敷地から考える – 風の回る家N邸(プライング第1回)

風の回る家について色々考えたことをまとめていきたいと思います。
敷地は広島県広島市安芸区矢野にある河口付近の鋭角なほぼ二等辺三角形な敷地です。

敷地の気候の特徴

中国地方の山陽地域に位置し
海沿いの配置な為温暖で非常に住みやすい地域であると思います。

瀬戸内海地方特有の、梅雨時期の集中継続豪雨は河川の動向を
気にする必要もあります。
床下浸水等の被害は過去多くは有りませんが、昨今の異常気象の事もあり
前例を元に考えるのは非常に危険なため
出来れば現状地盤よりなるべく高い位置に建物を上げていきたい所です。
河口近くということもあり吹き抜けてくる台風時には強風の恐れもあります。

川向こうには 陸上自衛隊海田市駐屯地があり夏場には花火が上がります。
できればそんなイベントもより楽しめる暮らしを提供できないかとプランニングの
材料の一つとしています。

西側は開けており非常に西日が大量に当たりそうなため、西面への窓の取り方には十分気を遣いたいと感じました。

敷地の東・南側は平屋建てや2階建ての背の低い住宅等が建ち並び
北面に道路と河川があります。
数回この敷地に足を運び色々見ていると、風の気持ちの良い場所が数点見えてきました。

敷地の「三角形」という形状は周囲の「四角形」の住宅とは、全く違う魅力的な配置になると
予感しながら、周囲の建物を観察しつつプレンニングに取り入れていきます。

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