報について



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古民家にある住空間の良さと不便さ

広島市安佐北区にある
「からっぽ」にいってまいりました。
古民家を喫茶店や工房として使用されています。
こういった古民家利用は色々とされていますが
とても特徴の考えられた本来の民家の良さを
しっかりと守ったスタイルをされていました。

karappo01.jpg
karappo02.jpg
karappo03.jpg

こちらにはこの空間を
ここに集まる人達同士と感じに来る方々が
後を絶たないようです。
「どこか懐かしく落ち着く」
「自分を自由にその場所に置いておける」
ここを訪れる方々達は
そんな私の感想と同じ感じがするのでしょうか・・・

karappo04.jpg

時間のゆっくりと流れる縁側の空間
長く迫り出した軒下
開放性の良い室内空間
風を呼び込む庭先

どれも現在の街中でこの空間を作ることは
なかなか難しいと思われます。
ですが条件など変換を行えば出来る事も考えられます。
重要なのはこの空間を感じて生活が出来ること
なのかもしれません。

karappo05.jpg
とても広く和みのあるスペースです。
よくこういったダイニングが落ち着くからいいねと言われますね。
このようなダイニングをプランすることは簡単なのですが
一番大切なのはこのダイニングが何に繋がっているか
だと私は思っています。
こちらの場合ダイニング→土間→縁側→外と
開け放しの壁はないのですが何層にもわたる
フィルターが掛かっています。
ここに座って何が見えるか
ここに座って何を感じれるか
それが和む理由なのではないでしょうか。
karappo06.jpg

私が訪れた日にはジャズ&ボサノバコンサートを
されていました。
この空間で色々な楽しみを生み出せる
そんなここの方々達の想像に共感を覚えてしまいました。


こんなとても素敵な空間も
逆に言えば悪い面もあります。
家内部が大きな空間であり
こういった住宅は日本の湿度の高い夏を乗り切るために
断熱性も少なく暖房の大変さは住んでみないと解らないと
思われます。
また専門職の要するメンテナンスの難しさも挙げられます。

日本にくらす為に特化されたこの民家のスタイルは
日中に家に居ない核家族にとっては非常に厳しく
逆にその土地にしっかりと根を落ち着け
暮らしていく本来の人の生活を取り戻せる
そんなライフスタイルを望む人には
これ以上にない究極の住宅かもしれません

そんな事を感じさせて頂いた「からっぽ」も
現在後に続いてこの建物を変わって管理してくれる方を
募集しております。
ご興味のある方はこちらの方まで御一報ください。


家のための風

家に「風」はどのような役目を果たすのでしょうか。
少し簡単に考えてみたいと思います。

室内に風を取り込むとどうなるか考えてみます。

・室内の汚れた空気を入れ替えてくれます。
・夏のように熱い環境での自然冷房(パッシブクーリング)になります。
・風があれば湿気も抑えることができます。

以上のことが一般的な効果です。
ただこう書いてしまいますとなにやら味家のない要素に感じてしまいます。
では少し書き方を変えてみますね。

真夏の夕飯時、おかあさんが料理の支度をしています。 オープンなキッチンからは湯気がモクモクと立ち上りレンジフードが吸い上げています。
リビングのテーブルでは子供さん達が明日の宿題をせっせとこなしています。
おとうさんはテレビの前で新聞を広げ仕事での疲れに一息いれています。
各家電製品からは熱気が出ています。

さて貴方ならこんなときは

・エアコンのスイッチON
・窓を開けて夕暮れ時の風を取り込んでみる

どちらでしょうか?
窓を開けても大した風も入らないからここはエアコンで・・・」
という答えが見えてきそうですね。
しかしこれでは住めば住むほどエネルギーを使う上に
その部屋に居るためにまたエネルギーを使うことになってしまいます。
風特有の健康的な気持ちよさも感じることは出来ません。

実は風というのはちゃんと考えてやれば
通常よりたくさんの風を取り込むことができます。

次回はどうしたら風が起こるか考えてみたいと思います。家発想夢発送 -Concept of happy house-:BlogRankingに投票

軒下の風鈴

この時期昔は涼風甘美の為に「風鈴」を用意したものです。

軒下をぬける風が風鈴をなでて音が「ちりん」としただけで涼しく感じる。

とても風流な暮らしだと感じます。

 

家の部屋に風鈴の音が聞こえて来るには

もちろんのことではありますが部屋は風のそよぐ外と開け放しでないといけません。

今のように外と中とを完全に区切って生活するようになったのは、ここ最近のことなんでしょうね。

 

家族でのんびり過ごす時ぐらいは外に出れてもいいのではないでしょうか?

夜長をのんびり楽しむ時には外に出れてもいいのではないでしょうか?

