« 呉にあるすばらしい住宅を大切にしたい | メイン | アスベストは住む人には影響ないですよ »

July 10, 2005

俊山荘 広島県呉市

BlogMapSPACE PHOTO-建築見聞録

R0016215

呉の山の中腹に埋もれるように建つ「俊山荘」
金谷さんという石鹸屋さんの別荘として建てられ、
昭和8年暮れから約1年間、高松宮両殿下が滞在されたそうです。
日本庭園を誂え南には呉湾の軍港を見渡すことの出来た
すばらしい眺望の立地条件でした。
昭和の香りを感じられるすばらしい建物です。
その香りのする部分的な質感をメインに
本当に一部ですが紹介させて頂こうと思います。

R0016291

玄関前に立つ「高松宮」の名の彫られた石碑

R0016287
今となっては廃屋になっているこの邸宅のすばらしかったであろう和室
木にはまだ生がみなぎっているのがよくわかるR0016233

建具の越しの眺望がとても落ち着く
障子と縁側の向こうにある
建具との重ね合わせのデザインが絶妙
向こうには呉湾が望まれる

R0016271
和室廻りの建具全てにに配される金物
繊細で手触りのしっくりとくる
R0016270

決して派手ではない緩やかな曲線を描く欄間から漏れる光りは
天井に流れる絵になる

R0016288

天然の杉による床柱
触ってみるとすばらしさが伝わってくる
極めが細かく光沢が肌を流れます
こういった物は今では出会えないものです

R0016290

欄間部に入るガラスのテクスチャー

R0016246

トイレ前の洗面台
家の各部にもしっかりと
雰囲気が伝わっています

R0016247
家の中心の暗い釜場に落ちる光りR0016250

R0016253

家の奥に配置される洋室
部屋に入った瞬間ため息が出てしまう
深みのある木の色、高い天井としっかりした床
どれをとってもすごい
右手の壁には奥の蔵に続く勝手戸
なんだか掃除をしたくなってしまう。
R0016256

洋室天井の作り込み
すごみのある格天井には桜が

R0016257

広い広いの邸宅を歩いているだけで色々な風景が流れていく
発見があり気持ちの残るこのすばらしい邸宅を保存できる方法が
何か無いのだろうかと考えてしまいました。

家発想夢発送 -Concept of happy house-:BlogRankingに投票

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.yuujinsha.com/MT/mt-tb.cgi/128

コメント

結婚して2年ほど、築60年?以上?の平屋を、物置に使われていたのですが、そこを格安で借りて(風呂無し)、暮らしていたことを思い出しました。今はもう取り壊されて、新しい住宅が建っています。

写真からは、ちょっと、重い空気を感じるけど、
そうですね、
残したいですよね、こういう建物は。残したい。懐古趣味とは違う意味でも。

■moju3さん
いらしゃいませーmoju3さん
実は同じようなことを考えてたりしてます。
モノを作るって事はNEWだけでなくUPDATEだったりREPAIRだったりどれもみんな僕にとってはMAKEです。
その為にいろいろ力がいることを知りました。
だから余計に「思い出」大切です。

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)