
祇園祭りのあった週末に京都へ行って来ました。 7月下旬の京都は本当に蒸し暑く街を歩いてもじりじりと汗が滲んできます。 
 写真は嵐山にある天龍寺の大方丈です。そんな京都の建物の「涼」の取り方を見せていただきました。 

 建物で風を影を作る工夫がありました。
 涼しい場所があれば皆さんが自然と集まり休んでおられます。
 大きく高い屋根で覆われた建物の中には影で暖まっていない空気があります。
 建物の外には日射で照らされた熱い空気があります。
 その温度差がこの縁側でつながり風になります。
 建物だけではなく周りにも揺れながら流れる水や葉を揺らす風を感じるような見事な庭があります。
 「温度・湿度」という数字の快適の求め方よりもっと感覚的な物が必要じゃないかなと思わされます。


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