谷口吉生の東京国立博物館-法隆寺宝物館-
東京建物散策物語
一日目のもう一つの大きな目的地
東京国立博物館の中にある法隆寺宝物館
シンプル=薄い建築とするなら
僕が今まで見た建築の中では
一番印象的な建築物でした

エントランスへのアプローチ
玄関というのは家に入る門であるとともに
顔になるんですよね。
人はみんなそんな顔から入っていくんですよね。


広がる空間をどのように仕切りって
どのように見せるか本当に難問です。
ここにはそんな難問の答えがあります。



東京国立博物館
法隆寺宝物館
〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
設計:谷口吉生


















コメント
うわあ、これはまた美しい建物ですねえ。
国土の狭い日本では、
近代建築は余分な空間を「無駄」として
「とにかく詰め込め!」的な傾向がありましたが
最初にそれを打破したのが新宿のNSビルだったように思います。
あれから他の大規模建築もこぞって地階から天井までつながる
巨大な吹き抜けを採用するようになった気がしますねえ。
もちろんNSビル以前は日本に超高層ビルの数が絶対的に少なかったから
いろいろ試す機会もなかった、ってのもあるんでしょうけどねっ。
階ごとの天井高もだいぶ高くなってきて
池袋のサンシャインビル('78年)と東京都庁第一本庁舎(ツノ?が2本ある方、'91年)は
高さはほぼ同じ(約240m)なのに
かたや60階建て、もう一方は48階建てだそうです。
もちろんそれと、この宝物館の空間を同義に考えるのは
無理があるかなと我ながら思いますが(笑)
水平垂直を強調した毅然とした美しさにおいて、
この建築は空間構成で大成功してますね〜。
ファサードの庇を支えている柱は法隆寺中門を模して作られたのかしら?
中門は柱5本ですが。
Posted by: しのぶ | August 26, 2005 9:42 PM
■しのぶさん
こんばんはです〜。しのぶさん。
そうですよね。階高や吹き抜けの話も含め人の生活は何処までも建築の中に機能や魅力を詰め込んで行き続けるんですよね。
少なくとも利用する人にとっては
自分に便利で必要な物がウレシイにきまっているんですよね。
少し的はずれかもしれませんが
その度に人は建物の中に閉じこめられるように感じる時があります。だから、建築って建物ではない部分も使う人も含めて建築なんですよ。でも、やっぱり建物は、内容に大半を求められ評価されやすいんですよね。当たり前のことだけど。
法隆寺宝物館
とっても同感です。
薄いフィンが奥に潜む立方体の重さを完全に消しちゃってます。水盤も建物を浮かし人のアプローチをそう見えるように誘導しています。凄いですね。
Posted by: ろくろー | August 27, 2005 2:19 AM