森の中で本を読む図書館

広島市立中央図書館

2026年4月に広島駅前エールエールHIROSHIMAに移転リニューアルオープンした広島市立中央図書館

本の森

一歩足を踏み入れて直感したのは、ここがよくある「本の収納庫」ではなく、都市の中で「森の中で本を読むような図書館」というコンセプトを感じました。ビルの8から10階の3フロアを世代層や目的層で重ね自由に歩き回れる行き止まりのない道で繋げられていました。

広島市立中央図書館-8F

8Fはこどもと青少年のフロア

図書棚は子供乗せの高さに併せてあり大人の私にはも通しの良い空間。
天井の照明が揺れていたり曲線のゆとり感が低木のある丘でのハイキングコースの様です。

様々な居場所

森の中でいろいろな切り株に座って読むみたいに図書棚の中に組み込まれた机や椅子たちがあります。書棚の並びには、完全に囲われたお一人様用の読書・学習ブースや、本棚の間に埋め込まれたようなアルコーブ型のベンチが点在する。これらは、森の中で自分だけのお気に入りの木陰(コブ)を見つけるような感覚に近い。他者の気配を感じつつも、自分の世界に没頭できる絶妙なスケール感だ。

知る場所

9階 広島を知るフロア

館内には「広島市郷土資料館サライト」のように、地域の記憶を視覚的に伝えるフォトウォールも組み込まれていました。本とは違い知識を知る手前で興味を伝える空間。

本の森林浴

この図書館は、ただ本を借りる場所ではなく、散歩しながら本を探す様な体験になるよう計画されていて歩いていてとても楽しい。直線の規律から解放された曲線の書棚に沿って歩を進めるたび、新しい本、そして新しい「居心地」に出会うことができるんです。
建築が人々の「過ごし方」を優しく肯定してくれる、実に見事な現代の「本の森」でした。

撮影許可用腕章


今回は事務所に撮影許可と腕章を頂き撮影させていたきました。ありがとうございました。

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