感じて楽しみ馴染む安心キッチン

家に暮らしていて人同士が自然に集まる様な事とは何でしょうか?

優人舎一級建築士事務所の目指す「優しい人になれる家」は暮らしていてほんの少しの事でも感じることが出来る感覚も一つの大きなテーマです。

例えばキッチンで言えばついつい「機能」であったり「収納性」であったり、
機能を考えてしまいますが、私の考えるキッチンはそれに併せてもう一つ大切な事があります。
キッチンは家事の城と言われますがそれは、一家の一番大切な導線を司っているからです。
一日でキッチンに立つ時間というのは案外長いと思いませんか?

食後の後かたづけをしながら洗濯物を回してみたり

家族の帰宅を待ちながら料理の支度をしていたり

冷蔵庫の中身を確認しながら買い出しの物を考えてみたり

ゲストが来る時間を気にしながら準備をしていたり

人それぞれのキッチンでの暮らし方があると思います。
風の回る家では、片付け上手な奥さんに外の風景を見て頂きながら
家事が出来るスペースをご提案させて頂きました。

キッチンといえば一般的に1Fのリビングの側の奥に有るイメージです。
2Fにプランニングされたキッチンで河に向い「物見台」をイメージしてプランニングしています。
ちょくちょく目の前の電線に小鳥たちが羽休めに来る姿を眺めたり。
角度を少し変えてみると離れた大通りの道の車が見えてみたり
その向こうに電車の走り去る風景も見えます。
風景は北面になるため夕方になると夕陽に当たる街並みが赤く染まり
正面には山並みが見え、天気の変わって来る様が見えてきます。
そんなキッチンの配置と窓の位置を考えてみました。

「今日は道が混んでるね」

「向こうの雲行きがあやしいな雨が降ってくるかも」

「そろそろ夕方になってきちゃったね」

そんな、廻りで有ることを遮断するのでなく だからといって注意深く見るでもなく
自然に感じながら暮らして欲しい為のプランニングです。
自然と感じれば色々な事が解って来るようになり
それは気持ちの安心に繋がると思っています。
生活のゆとりというのはもっともっと自由に色々な物を
感じながら暮らせる事ではないかなと思います。

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