家は部屋と外を分けるためにあるわけでもありません。

家の中に外を作ることも部屋を外にしてしまうことも出来ると思います。

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日本の湿気

そろそろ梅雨も明け始めましたね。

26日付けで気象庁では四国・ 九州の梅雨明けが発表されていますね。

じんわりと少し遅めの真夏日の予感です。

日本のこの時期の気候の特徴に「湿気」がありますね。

昔から日本で「木の家」の姿が多く見られたのにはこの湿気の為とも言われています。

木には調湿効果があり、大変重宝されてきました。

要は木が湿気を吸ったり吐いたりして周囲の環境をコントロールしてくれるためです。

しかし最近では「高気密高断熱」の合い言葉に木の呼吸を止める風潮すらあります。

そこで外壁の内部に湿気がこもらないように壁内換気も考えられるようになりました。

高断熱化すると外の気温と家の中の気温の差で生まれてしまい結露の原因にもなりますね。

住む人に便利な家造りばかり考えていくと問題はあちこちに出てきます。

環境や周囲の条件に合わせて設計も考えていきたいと思います。

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どうして家は色々な形があるの?

家というのは非常に微妙な建物です。
何故かといいますと
同じ条件の敷地はまず存在しないからです。

・土地の広さ
・土地の形状
・地域の気候
・周囲の土地
・周囲の建物の大きさ
・周囲の建物の位置と高さ
・土地の地盤の強さ
・隣接する道路の広さと高さ
・方位
・法的土地条件
・通風
・採光

敷地条件 

挙げれば切りがありませんね。

お隣さんとも違う条件になりますね。
同じ条件の敷地は世界に2つとは無いことになりますね。
と言うことは家も同じものが建つことは
できないと言うことになりますね。
家は車の様に大量生産することが難しいといえます。
その分しっかりと話し合って考える事で
より良い家が出来ると思います。
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トラブルに強いということ

日曜日から会社のPCがトラブリっぱなしで
建築士会中四国ブロック大会のリハにも
参加出来ず、皆様に迷惑をかけっぱなしです。

今日はとある住宅の外壁回改修のお話があり
お家を見させて頂きました。
非常にクラック(亀裂)もほとんど無く
サッシ等の廻り部分をトントンとしても
浮きもなく丁寧なお仕事のお家でした。
ただ表面はかなり浸食を受けているご様子で
吹き替えを考えたいとのことでした。

外壁のトラブルと言えば
家の殆どのトラブルは私は
水に関係することが多いと思っています。

・雨漏り
・湿気によるカビ
・水廻り(キッチン等の設備)の故障
・排水給水の故障
・きりがありませんね・・・

しかも水道は隠れているため改修にコストが必要になってきますね。
トラブルに強い家=水管理のしっかりした家=丁寧な仕事をした家
と言えるのではないでしょうか。
丁寧なお仕事には時間もコストも掛かるかもしれません
ただ、通常お客様が指定できるものでもありませんね。
そこが大切と私はおもうのですが・・・。家発想夢発送 -Concept of happy house-:BlogRankingに投票

豊かな生活を送る家

「旅に出たい」って思ったりしませんか。それは日常のあまりの変化の無さに自分から求めている訳ですよね。旅で色々なことに出会い色々な事を発見する。そんな感じたことや想い出が豊かな生活の糧になるのではと僕は思います。ではどうでしょう、想い出や色々な事を感じることの出来る家に住んでみては。c-01

お部屋の温度を例にあげて書いてみます。
季節により温度変化の大きな日本での今の主流は高気密高断熱の家。簡単に書くと「外の環境に影響されにくい家」ということになります。年中エアコンで微妙な調節が出来ます。確かにスイッチ一つで快適生活です。でも、本当にそれが本当に快適な生活なんでしょうか。僕の考える家は「外の環境に影響される家」もっと言えば「外の環境が良いときには取り入れ、外の環境が厳しい時には守ってくれる家」。旅をしている時のように「今日の空はきれいだなー」とか、「今日の風は冷たいな」とか感じられる家。その為には感じて住んでいる人が自分に合った環境に調節出来る家と言うのが僕の考える家なんです。

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僕の思う家の考え方

空は時事曲折、それぞれの色に染まります。
雲が出て雨も降れば夕焼けで真っ赤にもなり
夜になれば星空が見えて来ます。
自然に表情を変えて眺めても飽きない空。
そんな事を大切に家造りに取り組みたいと思います。

家は何十年とあなたとあなたの大切な人を守る空間です。
あなたとあなたの大切な人を感じつつ
一緒になって考えられる設計士になりたいと思います。
そんな僕の想いを断片的に綴ったのがこのブログです。家発想夢発送 -Concept of happy house-:BlogRankingに投票

こちらに僕の感じた空達の写真達があります。もしよろしければ
クリックで行ってみてください。

MONO-EYE